おうち英語なバイリンガル子育てだから知っておきたい、求められる英語力とこどもに育みたい力

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

以前のブログ記事にも書いていますが、私は

英語教育ではなく、『英語ある教育』


について日々お伝えしています。

『英語』と特別な括りにする必要はなく、

『英語』という1つの事にフォーカスを当てなくても、かけ流しなど少しでも英語に触れる機会がありこどもの諸々の発達を活かせば『学ぶ力(学びとる力)』も『英語力』もこどもの個性と共に伸ばしていける


ので、英語を特別「教育」しなくてもよいという考えです。

お仕事柄、英語業界で活躍されている方たちとご一緒する機会も多いですが、そういった方達の多くも「英語教育というワードがなくなればいいのに…」とよく口にしています。

便宜上「英語教育」というワードを使う事はありますが、私も同じ考えだったりします。

『英語教育』が存在する事で、「英語」にのみフォーカスが当たってしまい過ぎてしまうからなんですよね。

そう、「英語教育というワードがなくなれば良いのに…」というのは決して、「英語は習得しなくても良い」という事ではないです。

こどもへの英語教育や英語のあり方等は
常にブラッシュアップしてみていく必要アリ。


よく、『今までの英語教育は…』と今までの英語教育は見直した方が良いという言葉を見聞きしますよね。

確かに、今までの英語教育に関しては見直していく必要はあるでしょう。

ただ、見直していくべきところは『英語教育』だけではなく『英語』そのもののあり方/立ち位置でもあると思うのです。

以下のリンク先の記事にも書いていますが、時代と共に求められる『英語』は既に変わっていっています。



時代と共に求められる英語力が変わっていくのは、時代により進化し続けているAIと共存していく為の術でもあるからですね。

だからこそ、「これからはどう英語と付き合っていったら良いのか」を理解する事はとても大切になっていく訳です。

これからAIが益々活躍していくからこそ
今のこどもに求められる英語力


目まぐるしい程に、AIの進化がみられる日々。

これからの時代はもっとAIは進化し、益々活躍していくのは必然的ですよね。

それと共に精度を上げ優れたものになっていくものの1つが『翻訳機』。

既に今市場にある翻訳機は割と良い仕事をしてくれたりしています。

それにより、もしかしたら今後「翻訳機を使う事が、そして翻訳機を併用していく事が当たり前になる」かも知れません。

『併用』というのは例えば、昔は洗濯板を使って手で洗濯していましたが、今では『洗濯機』という電化製品ができた事で機械に任せ、必要な時は手洗いとの併用をしたりするそれと同じように…。

このように翻訳機が更に精度を上げていく訳ですが、「じゃあ、英語を習得する必要ないのか」といえばそれはNo。

なぜならば、AIにも弱点があるからですね。

洗濯機が部分的なシミ汚れを落とせないのと同じように…

『どれだけ物事を説明できるのか』
これがこれからを活きるこどもに求められる力


翻訳機となるAIの弱点となるものの1つが、

『読み取る力/汲み取る力』はない


というところ。

そう、

・言葉と言葉の行間を読んだり
・文脈から意味を理解したり
・海外にはない概念の言葉をうまく訳したり


する事を翻訳機は苦手とするのです。

『翻訳機を併用しながら…』というのは、翻訳機が苦手とする部分を『人間が補う』という事が必要になるからなんですよね。

その部分を補うべき英語力として求められるのは、いかに『説明する事ができるのか』という部分。

ただこの『説明する力』は英語で言えるか言えないかよりも、

おうち英語なバイリンガル子育ての場合、そもそも情景等を読み取って、複雑な物事をシンプルに説明する力/表現する力 が英語力以前に日本語でもあるのか否か


なんですよね。

というのも、説明する力は言語云々の前の『思考の仕方』が1番のポイントですから、その思考を1番作り上げていってくれる母国語でどれだけ運用できるのかがポイントになってくる訳です。

だからこそ今こどもたちに付けていってもらいたい力は、第一言語(母国語)での『読み取る力/汲み取る力』そしてそこからの『説明する力』『表現する力』に繋がるもの。

それらが育っていく事が『これからの時代に求められる英語力を身に付けていく』事に繋がる訳です。

そう、

英語だけに注力を注ぐのではなく、母国語伸ばしからの角度から英語力を伸ばす事も必要


なのです。

英語習得の目的は、信頼関係を築いていく為となっていく


先にも書きましたが、今後AIと共存していく事を考えた時に『AIが苦手とするからこそ私たちに出来ること』をしっかり見極めていく必要はあります。

AIには『読み取る力/汲み取る力はない』からこそ、相手の事を汲んだコミュニケーションは図れないため、『信頼関係を築いていくという事が難しい』です。

そして、他者とコミュニケーションを図る上で

・表情や顔色
・声のトーン
・話す速度
・ジェスチャー
・視線
  …など


の、言葉以上に大きな役割を果たす「言語に頼らないコミュニケーション」を意味する『非言語コミュニケーション』の部分をAIが持ち合わせていくのはまだ難しいもの。

『非言語コミュニケーション』を通して伝えるものはイコール『自分らしさを最も出す部分』ともいえます。

そう、だからこそ必要なのは、『英語』という言語以前の『コミュニケーション力』もなんですよね。

『英語』も大切だけれど、これからの時代は
よりそれ以前のものも大切となっていく。


今後も『英語』は大切です。

英語が「話せる」だけではなく「読み」「書き」もできた方が良いです。

良いですが、ただそれが出来るだけでは本当の意味での『英語が出来る』というものに繋がらなくなっていくのがこれからの時代。

しっかりと土台を育てていく事が大切です。

そして以前、動画でもお伝えしておりますが言語習得が進むのは本人の『個』を育んでいく興味関心と心持ちです。



だからこそ、

『今何を大事に関わっていけば良いのか』を大切にしていった先に付いてくる英語力がこれからの時代に求められる英語力だからこそ、英語にだけフォーカスを当てずにこどもと関わっていって欲しい


と思うのです^^

このように、

・先々を見据えながら
・こどもの諸々の発達を活かしながら


行っていく事が、グローバル時代に活きるバイリンガルを育てていく子育てに必要な事。

故にこちらの『英語をこどもの個性を活かすツールに!グローバル子育てオンラインカレッジ』では、そのような部分に併せ、どう関わっていけば良いのかについて毎回お伝えしている訳です^^


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