環境の変化により英語時間が少なくなるおうち英語なバイリンガル子育てで大事なことはコレ。

  • 2020-02-12
  • 2021-03-20
  • Blog
こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

段々と新年度が近付いてくる時期になると、多くご相談として受けるものの1つが、

日本語たっぷりの環境に入る事により、英語時間の確保をどうしていったら良いのか不安です。


小学生になったら英語力が落ちないのか…。

英語力を維持・向上していけるのか、心配です。


といったもの。

毎年本当に多く頂きます。

日本語環境が増える事で出る不安は
英語の取り組みに依存していると出てくる不安。


上記のような不安が強く出てくる場合って、

「英語力は英語(での取り組み)が上げるもの」と思われ関われてくると出てくる不安


だったりするものです。

「こどもに英語力を付けさせていきたいからこそ」と、ワークなどの英語の取り組みに重きを置かれた関わりであればあるほど、その時間が短くなる生活には単純に不安が出てきますよね。

でもですね、

発達は全て歯車のように噛み合っている


と言える程に繋がっているもです。

「知力」「体力」「日本語での学び」「英語の学び」どれも繋がっています。

故に、英語力を上げるのは英語(の取り組み)だけという事はあり得ないのです^^

以前下記のブログにて書きました、『言語習得理論だけで言語習得が出来ない』のと同じですね!

英語以外の

・日本語での思考時間
・体を動かす遊び時間
・「好き」「興味あるもの」に没頭する時間


どれも一見、直接的ではないけど英語力に繋がる時間。

もちろん、上記のものが英語を学ぶ『きっかけ』として働く場合もありますし、それだけでなく

言語習得を促す役割になる


のです^^

ですので、安心して英語の取り組み時間以外の時間を過ごされていって欲しいです。

以前、下記の『バイリンガル子育てに失敗があるとするならば…』というブログ記事にも書きましたが、仮に失敗があるとすればそれは『英語との触れ合い方』の部分ではないのです。


英語力はこんな計算式から成り立っている


下記のブログにて『こどもの能力は遺伝 × 環境 で決まる』という記事を書きました。

これをもう少し掘り下げていってみましょう^^

この「能力」を『英語を運用する能力』とします。

『遺伝』は決まった因子なので、『環境』を掘り下げていきましょう!

『環境』を構成する因子は、

・どのように学ぶのか
・どう触れるのか
・どう活かすのか


になっていきます。

この「環境」を構成する因子に共通するのは『発達を活かす』ということ。

認知・心理・脳等の発達そして発達特性ですね。

英語習得は、環境を構成する因子の方が大切。


こちらのブログにて何度か書いてきていますが、こどもの発達は、『認知』発達・『心理』発達と色々な角度から見る事ができますが、それらを大きくまとめてみると

0歳〜3歳 → 感覚的に学ぶ時期
4歳〜6歳 → 感情を元に学ぶ時期
7歳以降  →自分の興味で学ぶ自立時期


といったステップがあります。

ステップではありますが、厳密に言えば「7歳以降のステージを目指して」スライドしながら移動していくイメージです。

そう、こどもへの関わり方も「7歳以降のステージ」のときを意識しながら触れていくことが大切なのです。

・「どのように学ぶのか」といった『戦略的』な部分は、
 いかに『自分から学び取れるか』といったところにあり、

・「どう触れるか」といったところは、
 いかに『ツールとして触れられているか』『どういった刺激を受けるのか』
 といったところにあり

・「どう活かすのか」といったところは、
 いかに『興味・関心をいかせているか』『様々な発達を活かせているのか』
 といったところにあり


繋がっていきます。

そもそも『脳』というものは、本当に本人の「やりたい!」「楽しい!」「興味ある!」が揃っていないと、しっかり記憶として定着させてくれないので、環境因子である3つは非常に大切なのです。

「英語の学びを与える」というよりも
「情報を与える」に切り替えていこう!


こどもが成長しても英語のインプットは常に続くものですが、1つ変わるとするならば、

英語のインプットはこどもの成長と共に、『与えるインプット』ではなく、『本人が学び取るインプット』に切り替えていく


必要があります。

だからこそ大事なことは、こどもにワークなどの取り組みである「学びを与える」というよりも「情報を与えていく」ような関わりに切り替えていくことなのです。

『情報』という形で与えていく事で、

・こどもは自分から選びとり
・興味を示して向き合え
・ツールとして英語に触れられる


ようになっていきます。

情報って、

・こどもの「好き」の興味を広げるような情報や
・ニュースなどからの世の中に関する情報や
・園や学校などでの学びを広げていくような情報


などなど!

「覚えさせよう!」「学ばせよう!」ではなく「こんなものがあるよ!」的な感じがベストですね!

そうすると、

情報を得る事で人は、『目的』や『目標』をもつようになっていくもの


なので、自然と学びが続いていくんですよね。

「こうなりたい!」「ああしたい!」「もっと知りたい!」この思いの根っこが、

・自ら学び続けていく理由にもなれば
・しっかり本人の中に刻まれる英語力にもなり
・英語が「個性」を活かすツールにもなる


ので、これからのグローバル時代に活きていく英語力になることは間違いないのです^^




…とこのように、『英語力』を上げていくのは「英語の取り組み」だけではない事が、少しでも伝わっているとよいです。

英語に触れる時間が減少し始めるときだからこそ、「英語」という角度ではなく、

英語以外の部分を大事にし、英語が通過点となるような関わりをより大切にしていくことが必要


なのです。

我が家の娘が緩くも英語力を着実に上げていっているのも、英語以外の時間を大切にし「情報」を与えることを心掛けているからだと言えます。

今ではオンラインレッスンも半年近く行っていないですしね。

確実に「興味」と「情報」です^^

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

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月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。