こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。
先日、娘が英語でMinecraftをしている様子の動画(ただただ娘が話しているところだけをクリップした動画)をアップしてみました。
その動画をご覧くださった方からは、よくこんな質問をいただきます。
・おうち英語なバイリンガル子育てで、『これだけはやっておこう!』というものはありますか?
実際にたくさんのご家庭をサポートする中でも、この質問は本当によくいただきます。
もちろん、まだまだ道半ばなおうち英語なバイリンガル子育てですし、彼女の英語も日本語同様言い間違いも多々あります^^
そんな中でも、私自身が大切にしてきた「これだけは外せない3つの視点」を、今回は発達と個性の観点からまとめてみました。
おうち英語なバイリンガル子育て|我が家の環境と前提条件
まずは、我が家の英語環境についてシンプルにまとめてみようと思います。
>>>>>>>> ┗正確には小学校にはブレンド型登校であったり、ブレンド型授業参加スタイルで、投稿日数が少なかったりします
・おうちでの会話はバリバリの『日本語オンリー』
┗あえて母語環境を大切にしています。
・2歳の時に1年間だけ、週1でインターのお預かりに参加した事はアリ。
>>>>>>>> ┗発語が早かった事もあり、お預けをお願いする前には英語もセンテンスで話す様子はありました。
・現在の英語環境は、オンラインのみ
┗この時間は、テキストを使わず、毎回「遊ぶ時間」として参加。ノーカリキュラムです。
・読み書きは『パワーが要るタイプ』なので、こちらから働きかける学習は一切していない。
┗本人が楽しめる範囲、今の状態を尊重し活かす関わりファースト
…と英語時間・環境的な部分はこんな感じです。
また、上記でも触れており、こちらのブログ記事を通して何度もその様子と共に書いてきていますが、娘はなかなかと『読み』『書き』にパワーが要るタイプです。
どのタイプの子であっても『読み』『書き』に関しては、本人のタイミングで行った方が良いので、特にそこにパワーが要る娘にはもちろん取り組みとして何かしてきた事やしている事はありません。
ただ、『自分のペースで付き合えているから』というのもあり、『読む』事は彼女なりに楽しめている為、最近ではより情報収集のツールとして自ら触れてはいますね。
そんなに長く読むことは難しいですが。
おうち英語なバイリンガル子育てに欠かせない取り組み|耳づくり(かけ流し)
さて、おうち英語なバイリンガル子育てに1番欠かす事の出来ない取り組みといえば、『耳作り』です。
いわゆる『かけ流し』という取り組みですね。
『かけ流しは幼児期だけ』と思われがちですが、実際は年齢や発達段階によって目的が変わるため、長く続ける価値がある取り組みだったりします。
『かけ流し』についてはまた改めて別記事で書いていこうと思いますが、ざっくりとお伝えさせていただくと
英語の持つ音のリズムや文法リズムを刻んでいく取り組み
【小学生以降】
『読む力』を上げていく伏線となるよう、聞き慣れた言葉を増やしていく取り組み
といった感じにかけ流しが持つ役割というものは変わってくるんですね。
また、かけ流しの『コツ』としては
・特に『リズムあるもの』(=歌やチャンツ)を中心に選ぶ
というところにポイントがあったりします。
この辺りについては、また別で『かけ流し』をテーマにした記事で理由と共に書いていこうと思います。
耳づくりができていれば「おうち英語で最低限やっておきたいことはクリアしている」と言えるくらい、このポイントを押さえた取り組みってとても大切な要素だったりします。
英語は『第二言語』としての立ち位置を持たせる
おうち英語をポジティブな形で続けていく上で大切なことは
ということです。
これは、『英語は日本語の習得を遅らせる』などといったそういう話では勿論ありません^^
むしろ逆で、こどもの言語形成のステップを考えた時、
・この15年のうち、我が子がどの言語環境下に身を置き思考力を育んでいくのかを意識する
・言語環境下が日本語であれば、日本語がしっかり育っていけば行くほど、英語の運用力は格段に上がる
という事を意味してのそれです。
こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。このブログでも何度も書いてきてしまっているのですが、バイリンガル子育てをしていく上で大切なのは 言語習得理論を活かすためにも『[…]
こちらのブログ記事を通して何度も書いてしまっていますが、
のです。
『思考力』もその支える力の1つに当たるものであり、その『思考力』は『第一言語である母語』が1番伸ばしていってくれるものとなるわけです。
要は、
母国語である日本語がしっかりしていれば、英語が入ってた時の運用能力が本当に上がっていきます。
我が家の場合、もちろん『日本語』が母語であり、そして娘が『今』そして『今後』の【言語形成期】に身を置き、過ごしていく環境は『日本語』の環境だからこそ、日本語の時間を大切にする事を心がけています。
英語を習得しやすいタイプにしていく関わり時間
日本語をベースとして育みながらのおうち英語で意識したいのは、『英語習得を支える力』を育む事。
それが、『英語に触れた時に、よりスムーズに習得していける』ポイントだからですね!
英語習得を支える力とは例えば
・記憶力
・空間認識力
・論理的思考力
・「わからない」に向き合う力
…とあります。
こえれらってお勉強という形からではなく、遊びにや日常の中で自然に育つもの。
特に外遊びには、言語習得を促す要素がたっぷり含まれているんですよね^^
もちろん!
遊びの中で使う言語は【日本語】であってよく、とにかくどんな遊びをしていても外で遊ぶ遊びには『言語習得を支える(促す)力を育む機会』がたっぷりと詰まっているのです。
例えば、『ボルダリング』も空間認識や説明力を育むものにつながるので『英語習得を支えるアクティビティ』と言えるものだったりします^^
(『外遊び』とは少し違いますけどね!)
こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。 先日、今年の『登り初め』をしてきました^^ 『登り初め』って、ボルダリングです^^ 実は『ボルダリング』って[…]
故に、我が家がもう本当に『遊び中心の生活』をしているのは、そういった理由からもあるのです^^
もちろん、『外遊び』以外の時間である遊びの時間、『興味関心に向き合う時間』にもその要素はあります。
興味関心から生まれる『もっと!(探究心)』を大切にする
ここまでの流れで受け取っていただき始めているかなと思うのですが、
なんですよね。
その原動力になるもの、『外遊び』のようにつながっていく英語力向上の要素になるもの、それは【探究心】。
こどもは本能的に『学びとる力』・『物事を習得していく力』を刺激するような遊びを選び取れるからこそ、こどもが「やってみたい!」と思った活動時間を過ごすことは何よりもの鍵になるものです。
【探究心】が英語につながっていく理由って、
┗今のこどもたちは、私たちがこどもだった時よりも『海外や異文化との距離は全然近い』です。故に、『好き』を追いかけていく過程の延長に自然と英語が出てくる環境があるのです。
・英語は探究心を満たす『便利なツール』になる
┗こどもの好奇心から生まれる「もっと!」に付き合っていくと、時に時間がかかる事もあれど、結果的に『英語』に辿り着く道筋になるもの。つまり英語は『目的』ではなく、『好奇心を広げるためのパスポート』のような存在なのです。
・ポジティブに『できない・分からない』に向き合える心が育つ
┗探究心を支えるのは、評価や正解不正解のない『認められる時間』。その時間こそが自己肯定感と『挑戦できる心』を育て、英語習得にも直結すれば加速もさせてくれるのです。
こんにちは、こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。 以前、メルマガを通して、おうち英語なバイリンガル子育てについての現在のお悩みについてアンケートをとらせて頂いたんです。 &nb[…]
「おうち英語は短距離走ではなく、長距離マラソン
よく
といったお声を受け取らせていただくことがあります。
この答えは、NO。
確かに、幼少期の大量インプットはプラスになるものですが、それが必須というわけではないんですよね。
おうち英語って、長距離マラソンと同じもの。
ただ言えることは、
15年くらい経ってから、本当の意味での『結果』を感じられ始めるもの。
>>>>>>>>15年くらい経ったその時に、成果を感じられるようにしていくために、日々の遊びや探究心を大切にしながら過ごすことが大切。
ということなのです。
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