新型コロナウィルスによる休校期間で心配される学力格差。それよりも気に掛けたい格差はこれ。

  • 2020-05-12
  • 2021-01-17
  • Blog
こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

この新型コロナウィルスによる休校期間中、多くの親御さんが心配されるのが『学力格差』が生まれるのではないかという心配部分。

そんな心配から、「あれもした方が良いのでは?」「もっと学びを広げてあげた方が良いのでは?」と悩まれている方も少なくないですよね。

確かに、その時期に学ぶはずだったものを学ぶ機会がなくなり、環境等によってはおうちの方もカバーできない事もあるでしょうから、『一時的に』学力格差は出る事はあると思います。

ただ、個人的には

この休校期間により生まれるのは、『学力格差』ではなく、『自ら学びとる力の差』がとても生まれる期間


になっていると感じています。

休校期間は、おうちの人が
『学び』の定義を考え直す機会


先日の、『これからの時代に必要な思考力は問題集スタートでは育てにくい』のブログ記事にて、『求められる思考力は時代と共に変わっていっている』という内容を書きました。


これは『思考力』だけでなく、『学力』として求められるものも同じ。

求められる学力も

与えられたものに取り組み、解決していく事を求められる学力から、今は『答えのないものに自ら向かっていく力』が学力として求められるように


なっていっています。

「これからの時代は暗記型から思考型」といわれるのが正にそれですね!

さて、この休校期間中、最も求められているのは、

親である私たちの『学び』の捉え方を変えていく事


だと、さらに強く感じています。

というのも、多くのおうちの方が『学び』というと『教科型学習をさせる事』と捉えがち。

その為、どうしても「算数」「国語」「理科」「社会」の教科的な学びをすると、安心してしまったり、逆にそれをしていないと不安になってしまったりしやすいですよね。

ですが、

『学び』というのは、『自分がどうしたいのか』があって初めて成立するようなもの


です。

「自分がどうしたいのか」の『主体性』が探究心となり、その探究心が知識の余白を埋めていく。

それが『学び』。

言い換えると、

こどもの興味関心、こどもの内側にある能力伸ばしをサポートすると、それを通して育った探究心が自ずと、色々な知識等を吸収していってくれるようになる


という事です。

因みに『英語』という側面から考えてもこの部分は非常に大切。


上記ブログ記事に書きましたが、『言語習得理論』が活きるのも「習得する本人の興味関心レベルが大きい」ですからね!

また、英語が話せればいいではなく『英語で何を語るのか』が求められるこの部分においても「主体性」は欠かせないキーワードです。

興味関心に付き合うと、本当に自ずと
色々と付いてくる。


そう考えていった時、

おうちの方が安心しがちなのは、『答えのある取り組み』に取り組んでいる時であり、その為、「どう過ごそうか」とおうちの方が学習をデザインしがちだったり…と、正に時代と逆行している


状態になりがちなのが、この休校期間。

以前、こちらのブログ記事でも書きましたが、この休校期間こそ『我が子主体で好きに過ごさせてみても良いかも』な時です^^


『かも』なのは、「人にさえ迷惑をかけていなければ…」なのを汲んでです^^;

おうちの人は、

「これは学校で習う教科の何につながっているのか」という視点ではなく、「これは、どんな力伸ばしに繋がっているのか」そんな視点で我が子の日々を見守る


とこどもには多々成長があるはずです^^

我が家の休校期間の過ごし方も、「今日はこれを学ぼう!」と教科メインの形でスタートをするのではなく、

こどもの興味関心から、繋げられる学び情報を投入していく。

但し、『理解を求めない』という形


で関わっています。

そうすると、本当に面白いことに、彼女のペースで色々な知識等が付いていっていて、見ているこっちも面白いです。

もちろん、確かにそこには『こどもの学び特性』や『心理』的な部分を活かして関わっている部分もあります。

ですが、それも『こども主体』で過ごしているからこそ見えるものでもあったりするのです。

『不正解なし』『答えのない時間』をあえて意識した
オンライン交流会


オンラインサロン『英語をこどもの個性を活かすツールに!グローバル子育てオンラインカレッジ』での

オンライン交流会で心掛けているのは、『不正解がない』ような状態。

何を言っても『正解』となる時間


を過ごしてもらう事。

どれも『正解』とすることで、「正しい答えを追う」という事は減っていき、寧ろ「正しい答えを追わない」からこそ『主体的に』なり、それが『何かを生み出す、創造力にも繋がるパワー』にもなっていきますからね。

そんな時間を通して、参加してくれるお友達たちには、『自己表現を楽しんでもらう』事も大切にしています。

みんな、各々のペースで本当に『主体的に自己表現』を楽しんでいってくれはじめ、

もっと早くから参加していれば良かった!

といった、おうちの方からの嬉しいお言葉が1つや2つではないのが、私としても本当に嬉しいです(涙)

そんな感じにオンラインカレッジでは『答えのない問い』を投げかけたり、小さな “Show and Tell” 的な経験を色々と積んでもらったり…と、これからの時代を意識した時間をすごしています。

デジタル機器を使って資料作り等をし始める子が
増えてきた!


『これからの時代を意識した…』でいうと、最近オンラインカレッジ内では、

パソコンやタブレットなどのデジタル機器を使って資料作りする子が増えてきている


状態です。

下記のブログ記事でお伝えしている内容に関してオンラインカレッジではその前からお伝えしていた事もあり、色々と意識され始めたメンバーさんたち。


「広告/チラシ を作って発表」した交流会や「好きな 偉人/有名人 についてシェア」する交流会等では、各々が工夫しながら資料を作り発表してくれました。

こうやって、『デジタル機器を使って資料を作って発表する』というのは海外ではもう当たり前ですからね。

英語ができれば海外で活躍できる訳でもなく、英語ができれば海外の学校に留学し易いわけでもないのが今の時代です。

どんどんこういった場所を利用して、経験を積んでいって欲しいです^^

そんな感じに、

オンラインカレッジって、おうちの方の「学び」に対しての視点育てや、こどもたちがその力を伸ばしていく『未来型の子育て』ができる場所


であったりするのです^^





少し話が逸れてしまっった部分もありますが(笑)、今心配されている『学力格差』よりも、もっと違った部分に焦点を当て、成長を望む事が必要になってくるフェーズである事、忘れずにいて欲しいです^^

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

問いを深める、月1回の学びの時間

月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。