こどもの周りからの影響による言葉遣いやお友達付き合いが気になったら

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

幼稚園時代に引き続き、相変わらず毎日外遊びに元気いっぱいな娘。

唯一変わったとすれば、いつも一緒だった外遊びも完全にこどもだけになった事。

こどもだけの時間、こどもの世界はどんどん広がっていくなぁ…と感じる今日この頃です^^

そんな風にこどもの成長と共に広がっていく「こども同士」の時間。

そこに関しての悩みや不安も出てくるのが、やはり「親」ですよね。

先日頂きましたお悩みもそういったものでしたね。

※掲載の許可を頂いております。
長男は年長になってから周囲のお友達の影響もあってか家では教えない言葉を覚えてきています。(具体的にはバカとかコイツ…)
親としては言ってほしくない言葉です。
意味をわかっているか不明ですが、相手を嫌な気持ちにさせることを言ってはいけないよと伝えています。

お友達関係についてあれこれ言いたくはないし、こらから色々な人と関わる中でキレイではない言葉と出会う機会は多くなると思います。

それを使わないようにしたい場合はどのように本人に教えていけばいいのでしょうか?

いじめに発展しないかとても心配です。

また、親としてあまり付き合ってほしくないお友達との関わりについてもお聞きしたいです💦
(今タイムリーで悩んでおります😵)

先生のご意見をいただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。


こどもは「仲間意識」からお友だちの真似をしてしまうもの


おうちで言葉遣いに気を付けて接していても、こどもたちが成長と共に過ごしていく中で、お友だちやテレビを通して色々な言葉に触れてしまうもの。

こどもは言葉の意味をよく分からず、『お友だちがつかっているから』といった理由から使い始めてしまうんですよね。

3歳くらいまでは、『自己中心的』な遊び方が目立つ時期ですがが、4歳を過ぎるあたりから段々と自分中心の世界から『仲間意識』が芽生え始め、遊び方にも変化が出始めます。

その変化に伴い、『お友だちの真似』が始まってくるんですよね。

「テレビ」であれば「憧れ」からの真似がありますね。

どれも成長過程においては大切な事。

この部分に関しては、『「ダメ!」と伝えるのではなく、活かしていくと良い』という事について、以下のブログ記事にまとめています。


とはいえ、「好ましくない言葉」は使わないで欲しいものですよね。

こどもが周りから影響を受けた言葉遣いをしたら


我が子が好ましくな言葉を使った場合、こちらのママさんのように

相手を嫌な気持ちにさせることを言ってはいけないよ


と伝える事はやはり大事ですね!

とはいえ、こどもは「悪い言葉」として認識していない事も多々。

少し遠回りな感じがするかも知れませんが、『言葉』について話しを積む事も大切だったりします。

我が家ではよく、

言葉にはその人の心が表れるんだよ


といった話をしています。

・本当に相手を大切に思っているのであればお互いが気持ちよくいられる言葉を使おう!
・素敵と感じない言葉を使っていると、折角持っている素敵な心が曇って見え辛くなってしまうんだよ


といった事を伝えている感じです。

こどもに言葉について話せるチャンスと思おう!


娘が小さな頃から(周りから影響を受け始める前から)、『言葉遣い』に関して小さく積んでいた我が家。

外を歩いていても、公園で遊んでいてもやはり色々な言葉が飛び交うんですよね。

なので、本当に小さく小さく積んでいたのが『言葉には心が表れる』という事。

でも、小さな時はそこまでピンとこないので、

「コイツ」や「おまえ」「うざい」「マジ」などの好ましくない言葉を『怖い言葉』として伝えていた


時期がありました。

脅しているとは違く、「聞いた人が悲しい気持ちになる怖い言葉」としてといった感じです。

さて、そういった言葉遣いをする子を避けることが出来ないのが実際。

我が家の場合、娘が3歳の頃から幼稚園時代、毎日のようによくよく遊んでくれていた女の子たちは娘に対しては優しくするも正直お友だち同士の口の利き方はよくなかったです^^;
(今は中学生なので、あまり遊びませんが。)

ですが幸い、全くそういった言葉を真似する事もなく、寧ろ「私は使わない」といったスタンスで今のところまで過ごせている娘です。

…というのも「好ましくない言葉」に出会う度に、

・【例えばテレビ等を通して耳にした場合】
 今の言葉は別の言葉に置き換えていった方がよいね。
 どんな言葉に置き換えたら、相手も聞いて心地よいかな?

・【お友だちが使っていた場合】
 (基本的にスルーをしていますが、こどもが立ち止まるような事があったら)
 お友だちの●●ちゃんとの時間は楽しかったね!
 ●●ちゃんは、みんなに優しくできる素敵な心があって良いよね!
 折角素敵な心があるのだから、「おまえ」を使っちゃうのだけは勿体なかったね。
 きっと今使っているだけで、小さな子には使わない優しさがあるから間違えちゃったのかな!
 今回は、そういった言葉を使うと周りの人が悲しい気持ちになる事を教えてもらえてラッキーと思おう!


などと話し合ったりしています。

こどもに毎回質問し伝えるのは
「大事な事はどうありたいか」


そしてこどもとの会話の後にほぼ必ず聞いているのが、

あなたはどうありたい?


といった話。

お友だちが使っているから真似して、人が悲しんだり嫌な気持ちになる言葉を使いたいのか、お友だちが使っていても自分は「人に優しくいたい」から、それは真似しないのか、あなたはどうありたい?


といった話を付け加えています。

そうすると、「自分はどうしたらよいのか」をこども自身が少しずつ考えていってくれるようになります。

我が家の娘は考え過ぎて「面倒臭い」というワードの「臭い」は聞いている人が嫌な気持ちになるだろうと、「面倒におう」というようになってしまった程ですが^^;

こどもの友達付き合いは、
普段からの言葉掛けで。


こどもが仲良くなりたい子や遊びたい子をこちらが決めるのは違うと思いつつも、気になるのが親心。

「お友だちから変な影響を受けて欲しくないなぁ…」というのは言葉遣い以外にもありますよね。

だからこそ日頃から積んでいきたいのが、

『素敵』『良いなぁ…』と人に対して見る目育て


なんですよね。

もちろん、我が子と比べるような言い方でなく、そしてお友だちの結果的な部分ではなく『過程』に近い『心』部分を見るような感じに『良いところ探し』をしながら、素敵な人の見つけ方をお手伝いするような感じです。

例えば、先日こちらに書いた「映画から学びに繋げるポイント」に書きましたような、『尊敬』を入り口にするような部分と同じですね。



このような関わりは、映画に限らず我が家は常に「人」と出会えばするようにしています。

言葉遣いにしても、お友だち付き合いにしても『正そう』とすると大変ですし、こどももスムーズに変化していってくれないもの。

『いかにこども自身に考えてもらうか』ここがポイントとなるんですよね。

すぐに変化は出にくいですが、『積み重ね』こそが本人の中に刻まれるものとなります。

そして『相手の気持ちを考えたり』『自分の考えを持ったり伝えたり』の積み重ねは、こういった機会を通してもたくさん積めます。

本当に日々『いかに積むか』。

これがポイントですね!

因みに、こどもが【お友だちの言動を真似る】という行動にあるプラスの状態そして対応の仕方を下記のブログ記事に書いています。

よかったら併せて読んで見てくださいね!

https://hayashichiyono.com/archives/9720/copy/

  
  

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