放牧子育てで育つは過保護/過干渉育児では育ちにくい『選び取る力(決定力)』

こどもの発達と個性を活かしバイリンガルを育てるグローバル子育て、林智代乃です。

先日、
【見守る】とか【放任】とか、【過干渉】とか【過保護】とかそのあたりが曖昧でよくわからなくなるのでまとめてくださるとありがたいです。


といったメッセージを頂きました。

メッセージを下さった方、本当にありがとうございます!

『言葉』って、各々の意味合いはなんとなく分かるものの『それらにおいての決定的な違い』ってなんだろう…みたいに悩んだり、立ち止まってしまう事、ありますよね^^

さて、今回のリクエストは
より良くこどもが伸びていく関わり方は、どんなスタンスでの関わりなのだろうか。


…という思いが根っこにあっての『見守る』『放任』『過保護』『過干渉』の違いの再確認なのかなと思います^^

…という事で今回は、各々の言葉の意味の違いを
・こどもの個性/特性/発達 という角度から
・英語習得という角度から
・これからの時代に求められる『グローバル力』という角度から


お伝えしていけたらと思います^^

『見守る』『放任』『過保護』『過干渉』各々の言葉の意味


それでは、この4つの言葉の意味について各々をみていきたいと思います。

先ずは『見守る』と『放任』の違いから。

多分、ご質問をお送り下さった方は、「『見守る』と『放任』は同じ?それとも違う?」みたいなところで先ず悩まれたのかなぁ…と思います^^

文字そして言葉の捉え方は色々ですものね!

私は
【見守る】
 →信頼と尊重から生まれるスタイル。
 『こどもに関心を向ける=こどもを「見る」』をしていく中で必要に応じてサポートをする関わり。
 『関心を向けてもらえている』という安心感をこどもは抱き、そしてそれにより生まれる『想いなどが共有できている』という満足感から、こどもは色々とチャレンジしたり好奇心をどんどん育んでいく事ができる


ものと捉えています。

では『放任』ですが、
【放任】
 ①→『任』せて『放』つと書いて『放任』。
  こども自身に考え選択していってもらい過ごしていく。
  『見守り』と同じようなスタンス。
 ②→責『任』を『放』すと書いて『放任』。
  受け取り手(こども)に対して無関心な関わり。
  『関心を示してもらえていない=不安』という方程式がこどもの中に立ち易い。


という2つの意味の捉え方が存在するように感じています。

多分、ご質問下さった方もこの辺りで分からなくなられてしまったのかも知れませんね^^

便宜上子育てスタイルを表す言葉を使う必要がある時もあるかも知れませんが、大事なことは『言葉に縛られず、自分がしたい関わり方・スタイルを選んだり作り上げていく』事だと私は考えています。

ですので、『放任』の言葉の捉え方や使い方は『自身が捉えたい/使いたい意味』で使う…でいいと感じています^^

ちなみに我が家の子育てスタイルについてはよく、『見守る』でも『放任』でもなく
放牧スタイル


と表し伝えさせて頂いています。

もうこの時点で、先に出てきたどれでもないですよね。笑

私自身が『こう関わっていきたいなぁ…』と考える関わり方のイメージが正に『放牧』なので、このワードを使っている感じです。

次に『過保護』と『過干渉』の違いを見ていきたいと思います^^

私の捉える『過保護』は、
【過保護】
→『保護』し『過』ぎると書いて『過保護』。
 『保護=面倒』を必要以上に見過ぎてしまう事。
 また、『保護する』は『心地よさ=快の感情を保とう』とする事にも繋がり、快の感情を得られる瞬間を『与え過ぎてしまう/優先し過ぎてしまう』関わりをしてしまう事も過保護の1つ


だと捉えています。

『過保護』は、おうちの方が必要以上に『こどもの望みをこどもに代わって自分が叶えてあげよう』と思い過ぎてしまうような感じですね。

そして『過干渉』は、
【過干渉】
→『干渉』し『過』ぎると書いて『過干渉』。
 『干渉』とは、他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすることを意味する語。
 こどもが関わる物事に立ち入り、親の意思に従わせようと関わってしまうスタイルでこどもの『考え』や『意思』に耳を傾けられなくなってしまうスタイル・こどもを一人の人間として捉え辛くなってしまっているスタイル


だと捉えています。

『過干渉』は、『おうちの方側にある望みをおうちの方がこどもに叶えさせよう』としてしまうような感じですね。

『過保護』や『過干渉』は共に、
最終決定が『こどもの意志』によるものではない為、受け手のこどもは『自分は信頼されていないのだ』と感じ、自分を信頼できなくなる(自分に自信がなくなる)ので、物事に対して挑戦し辛くなってしまう


様子をこどもが見せるようになり易いです。

ただこの『過保護』も『過干渉』もおうちの人にはもちろん悪気がある訳ではなく、おうちの方側にある『不安』がそうさせてしまっているもの。

その為、『過保護』や『過干渉』スタイルになってしまっていた場合、「このスタイルを変えよう!」とするのではなく、それが生まれてしまっている原因となる『不安』の根っことなるもの捉え方を整えていく事がポイントだと考えています。

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子育て時間を通して子どもに育みたいものの照準合わせたが大切


先にも書かせて頂きましたが、このご質問を下さった方はきっと『こどもとの関わり方』を改めて考えられていった際に、『見守り』『放任』『過保護』『過干渉』の言葉の違いが気になられてしまったのだと思います^^

各々の言葉の捉え方から改めて考えられるって、本当に素敵だなぁ…と感じます。

さて、そんな『こどもとの関わり方』。

この部分を考える際、
『どう関わるか』よりも『どんな風になって欲しいのか』を先に考えられ、その上で『どう関わるか』を考えていく


というのがポイントだと感じています。

これ、一見すると当たり前な事を言っているような感じがすると思うのですが、意外とこの順番が逆になってしまっている事も少なかったりします。

では、『どんな風になってい欲しいのか』という部分ですが、これは『=これからの時代に求められる姿』とも言えるのではないかな…と感じます。

これからの時代は今までのブログ記事でもお伝えさせて頂いていますが、
・個性を活かす時代
・個性を活かす時代だからこそ『自分を知る』事が大事
・自分を知る事をしながら『自分軸を持つ』事が大事
・自分の軸を持ちながら『自分の人生を自分でデザインしていく』力が大事
・自分を知る事は人との関わりにより生まれるからこそ『多様な価値観を楽しむ』心が大切
・多様性を楽しむという事は主観のみでジャッジしない事だからこそ『相手ありきの中での主体性』を持つ事が大事
・相手ありきの中の主体性は『自分で選び取る力』に繋がるもの
・益々進むVUCA時代では自分で選び取るという『自分で思考し答えのない問いに対して決断する力』が必要


などといった姿がこれからの時代は求められていきます。

これらを見ても改めて感じられると思いますが、
これからの時代は、暗記や受け身のテストを通して生まれる偏差値などで測られるそれではなく『その人らしさ(その子その子が持つキャラクター)』が武器になる時代、そしてそれを武器にしていく自己表現力が鍵


になっていくのです。

だからこそ、
『自分が何をしたいのか』
『自分が何をやりたいのか』
『どんな大人になりたいのか』
これらをこども自身が考えられる、『自分で決める力(決断力)・自分で自分の事を選択できる力』となる『考えられる時間』を『安心感』ある空間の中で育んでいく事が大切


になっていきます。

ここがこどもとの関わり方を考えていく際の『照準合わせ』となる部分。

そう考えた時、よりこどもが『自分で選択し決断する機会』が多い関わり方は『見守り』なのか(『放任』の意味をどちらで捉えるかにもよりますが)『放任』なのか、『過保護』なのか『過干渉』なのか…となる訳です^^

放牧スタイルの子育てとは、どんな関わり方?!


先に我が家のこどもとの関わりスタイルは『放牧スタイル』と書かせて頂きました。

『放牧スタイル』というのは、
こどもを信頼・尊重し、こども自身に考え選択してもらう中で必要に応じてサポートをしていくスタイル


といった感じです。

これ、『見守る』や『(見守るに近い)放任』と似たもの。

それなのにどうして、『見守る』というワードでもなく『(見守るに近い)放任』というワードではなく『放牧』というワードを選ぶのかと言えば、
『こども自身に考え選択してもらう=なんでもOKな自由』とは違い、ルールなどがある中でそのルール等を活かしたりと限られた環境の中で思考しながら過ごしてもらうというスタイルは、柵で囲ったとっても広い牧場で自分なりの過ごし方をしてもらうのととっても似ている


と感じているからですね。

因みにこの『とっても広い』というところが実は1番のポイント。

『とっても広い』から親としての必要に応じてのサポートもすぐに出すのではなく、しっかりタイミングを見計らって(『待つ』をして)している感じです。

そういった形で関わっているのも、失敗経験やもがく経験を含めて色々な経験をしていってもらう事で育つ『視点』・『多角的視点』というものがあるから。

というのも先にも書かせて頂いている部分にリンクしますが、
視点を1つでも多く知れた分人は

✔︎主観でジャッジをしなくなり多様を楽しめるようになる
✔︎しなやかな心(レジリエンス)が育まれていく


からですね。

このように子育てスタイルについて書いていくと「我が家はどのスタイルなのだろう?」と分からなくなられる方もいらっしゃるかも知れません。

その時の判断の鍵…というとあれですが、我が子から「なんでもいい。」「どっちでもいい。」「分からないから決めて!」と聞く事があるか否か…を振り返られてみて下さい^^

もちろん、「ごくたまにそんな回答がある…」というのはあっても全然OK!

ただそれが「割とよく耳にするかも…」な場合、『よりこどもからの考えを聞ける機会を増やす』事が出来た方がやっぱり鍵になってくるので、その場合は「お子さんとの関わりにまだまだ伸び代がありそう!」という感じではありますね^^

放牧スタイルでのこどもとの関わりが英語習得も伸ばし易い


さて、ここから少し別の角度からのお話。

英語ある子育てをしていく中で
実は放牧スタイルでのこどもとの関わりは、こどもの英語力を伸ばしていき易い


のです。

一見『放牧スタイルの関わり』と『英語力』は関係ないように見えますが、
放牧スタイルで大切にされる『子供の主体性』が英語力の伸びに大きく関係してくる


のです。

よく『小さな時に英語が出来ても後から抜かされる事はよくある』と言いますが、正にこの差は学び取る側の『主体性』の強さで出来てしまいます。

今、どうしても英語ある子育ての成功例は『小さな時に成果が出ている』といった部分のようになってしまっているのが現状。

ですが実際はそうではなく、小さな時にあまり成果や効果がみられなくても『主体性』さえしっかり育っていけば簡単に後から追い上げていく事は全然可能なのです。

そう、小さな時の成果・効果は『英語ができている』という英語面での安心ではなく、『主体性が育っている』という安心面を持って過ごしていく事が大事なのです。

『主体性』が育つと、どんどん「これをやってみたい!」「これに挑戦してみよう!」「自分だったらどうしたらいいのだろうか?」などと考えた先にあっという間に『英語』に繋がっていきます。

今は、私たちのこども時代に比べて英語との距離はもの凄く近いですからね!

そうやって『主体性』持って『英語』に近づいていくと
言語は『どれだけ自分に関係があるものなのか』『どれだけ自分の興味との距離感が近いのか』が習得し易さのポイントになってくるので習得も早くなっていく


のです^^

これからの時代に求められる『グローバル力』。

グローバル力とは英語力を含めた総合的な人間力を意味しますが、その総合的な人間力の部分がぐんぐんと育っていく関わりは、『こどもが考える』『こどもが選択をする』時間がある関わり。

あえて関わり方で言えば『見守り』や『(見守りに近い意味の)放任』となりますが、言葉に捉われず『大切にしたい関わり』という軸を持ってお子さんと接してもらえたら…と思います^^


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