こどもの「読み」「書き」で大切なのは、こどもの特性を活かしたこども自身のタイミング!

  • 2020-07-14
  • 2021-03-01
  • Blog
こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

こどもの『読み』『書き』に関して心配されるお声は、コンサルはじめお問合せ等で本当によく頂きます。

「読み」「書き」は『理解の有無等が目に見て分かり易い』からこそ、悩まれやすかったりするんですよね^^

ですが、こちらのブログを通してもよくよくお伝えしておりますが、

『読み』『書き』は焦ることなく、本人のペースを尊重する事が、各々の力を伸ばしていく鍵となる


ので、焦らずお子さんのタイミングを待ってみて欲しいのです^^

「読み」「書き」は年齢軸で考えない。


よく頂くお問合せ等では、

4歳になったので、そろそろ文字を覚えてもらいたいのですが…



5歳になろうとしているので、もうそろそろ文字を読めた方が良いでしょうか?

といったご相談を頂きます。

『読み』『書き』に関しては、お子さんが小学校に入るくらいまでは先ずは見守ってみましょう!

これは以前にも何度もブログ内でも書いてしまっていると思いますが、

読み書きは『年齢軸』で考えるのではなく、『こども本人のタイミング』で考えるのが1番


だからです。

焦らず見守る事が、こどもの『特性』を見極められ易くするポイントであり、こどもの『特性』を活かす事にもなるからです^^

こどもの学びタイプとなる『特性』も
「読み」「書き」のタイミングに関係アリ


実はこどもの学びタイプとなる『特性』というのは、こどもの「読み」「書き」のタイミングにも関係していたりします。

こちらでも何度か取り上げている、『視覚優位』か『聴覚優位』かという情報の取り方/学びの特性。

これらの特徴として、

『視覚優位』の子等は、特性的に読み書きを好まず、
『聴覚優位』の子達は、特性的に読み書きを好む傾向がある


ものだったりします。

各々の持つ特性を活かしていく事を考えると、年齢軸でこどもに『読み』『書き』を与えるのではなく、焦る事なく見守られ、こどものタイミングで環境を整えていってあげる事が大切になってきます。

…とはいえ、不安になられる部分もあるかも知れません。

「それで本当に読み書きは大丈夫なのかな?」…と。

これですが、我が子のスタートタイミングを見守っていくと、その子なりのペースでその子なりの歩みで読み書きを進めていってくれたり、『特性』を活かして伸ばしていくようになったりするものです。

7歳を過ぎるあたりから
少しずつ見え始めてくる色々。


上記に、

・小学校に入るくらいまでは、先ずは見守ってみましょう
・学びのタイプ(特性)によってタイミングが変わってくる


と書きました。

この各々のタイミングのターニングポイントとなりやすいのが『7歳』の時。

というのも、

・小学校に入ると、「学習への耐性」が少しずつついてくるので、
 「読む」「書く」も少しずつ進み始めるようになる

・学びのタイプである『特性』が発達段階的に段々と見え始めてくる時期


だから。

そして、特性がまだ見え辛い幼児期は脳の成長発達上、将来的には聴覚優位なタイプのお子さんでも、この時期は『視覚優位』な状態を多くの子がだし易い時なのです。

そう、大体の幼児さんは発達段階的に『視覚優位』さんなんですよね。

そういった発達的な特徴から、特に幼児期は「読み」「書き」に焦って欲しくない時期なのです。

先にも書きましたが、『視覚優位』の特徴として『読み書きを好まない』がありますからね。

「読み」「書き」がゆっくりめだとしても
それは別に『今伸ばしたいものがある』だけ


たとえ我が子の「読み」や「書き」への興味やスタートが平均的にゆっくりめであったとしても、それは『遅いとは違う』意味をもっています。

平均よりもゆっくりめなのは『遅い』という意味ではなく、

今、こども自身が本能的に今「伸ばしたい」と思っているものが別にある


という事なのです。

というのも、

発達とは補い合いながら進んでいく


から^^

何か伸びるものがあり、そちらにパワーが向くから他の力がゆっくりめに進むだけ。

ですので、お子さんの様子を見ていて、「あ!なんだかゆっくりめだな。」というものに出会ったら、その時は同時に『今、何を伸ばしていく時なのかな?』という視点でお子さんを見守って欲しいのです^^

ここで無理して「出来ていないから、やらせなくちゃ!」であったり「頑張らせねば!」と「読み」「書き」を進めてしまうと、こどもの持っている「得意」とするものや『特性』を活かしきれなくなるので、もったいないのです。

自分のペースで触れられると
楽しみながら伸ばせられ易い


我が家の娘は、「読み」と「書き」にかなりパワーを要するタイプ。

読める事は読めるけれど読み続ける持久力を保つのが難しく、書きに関しても書く持久力はとても低いタイプです。

英語は興味から割と早かったですが、ひらがなをしっかり身に付けたのも年長さんの終わり頃。

1年生になっても書き間違えていたものもありましたね^^

英語絵本はじめ本を読んでもすぐに読みつかれてしまい、なかなか読み終わらない^^;

学校のノートはほぼ白紙。

学校のドリルは、1年生のドリルを終える事なく2年生になり、2年生のドリルも穴あき状態。

そういうタイプですが、それはその分得意なものや(本能的に)伸ばしたいものがあるという事なので、見守っている日々です。

それもあり、本人のペースで取り組めている事で(学校で求められるものに「苦痛」を感じる事はあれど、必要以上にこちらが求めなければ大丈夫)、興味を持った時に書き始められ、興味を持ったときに『楽しんで』書く事をしながら彼女なりに成長していってくれている感じです。

先日は、お気に入りの本をまとめる姿もあったり。

持久力はまだまだなので、途中で挫折してしまっていますけれどね^^

でも、ここまででも娘にとったらかなりの大成長なのです!

これも

興味を持った時(こどものタイミング)で書き始められ
 ↓
興味を持った時に(こどものタイミングで)『楽しんで』書くをしたから
 ↓
『書く』へのプラスの感情が育ち始めたので
 ↓
こどものペースなりにグングンと成長していってくれている


訳なんですよね。

進みが早い事が良いわけでもなく、平均的なスピードで成長するからよいのではなく、『こどものペース/発達にあった関わり』をするのが1番という事なのです^^




何よりも大切なことは、我が子の『得意』や『興味関心』そして『特性』を活かした時間を過ごしていくことなのです。


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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

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✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
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Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
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