英語読みのスタートのきっかけがその後の多読時間に違いを生むからこそ大切なおうち英語の取り組み方

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

先日、オンラインサロン『英語をこどもの個性を活かすツールに!グローバル子育てオンラインカレッジ』にて、4月から3期目の募集が始まりますRaz-kidsについてのオンライン説明会を開催しました。
(2020/3 開催)


その時にも触れた『読み』についてのお話を今回、こちらでもしてみようと思います^^

こどもの発達ステップを考えるからこそ英語の文字読みは、
所謂フォニックスではなくライミングから。


英語の文字読みは、こどもの発達ステップを活かしたバイリンガル子育てをするからこそ、所謂フォニックスではなくライミングからスタートすることが大事


ということを今まで、こちらのブログはじめ色々な場面でお伝えさせて頂いております。

そもそも、

・そもそも日本でいう『フォニックス』と海外でいう『フォニックス』の括りが違う
・海外の現地のこどもたちも最初から所謂フォニックスをスタートとしていない


という時点で実はフォニックスを英語の読みのスタートにするのは違うんですね^^

ネイティブたちがいう『フォニックス』と日本でのいわゆる『フォニックス』の違いについてはこちらに以前書いていますので、良かったらこちらのブログ記事をお読みくださいね!


『母国語方式』でおうち英語なバイリンガル子育てをされるのであれば、なおのこと大事な点です。

上記の点からもフォニックスではなく「ライミング」から行った方がよいのですが、もちろん理由はそれだけではありません^^

こどもの『個』やこどもの『持つ力』を引き出し伸ばすことを心がけていくのであれば、実はフォニックスのルールをこどもに伝える事はそれの真逆を行っているといえる程、こどもの発達ステップを無視したものに近いとも言えるのです。

というのも、

・特に6歳くらいまでのこどもは、『音』を通して学ぶ事に長けており、
 複雑なルール等を理解して行う事をまだ得意としない時期

・『リズムを通して身につける』というのが
 『英語習得をしやすいタイプ』にし続けていってくれる何よりもの鍵


というのがこどもの発達の特徴だからですね。

これは、こども期の脳の成長発達にとても密接に関係があるのです。

こちらにも少し、その部分に触れて書いたブログ記事がありますね。


上記までの理由により、「フォニックスのルールは教えなくて大丈夫!やるのであればライミングからしっかり触れましょう!」というお話をオンラインカレッジでさせて頂きました。

『英語のかけ流し』は「読み」においても大切だから、
おうち英語なバイリンガル子育てで欠かせない取り組み


では、

「フォニックス」は教えなくても良いのか

ですよね。

これに関してですが、

いちいちルールを覚えるようなフォニックスは教えなくてもOK


です。

実際、ネイティブもそんなルールを学びながら英語の読みを進めていません^^

以前、

・ホームステイ先にいた文字読みを始めたばかりのお子さんも
・研修先の現地幼稚園でも


いわゆる日本で行われているフォニックスのルールは学んでいなかったですね。

でも「読む」事ができています。

というのも

ABCの(アルファベット読みでない)フォニックス音とライミングパターンを理解できれば、あとは『耳の記憶』により予測読みができるから


なのです。

『耳の記憶』とは「今まで聞いた事がある単語」という事ですね。

そうやって読めていく単語が増えていく事で、またその中でパターン等を認識し読める語が芋づる式に増えていくのです^^

そう、『聞いた事ある単語を増やしていく』事が「英語の読み」に関しては大切で、その環境を『かけ流し』を通して作っていく事がおうち英語なバイリンガル子育てにはフォニックスのルールを教えるより大切なのです。

我が家の娘も、文字読みで触れたのは少しのライミングのみ。

あとは予測で勝手に読めているので、文字読みに苦労した事はないですね。

…という事で、

フォニックスのルールに触れるよりも、英語のかけ流しをたっぷりしている方がよっぽど意味がある


という事です。

英単語、フォニックスのルールで読める方が少ないですしね!

読解力をつけていく上で大切な事は『イメージ』


「読む」という作業の上で大切なのは、

書かれている内容を「知る」のではなく「理解する」事


です。

この『知る』と『理解する』には大きく違いがあります。

これについてはまた別の記事で改めて詳しく書きたいと思いますが、

『字面を読む』のではなく、『読んで瞬時にイメージする』ことが大切


という事ですね。

この点でいうと、

フォニックスから読みに入る場合、「読める単語」は増えていくけれど、どれも拾い読みに近い感じなので字が読めても瞬時にイメージし辛く理解が伴っていなかったり、そこで触れた語を覚えずに進んでいく事が多かったりするのが特徴的


だったりします。

逆に、

ライミングから読みに入ると文字の塊で身につけていくので、瞬時にイメージしながら読めるので、早い段階で『読み=イメージしながら』の習慣がつき、単語の覚えも早い


んですよね。

そういった違いもあるので、「読み」のスタートの入り口選びは大切です。

この部分に関してはこちらでも詳しくお伝えしています。


『文字読み』は日英共に
年齢軸ではなくこどもの興味でスタートを!


お問い合わせではよく、

もうすぐ4歳になるので、文字読みを進めた方がよいでしょうか?

といったご質問を頂く事があります。

文字読みは

お子さんの年齢を軸が文字読みスタートの決め手ではなく、お子さんの『興味』が文字読みスタートの決め手


です。

声を大にしていいたのがこの部分であり、決して周りのお子さんの様子から焦られて等のスタートはやめてくださいね!

本人が興味ない時に触れるものほど効果的でないものもないですし、小さな時はある程度素直に取り組んでくれたり結果も出やすいですが、あとから必ず反動があるものなので。

『興味を持っている時』に触れるのはそれこそ『言語習得に優位な脳が活発』になるので、読んで得たものはスムーズに入りやすいという違いは本当にあります。

このように、

タイミングを待って行うからこそ得られる効果は本当にたくさんですし、持続性のある多読時間が始まっていく


ものです。

また「そのタイミングだったからこそ得られるメリット」も本当に多々です。

例えば、我が家の娘のこんな例もありますね!


親がこどもにするのは能力のインストールではなく、こどもが自ら引き出していった興味をサポートする事。

そうするから、自ら読むをグングン楽しむだけでなく、そこからどんどん広げていくものもあるのです。

「タイミングを待って与えたから本好きでたくさん読むようになった」という事例は結構いっぱいあります^^

質の良い多読時間を過ごすためにもこの部分を忘れないでくださいね!

  
  

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