段々と新年度が近付いてくる時期になると、多くご相談として受けるものの1つが、
日本語たっぷりの環境に入る事により、英語時間の確保をどうしていったら良いのか不安です。
小学生になったら英語力が落ちないのか…。
英語力を維持・向上していけるのか、心配です。
英語力を維持・向上していけるのか、心配です。
といったもの。
毎年本当に多く頂きます。
目次
日本語環境が増える事で出る不安は
英語の取り組みに依存していると出てくる不安。
上記のような不安が強く出てくる場合って、
「英語力は英語(での取り組み)が上げるもの」と思われ関われてくると出てくる不安
だったりするものです。
「こどもに英語力を付けさせていきたいからこそ」と、ワークなどの英語の取り組みに重きを置かれた関わりであればあるほど、その時間が短くなる生活には単純に不安が出てきますよね。
でもですね、
発達は全て歯車のように噛み合っている
と言える程に繋がっているもです。
「知力」「体力」「日本語での学び」「英語の学び」どれも繋がっています。
故に、英語力を上げるのは英語(の取り組み)だけという事はあり得ないのです^^
以前下記のブログにて書きました、『言語習得理論だけで言語習得が出来ない』のと同じですね!
英語以外の
・日本語での思考時間
・体を動かす遊び時間
・「好き」「興味あるもの」に没頭する時間
・体を動かす遊び時間
・「好き」「興味あるもの」に没頭する時間
どれも一見、直接的ではないけど英語力に繋がる時間。
もちろん、上記のものが英語を学ぶ『きっかけ』として働く場合もありますし、それだけでなく
言語習得を促す役割になる
のです^^
ですので、安心して英語の取り組み時間以外の時間を過ごされていって欲しいです。
以前、下記の『バイリンガル子育てに失敗があるとするならば…』というブログ記事にも書きましたが、仮に失敗があるとすればそれは『英語との触れ合い方』の部分ではないのです。
英語力はこんな計算式から成り立っている
下記のブログにて『こどもの能力は遺伝 × 環境 で決まる』という記事を書きました。
これをもう少し掘り下げていってみましょう^^
この「能力」を『英語を運用する能力』とします。
『遺伝』は決まった因子なので、『環境』を掘り下げていきましょう!
『環境』を構成する因子は、
・どのように学ぶのか
・どう触れるのか
・どう活かすのか
・どう触れるのか
・どう活かすのか
になっていきます。
この「環境」を構成する因子に共通するのは『発達を活かす』ということ。
認知・心理・脳等の発達そして発達特性ですね。
英語習得は、環境を構成する因子の方が大切。
こちらのブログにて何度か書いてきていますが、こどもの発達は、『認知』発達・『心理』発達と色々な角度から見る事ができますが、それらを大きくまとめてみると
0歳〜3歳 → 感覚的に学ぶ時期
4歳〜6歳 → 感情を元に学ぶ時期
7歳以降 →自分の興味で学ぶ自立時期
4歳〜6歳 → 感情を元に学ぶ時期
7歳以降 →自分の興味で学ぶ自立時期
といったステップがあります。
ステップではありますが、厳密に言えば「7歳以降のステージを目指して」スライドしながら移動していくイメージです。
そう、こどもへの関わり方も「7歳以降のステージ」のときを意識しながら触れていくことが大切なのです。
・「どのように学ぶのか」といった『戦略的』な部分は、
いかに『自分から学び取れるか』といったところにあり、
・「どう触れるか」といったところは、
いかに『ツールとして触れられているか』『どういった刺激を受けるのか』
といったところにあり
・「どう活かすのか」といったところは、
いかに『興味・関心をいかせているか』『様々な発達を活かせているのか』
といったところにあり
いかに『自分から学び取れるか』といったところにあり、
・「どう触れるか」といったところは、
いかに『ツールとして触れられているか』『どういった刺激を受けるのか』
といったところにあり
・「どう活かすのか」といったところは、
いかに『興味・関心をいかせているか』『様々な発達を活かせているのか』
といったところにあり
繋がっていきます。
そもそも『脳』というものは、本当に本人の「やりたい!」「楽しい!」「興味ある!」が揃っていないと、しっかり記憶として定着させてくれないので、環境因子である3つは非常に大切なのです。
「英語の学びを与える」というよりも
「情報を与える」に切り替えていこう!
こどもが成長しても英語のインプットは常に続くものですが、1つ変わるとするならば、
英語のインプットはこどもの成長と共に、『与えるインプット』ではなく、『本人が学び取るインプット』に切り替えていく
必要があります。
だからこそ大事なことは、こどもにワークなどの取り組みである「学びを与える」というよりも「情報を与えていく」ような関わりに切り替えていくことなのです。
『情報』という形で与えていく事で、
・こどもは自分から選びとり
・興味を示して向き合え
・ツールとして英語に触れられる
・興味を示して向き合え
・ツールとして英語に触れられる
ようになっていきます。
情報って、
・こどもの「好き」の興味を広げるような情報や
・ニュースなどからの世の中に関する情報や
・園や学校などでの学びを広げていくような情報
・ニュースなどからの世の中に関する情報や
・園や学校などでの学びを広げていくような情報
などなど!
「覚えさせよう!」「学ばせよう!」ではなく「こんなものがあるよ!」的な感じがベストですね!
そうすると、
情報を得る事で人は、『目的』や『目標』をもつようになっていくもの
なので、自然と学びが続いていくんですよね。
「こうなりたい!」「ああしたい!」「もっと知りたい!」この思いの根っこが、
・自ら学び続けていく理由にもなれば
・しっかり本人の中に刻まれる英語力にもなり
・英語が「個性」を活かすツールにもなる
・しっかり本人の中に刻まれる英語力にもなり
・英語が「個性」を活かすツールにもなる
ので、これからのグローバル時代に活きていく英語力になることは間違いないのです^^
…とこのように、『英語力』を上げていくのは「英語の取り組み」だけではない事が、少しでも伝わっているとよいです。
英語に触れる時間が減少し始めるときだからこそ、「英語」という角度ではなく、
英語以外の部分を大事にし、英語が通過点となるような関わりをより大切にしていくことが必要
なのです。
我が家の娘が緩くも英語力を着実に上げていっているのも、英語以外の時間を大切にし「情報」を与えることを心掛けているからだと言えます。
今ではオンラインレッスンも半年近く行っていないですしね。
確実に「興味」と「情報」です^^