なぜ中学生の夏にアメリカ渡航を選んだのか|「頑張らせる」ではなく「自分を知る」ための選択

こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。

中学生になって初めての夏休み。

中学生の夏休みと言えば、期末テスト前の夏休みであり、部活あり、塾や課題で周りはまさに忙しくなる夏休み!
(娘は、バスケ部に入ったので尚の事!)

 

部活やテスト前で忙しくなる中学校の夏休みに思い切った理由。

 

そんな夏休み、思い切って娘と一緒に1ヶ月ほどアメリカ(+少しカナダも)に行ってきました。

もちろん目的は、

・語学力向上!…とかでもなく
・教育視察!…的なものでもなく

全く別の理由。

それは、

 

目の前のこどもの様子、そしてさらに言えば、娘のタイプに合った『これからの学び方』を考えた時に『今』必要なチャレンジだと思ったから

 

でした。

 

自分に合った進み方を見つける|関連付け型積み上げ型

 

娘が小学校1年生になった時にすぐに伝えてきてくれた、「『学び』は好きだけれど、『お勉強』は嫌い」という言葉。

これは彼女のタイプをとても端的に表しているな…と今でも感じていて

 

『与えられた課題をひたすらこなす』というスタイルでは力を発揮しにくい

 

タイプなんですよね。

 

与えられた課題をこなすスタイルよりも、自分で興味を持ったものを掘り下げていくスタイルが合っている子

 

娘は、一度興味を持ったものに出会えば、体験や知識をどんどん関連付けて考え、深めていける、そんな特徴が強く出るタイプ(関連付け型=繋げて考えるのが得意)。

これが正に、学校の学びリズムとは合い辛かったんですよね。

もちろん、反対に『コツコツ積み重ねが型』が合う子もいます。

日々の課題や練習を繰り返す中で力を伸ばし、自信をつけていくタイプの子(積み上げ型=反復で理解を固める/手順に沿って少しずつ進む)^^

なので、『学校の学びスタイルがよくない』などと言うつもりはありません。

単純に、リズムに合うか合わないかの違い。

 

学校の学びリズムに合う子と合いにくい子がいるもの

 

大事なのは、

 

『どちらのタイプが良いか』ではなく、『こどもそれぞれに合った進み方』を見つけていくこと・進んでいく事。
そしてその見立てが、学びの自走力と自己肯定感のベースになる

 

と考えていく事だと思っています。

いわゆる学校のスタイルに『我が家はちょっと合いにくいタイプ』というそれだけ^^

その結果、我が家が選んだのは、いわゆる中学生の夏休みの過ごし方から振り切った時間の過ごし方、『お勉強を頑張る時間』ではなく『体験を深める時間』にしてみたのです。

 

我が子に合った、これからの臨み方は…

 

学校のお勉強や定期テストは、多くの場合 「積み上げ型」の学び方を前提とした仕組み。

けれどこのスタイルは、『体験や情報を点として受け取りどんどん枝葉を伸ばし、関連づけながら立体的に理解していく』という娘の学びスタイルとは、まるで真逆。

もし無理にその枠に嵌めていこうとすれば、娘の強み・良さは活かされず蓋をされてしまうような感じになる。

これって、単なる『我慢』で終わるお話でもないと考えていて、

 

いくら得意な力を発揮していても『テストで点が取れない=自分はできない子』と受け取ってしまいがちになる

 

そういった可能性もあるんですよね。

特に年齢フェーズ的にも!

 

枠を意識した関わりよりも、我が子に合った戦い方・進み方を見極める

 

これは『能力』の問題ではなく、『評価軸』と『心地よい学び方』のズレが生む『自己認識の歪み』。

だからこそ私は、枠を意識した関わりをするのではなく、強いていうなら『この子に合った戦い方を見極める』事が何よりも大事だと考えているんですね。

その視点で娘の時間をみていった場合、いわゆる積み上げ型一辺倒の評価軸とは適度に付き合い、『体験に振り切る』というスタイルはこの子にはベストだな…と思った訳です。

 

思春期は『自分のやり方』を模索する時期

 

発達心理の観点でも、中学生は『自分らしいやり方』を探し始める時期なんですよね。

 

思春期を迎える中学生は、『自分に合ったスタイル』を探す時期。

 

…というのも、中学生って、

 

【周りの子と比べて『自分はどう頑張るか』を考える】
認知の発達段階から『他者の視点』を取り入れる力が急速に伸びる時期故に、単に『できた・できない』ではなく、周囲と比べて自分はどの位置にいるのかを意識するようになる。
⬇︎
この比較は時にプレッシャーにもなるけれど、同時に『自分なりの頑張り方』を模索するきっかけに。


【自己肯定感が大きく揺らぐ】
思春期は、評価軸が家庭から学校・社会へと広がる時期。
『周りからどうみられているか』が自分の価値判断に直結しやすくなり、小さな失敗や周囲の反応に大きく揺さぶられるのが特徴。
⬇︎
この時期に経験する『できた』『認められた』という感覚は、自己肯定感を支える大きな土台に。

 

…といった時期だから。

そういったタイミングだからこそ、機会があれば少しでも『自分に合ったやり方』を実感できる体験が持てたらな…というのもありました。

 

我が家の選択は『ストーリー作り』に全振り

 

アメリカ滞在では、現地サマーキャンプにてヘルパーボランティアをさせてもらったり、キッズビジネスフェアでは出展をしてみたり…と過ごしました。

ですが、これって単なる思い出作りという訳でもないんですよね。

 

中学1年生の夏のアメリカ渡航は、ストーリー作りに全振りのため

 

私はこう感じて、こう考えたから、この選択をした

 

この思考の仕方・捉え方である『自分を知り』そして『自分を表現(自分を語れる)』ようになるきっかけになれば…と思ったからなんですよね。

もちろん!
たまたまご縁あって、我が家の選択肢に今回の機会が入っただけで、渡航する事がイコールその力が育つ時間という訳ではないです。

本当にご縁とタイミングが娘の興味関心にピッタリで、何よりも本人がこの機会に意欲的だったので、頑張って連れていった感じです。

そして何よりもこれからの時代求められる『自分だからこそ生み出せるストーリー』作りに、全振りしてみたような感じです。

 

進学視点での『体験の価値』

 

それこそ、『私はこう感じて、こう考えたから、この選択をした』といった『自分ストーリー』を今では進学の場面でも求められるんですよね。

そう、今って

・国内の総合型選抜や高校受験の場でも『体験をどう意味づけるか』が評価される
・海外進学の場では『学びと社会をどう結びつけるのか』が問われる

 

時代。

 

国内外の進学で今求められているのは、『自分らしいストーリー』

 

それは、

 

・AIとの共存時代だからこそ、知識量や処理速度だけで人の強みは示せなくなり、『自分は何を大事にしてきたか』『どんな選択をしてきたか』がポイントに。
 
・これからの時代は『知識ある人』ではなく『知識をどう繋げ、どう意味づけるか』を語れる人、『自分のストーリー』として位置付けられる力がポイントに。

 

なっていくからなんですよね。

だからこそ今回の渡航は、

 

「海外に行ったから特別」なのではなく、娘のタイプに合った学び方をどう整えていくかを意識した一つの選択に過ぎない

 

ものなんですよね。

 

キッズビジネスフェアへ挑戦しに!

 

そしてこの姿勢は、日常の中でも同じ。

部活や遊び、そしてちょっとした挑戦の場でも、こどもが『自分はこう考えた』と語れるように関わっていけるかどうか。

これからの時代に必要なのは点数や資格以上に、そうした小さな体験を自分の物語に変えていける力だと感じています。

今回の海外渡航だって、おうち英語だった、その因子の1つに過ぎないもの。

大事なことは、こどもに合ったリズムを見つけながら『自分を語れるストーリー』を育んでいく事だと感じています。

今、オンラインサロン-Jigsy- でも、メンバーさんと一緒に、お配りしているフィードバックシートをヒントに、『日々の体験をどう意味づけるか』を試行錯誤しています^^

小さな気づきが積み重なって『自分らしいストーリー』になっていく、そんな過程を一緒に育てているところです^^

英語 ✕ 発達視点✕ グローバルな学びを“好き”から育てるサロン ーJigsy ー こどもも、わたしも「らしさ」や特性を強みに変える、グローバル視点の子育てサロン

 


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