バイリンガル子育てにおいてフォニックスのルールは必須かといえば、そうでもないのです。

  • 2019-03-20
  • 2025-01-30
  • Blog

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

こちらで取り扱っております、『フォニックスのルールなしで自分の力で英語絵本が読めるようになる!文字読みスターターセット』。

こちらのセットに関してのお問い合わせをとてもよく頂きます。

教材セットにご興味をお持ちくださり、ありがとうございますm(_ _)m

「英語の文字の読み方」を伝えるって、どこか難しいようなイメージもあるので、余計教材選びには慎重になってしまいますよね。

今回、

そもそも文字読みスタート時にはどの教材をどう取り入れたら良いのか、分からなくなっています…



といったご質問を頂く事が多いので、「そもそも」の部分についてお伝えさせて頂きたく思います^^

『ライミング』『フォニックス』『サイトワード』って、
こういうもの


文字読みについて触れていく中で、

・ライミング
・フォニックス
・サイトワード



という語を見聞きする機会が増えると思います。

色々な語を見聞きする機会が増えると思います。

色々な語を見聞きする機会があるからこそ、余計「何からどう手を付けたら良いのか…」と悩んでしまうんですよね。

上記3つ各々をざっくりと説明するとすれば、

・ライミングを活用した文字読み
→文字読みをリズムで刻んでいく方法

・フォニックスを活用した文字読み
→様々な複雑な「英語の読み方」のルールを知り習得していくアプローチ法
(けれど、全ての単語がそのルールに当てはまる訳ではない。)

・サイトワードを覚えていくやり方
→読み方のルールに当てはまらないから、覚えるしかない単語
(ルールに当てはまるものでも、この枠に収められているものも多々)



といった感じです。

『サイトワード』の括りを知ると、
おうち英語の取り組みも見えてくる


先にも挙げましたが、

「サイトワード」とは『読み方のルールに当てはまらないので、もう覚えるしかない単語』



です。

ただ実は、この括りが非常に曖昧だったりします。

というのも、

「ライミングのリズムで読める単語」でも、
「フォニックスのルールで読める単語」でも、
『頻出度が高いので、もう覚えちゃおう!』と言わんばかりにサイトワードに分類される



事が結構あるのです^^;

実際、「文字読みスターターセット」の改訂時も、

以前のワークでは、ライミング扱いだったものが、今回のワークではサイトワード扱いになっている



というものが幾つもあり、ガイドの加筆修正が結構必要となった程です。

英語の文字読みを進めるには、どうしていくと良い?


先ず、

『フォニックスのルールを知る』という事は幼児期(〜小学校低学年くらいまで)の子には正直、負荷が大きすぎる取り組み



となるものです。

というのも、

フォニックスのルールは幼児期の子どもにとって複雑であり、また幼児期の子どもの脳の特徴から言っても、それらを『理解する』事はとても負荷が高く、その為時間がかかる非効率的なもの



だから。

また、

あまり複雑なルールを知る事は、「ルールを覚えることが目的」となってしまいがち



になり、「意識がそこに集中しがち」だからこそ英語をやや小難しくさせてしまっている節もあったりします。

文字読みは、

・音のルールを少し知る事がポイントで
・かけ流しや読み聞かせなどを通して、『聞き覚えのある単語』を作っていく事がポイント



となります。

その『少しの音のルール』としてライミングはもってこいなのです^^

『ライミング』って、

・歌を歌うようにリズムで文字読みが刻めていけ
・且つパズルのようにその他の単語にも(ある程度)の応用ができる



ので、「リズムあるものが好き」「パズルのようなパターン認識に対する能力が高い」子どもだからこそ負荷なく刻めていけるもの。

そしてかけ流し等を通して「聞き覚えのある単語」を作っていく事でライミングのルールなどを掛け合わせ、その後、ある程度予測して単語を読む事ができるようになるのです^^

それもあり、我が家でもフォニックスのルールは娘に教えていません。

まさに「ライミングのパターン」と「アルファベットのローマ字読みとは違ったサウンドから紐解き、『聞き覚えのある単語』が多いので予測して読みを覚えていっています。



…とつらつらと書いてしまいましたが、

『文字読み』にフォニックスのルールが必須かと言えば、「そうではない」



というお話です^^

なので、色々と買い足されたり、同時で取り組まれたりなどの必要はないのです^^

長くなってしまったので、他に頂きました「文字読み」に関するご質問のお答えとなるものはまた次回書きますね!

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International Exchange(国際交流プログラム)

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日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

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「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

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“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

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第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
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