こどもが繰り広げる『遊び時間』にこそVUCA時代なグローバル社会に活きるバイリンガルに育っていくポイントがたくさん!

  • 2021-04-30
  • 2021-04-30
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こどもの発達と個性を活かしバイリンガルを育てるグローバル子育て、林智代乃です。

今までのブログ記事でもそして動画等でも、色々な場面で

『こどもにとっての遊び時間は大切ですよー!』


とお伝えしてきています。

何故ならば、

こどもが繰り広げる『遊び時間』こそに
VUCA時代なグローバル社会に活きるバイリンガルに育っていくポイントがたくさんある


からですね。

今回、その【こどもの遊び時間】について改めてまとめてみようかなと思います^^

『正解/答え のない生み出す時間』だからこそ
【遊び】はクリエイティブ思考が育つ時間


『遊び』の時間って、提示された/与えられた きっかけなどの環境の中で過ごしているとは言え、そこから『どう展開していってもよい』という【正解/答え のないものに向かって生み出す時間】なんですよね。

例えば、シャベルとバケツを持って公園に行ったとします。

その持っていったシャベルとバケツでお砂遊びをしても正解ですし、バケツを楽器に見立ててシャベルで叩いてリズム遊びをしても正解。

生えている草をシャベルで掘り出し、抜いた草をバケツに集めていくでも使い道・過ごし方として正解!

本当に、

どんなゴールに向かって過ごしていってもよく、
だからこそ何通りもの展開が可能で、
どれも正解にしていける時間が遊びにはある


んですよね。

まさに、【クリエイティブ思考】が育っていく時間。

これって、今の日本の【学習】の時間には、どうしてもなかなかない時間。

特に『家庭学習』では、『与えられたものから与えられたゴールに向かって取り組む』(正解は1つ)のような取り組みが多くなりがちだったりするので、とても貴重な時間なんですよね。

これからを活きるこどもには
『答えのないもの』に向き合う力が必要とされる


こちらのブログ記事では何度も登場している言葉、【VUCA時代】。

改めてVUCA時代を説明させて頂きますと、

【Volatility】 →変動性
【Uncertainty】 →不確実性
【Complexity】  →複雑性
【Ambiguity】  →曖昧性


…と、各々の言葉の頭文字から取って作られた造語。

【VUCA時代】とは、これからの時代は『答えのない時代』だという事を表す言葉なんですよね。

急に世界中に降りかかってきた【コロナ禍】という状況が正にそうですよね。

「どうしていったら良いのか」の『答えがない』中、各々がより良くしていく方法を考えるような出来事でしたよね。

このような事はこれからどんどん起きていき、それが益々強くなっていくこれからのVUCA時代において必要な思考力とは、

『創造性』が伴う思考力


なのです。

正にこどもが繰り広げる『遊び』には、答えがないからこそ色々と思考を広げ生み出せる『創造性が伴う思考力』の機会がいっぱいあるんですよね。

これからの時代に必要とされるクリエイティブ力
『デザイン思考』と『イノベーション思考』


また『遊び』の時間には、先にも書いていますが【生み出す】という時間があります。

例えばこどもは何もないようなだだっ広いところでも、大人からしたら感心しちゃうくらい遊びを見つけて遊ぶ事ができたりしますよね。

『遊び』には答えがないからこそ、「ここで、どんな楽しい事をしようかな♪」と

『今ある時間をいかに楽しいものにしようかとデザインする思考』時間を過ごす事ができる


んですよね。

そう、0から1を生み出す『デザイン思考』というクリエイティブ力を育む時間になる訳です^^

また、遊具あるような公園だったり、おうちにある玩具を使って遊ぶ場合、

『今ある条件を組み合わせてどんな遊びをしようかというイノベーション思考』な時間を過ごす事ができる


んですよね。

このように『遊び』は、1+1=2を生み出していく『イノベーション思考』というクリエイティブ力を育む時間も過ごしていけるんですよね。

因みに、1+1=2の思考で生まれた身近なものといえば、『スマートフォン』。

皆がよく使う便利なツール「電話」と「パソコン」を1つにするという新たなものを生み出してくれましたよね。

これから益々活躍していくAIと共存していく上で『デザイン思考』そして『イノベーション思考』というのは大切なクリエイティブ力。

だからこそそれらを育んでいける時間って、とっても大切なんですよね。

『遊び』の時間は『答えがない』からこそ
『主体性』を育む時間になる


このように『遊び』には、『答え』がないからこそ、

正しさを求める事なく、「自分はどうしていこうか?」という風に主体的に 考える/選びとる 経験を過ごす事ができる


時間になっていきます。

『自分はどう思うのか』『自分はどうしていきたいのか』をたくさんぶつけてける機会は、より

・こども『らしさ』
・こどもの『特性』
・こどもの『強み』


が見え易くなっていく時間でもあるので、こどもの成長をサポートしていく上でも大切だったりするんですよね。

実際、キッズのコーチングでは『コーチング』という手法を通して、お子さんたちに『主体的』に過ごしていってもらいながら、お子さんの『らしさ』『特性』『強み』更には『今の発達フェーズ』を浮き彫りにしていき、更なるサポートの手段を考え関わらせて頂いています。


こどもが『主体的』に過ごすと、本当に色々なものが見えてくるんですよね^^

このように色々と見えてくる(象られていく)程に、主体的に過ごしていく事でこどもの『個性』というものが育まれていきます。

これからの時代は『個性を活かす時代』。

主体的に過ごす事は、これからの時代に必要な『個性を活かす力』にも繋がっていくんですよね。

また、

『自分はどう思うのか』『自分はどうしていきたいのか』という主体的に考え行動する時間を過ごす事は、『課題発見力』にも繋がっていく時間


になっていきます。

『課題発見力』は、ビジョンや目標を持って物事に向かう姿勢を育てる土台部分でもあるもの。

以前、『学習習慣は付けさせるものではない』という記事を書いていますが、『課題発見力』ある子はビジョンや目標を持つ力があるので自ずと学習習慣にも繋がる力を育てていくんですよね^^


『遊び』の時間こそ
『プログラミング的思考』を育む


過去の『こどもに与えるならPCとタブレットのどちらか』という記事でも書いていますが、必修科になったプログラミング教育で求められている事は、

『プログラミング的思考を養うため』のものであり、プログラマーのようにプログラミングをする事が目的ではない


もの。

『プログラミングが出来る』事よりも『プログラミング的思考が育まれているか否か』の方が大事なわけです。

では、『プログラミング的思考』とは何なのか。

プログラミング的思考とは、『問題解決型の思考』を意味するものです。

これに関しては文部科学省のページでも書かれていますね。


要は、

『目的』と『過程』を明確にする力を育み、
様々な物事を筋道立てながら合理的に考えられるようにしていく思考を育んでいく事が
これからの時代において大切という考えから必要とされている思考が
『プログラミング的思考』


というわけです。

故に、プログラミングをする事だけがプログラミング的思考を育む訳ではなく、小さな機会であれど「計画を立て実行をする」といった日々の遊び時間でも育んでいける思考という事なのです。

人との関わりがある外遊びは
こどもを伸ばす1番の時間


以前、『早期教育の本来の意味』について記事にした事があります。


これに関しては、動画にもしていますね。

そこでも触れさせて頂いていますが、2013年にニューヨーク大学が行ったおよそ8件の論文を解析したメタ分析において

いわゆる『先取り教育』といった、
先へ先へ進めていく教育では脳の構造が構築されても脳機能は上がらない。
(『先取り教育』を意味する早期教育は、こどものIQに関して何の影響もない)
幼少期の人ととの関わりが知性を伸ばす


といった研究結果が出ている程、『人との関わり』というものは大切なもの。

人との関わりに関しては、単に『コミュニケーション力が伸びていく』といったものだけでなく、

人との関わりがある外遊びは、
たくさんコミュニケーションを育める機会だからこそ
『母国語』をしっかり育んでいける時間であり、
母国語を育んでいく事は日本という環境下においてのバイリンガル子育てには欠かせない時間


なんですよね。

『英語を話せる』ではなく、『英語を運用していける』力を育む為にも母国語での思考力って本当に大切なのです。

人と関わりがある外遊びでは、その時間をたっぷり過ごす事ができるんですよね^^

『遊び時間』はこどもの『思考のくせ』を育てる時間
且つ『英語習得力』を上げる時間


長く色々と書いてきてしまいましたが、まだまだメリットがある程にこどもにとっての『遊び時間』は、こどもを伸ばしていく要素がたっぷりとある時間です。

また、この『遊び』を通して育まれていく力は、『言語習得回路』を作っていく上でも大切な時間。

・インプットをし易いタイプにし
・インプットした情報をアウトプットの部屋に移していく橋渡し的な部分を育て
・英語運用力も育てていく


時間なのです。
(この部分に関してはまた別で記事か何かにしようと思います。)

そう、

『遊び時間』は、こどもの『思考のくせ』を育てる時間 、且つ『英語習得力』を上げる時間


として、机上に向かって学ぶ時間よりも実はとっても大切な時間な訳です。

また、こどもの成長のタイムラインを考えてみても『リスクなく思いっきり遊びに没頭できる時間』というものは、本当に短いです。

故に我が家は、こどもが『遊ぶ時間』を何よりも大切にしており、娘は娘で毎日毎日思いっきり遊びに精を出している日々です。

思いっきり遊び過ぎて机に向かう体力もなくなるくらいだったりする時も多々ですが、本当にそこから色々と成長した姿を見せてくれているので、まだまだ机上学習は後回しな我が家です^^

英語を『ツール』として活かせる子になって欲しいので、あえて選んでいる一見遠回りにも見える子育てスタイルで過ごしています。

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

問いを深める、月1回の学びの時間

月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。