我が家の不登校はポジティブ不登校。発達凸凹さんの発達個性を大切にするための『あえて』の形。

  • 2021-01-19
  • 2021-10-04
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こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。

インスタグラムでは、割と

・学校での様子
・自宅での活動
 (「取り組み」とまで言えるかな?…って感じなので。)
・こどもの興味とリンクさせて触れた本やワーク


についてこちらのHPブログよりも載せていたりします。

https://www.instagram.com/chiyono_hayashi/

まぁ、インスタグラムの様子を通して娘をみていると、こちらでも書いている以上に、ある意味『自由な』感じの様子が受けて取れるかなぁ…と思います^^;

特に【学校との付き合い方】に関しては。

最近はそんな娘の様子をきっかけにこちらのHPに来て下さる方も多く、HP内の検索ワードに

・不登校
・学校 行きたくない


といった検索が増えているので、今回はその辺りについて書いてみようと思います。

『学校』との付き合い方は独特かも


タイトルに「かも」と書きましたが…

一般的に言ったら結構「独特」かも知れません。

学校には行ったり行かなかったり。

行くことがあっても、2時間目から…など「遅れての登校」だったりします。
(お友達や先生に迷惑が掛からないように配慮しながら…)

そんな過ごし方をしている我が家ですが、『不登校』という検索ワードがこのHPの中で増えていると知るまで『不登校』というフレーズは全く頭になかったんです。

確かに『登校』に「〜しない」という意味の『不』という文字をつけ、『登校しない』ですものね。

そう考えた時、我が家は不登校。

そしてかなりポジティブな不登校です^^

娘が不登校的になる1番の理由は『できない』


我が家の娘は遅刻をして学校に行ったり…と不登校的な過ごし方をしていますが、決して学校が嫌だったりではないんです。

寧ろ、『学校という場所は大好き』な人。

インスタグラムでもお付き合下さっている方はご存知かも知れませんが、校長先生・教頭先生はじめ今年度の担任の先生にはとっても恵まれている娘。

まるっと娘の様子を受け止めてくださり、こどもたち各々に『認める』言葉をかけてくださる今の担任の先生の事は本当に大好き。
(私も感謝でいっぱいです。)

そしてその担任の先生がしてくれる授業は豆知識的な雑談を挟みながら…の授業で、娘は楽しいそうです^^

お友だちとの関わりは2年生らしい悩みを抱えて帰ってくる事はありますが、下校後は毎日外でお友だちと遊んでいるので基本的に楽しいと思える時間の方が多い人。
(最近はコロナ感染者数が増えた事を受けて、自粛してますけどね。)

また、学校を休んだ日でも放課後になれば公園に行き、お友だちと遊ぶ姿もあったりするので、お友だち関係で大きく躓いている様子は無い感じですね。

それでも学校に遅刻していったりお休みをしたりと不登校的に過ごしているのは、本人と改めて話してもやはり

・みんなのように速くノートを書いたりできないから
・たくさんノートに文字を書く事が大変だから

 (彼女基準での「多い・大変」)


という理由から。

担任の先生は、「できるところまででOK!」「今日も頑張ったね!」と常に認めて下さる先生なので、1年生の時とは見違えるくらい書くようにはなっているのは事実。

1年生では登場回数が少なかった消しゴムも、今年は担任の先生からの良き影響で綺麗に書く事を意識し書き直す姿もあったり。

それでもやっぱり心の発達的に

児童期(小学生期)は、
「自分のできる/できない」を知り始め
周りのお友だちが幼児期の時よりも見え始め
周りと自分を見比べ始めるようになっていき
その過程で『自分』というキャラクターを作り始める時期


なので【自分のできないと向き合う時期】故に『書けない』という壁にぶつかるのは仕方のない事。

そんな時期に大事なことは、『できない』とどう向き合い付き合っていくのかということ。

その向き合う過程に我が家は『学校には自分のペースで参加する』を選んでいる感じです。

発達凸凹(発達障害)さんでもそうでなくても
『できる』へのアンテナ張りを大切に


我が家の娘は、『書く』事に対しては本当にパワーがいるタイプ。

できる事とできない(パワーが要る)ものとの差が大きくある所謂『発達凸凹』さん。

故に『書く』への取り組みに躓くのですが

誤解を恐れずに言うと、私は『そこ(パワーが要るもの)に対しては頑張らなくていい』と考えている


次第です。

発達に凸凹がある子の事を世の中では『発達障害』と言いますが、個人的には出来ると出来ないの差が大きいからこそより『個性』がみられる『発達個性』だと考えています。

そう考えた時、『今の我が子の状態を丸っと受け止める事で、その子の個性が輝く』のだからこそ頑張るのではなく『出来ている事』にしっかり着目する事が大切。

そして何よりも大事なのは、そうしていく中で

「自分に出来る事」や「自分ならどうするのか」などの【自分なり】の代替え案を自分自身が知っていく事


が大切なんですよね。

そして

裏を返すと【代替え案】を知っていく為には『自分の出来るをしっかり知り、そこに自信を持てるようになっていく事が大事


なんですよね。

自分に合った方法を見つける為の『頑張らない』


【代替え案】を知る為に、『自分の出来るを知り、そこに自信を持てるようになっていく事が大事』と先に書きました。

その為に大切なのは、

【好き】にとことん向き合える時間
自分の【好き】や【心地よさ】をとことん追いかけられる時間


を過ごす事。

特に先々の事を考えていった時、小学校低学年くらいはこの時間を過ごす事がとても大事になっていきます。

「好き」なものや「心地よさ」などが分かってくると、自ずとふるいにかけられるかのように

・自分はこういったものなら出来る
・自分はこういった形のアプローチからなら楽しめる


などが段々と確立されていき、『うまくやっていける方法をすり合わせていける』ようになるんですよね。

この『すり合わせ方法』を見つけていく事を小学校高学年くらいの時期からし始め、中学校に入ってからの学業に対応できるように少しずつしていく。

その為にも今は、「できない」を頑張るのではなく『出来る』にアプローチをしていく事が大切として過ごしています。

不登校や「学校 行きたくない」は逃げではない


そうなると「なぜ『好き』や『心地よさ』を知る為に学校を休むのか。それは逃げではないのか?」といった疑問も出てくるかも知れません。

結論から言えば、

「不登校」や「学校 行きたくない」は逃げではない


ので、嫌なものから逃げる癖などはそこで付くものではないです。

大切な事は『自分はどんな選択肢の中でそれを選びとっているのか』をこども自身が知る事で、それを知る事で「逃げ」ではなくなっていきます。

例えば我が家では、和やかな雰囲気で

・学校というところなどんなところなのかという話をしたり

・『学校』というところは世界中にあり、
 どの国も平均的に7歳くらいになったら通う形になっているけれど、
 それはどうしてなのだろうという話をしたり
 ⇨人の成長を考えて行った時に必要とされている場所なのだろうと話たり

・これからの時代、
 「学校」という場所の形態は変わってくるかもしれないけれど、
 それはなぜだろうという話をしたり
 ⇨画一的な学びではなく、
 「『好き』や『得意』を伸ばす時代なのかもね!」という話に繋げたり

・世の中には学校には行きたくてもいけない子もいるという事を話したり


しています。

それと同時に、

自分が選ぶのは、『(その先に成長のない)逃げ』なのか『成長ある場所移動なのか』


という事を考えてもらうようにしています。

色々な情報と選択肢の中から主体的に考え選びとってもらい、今どう過ごしたいのかを考えてもらっています。

ただ「休みたい!」「はい、分かった!いいよ!!!」という感じで過ごしているのではなく、毎回どんな理由と共に選択をしているのかを考えてもらっています。
(深刻的な感じで話すのではなくラフな感じで話てます。)

そして『好き』と『興味』を楽しんでもらう時間を過ごしてもらっています。

立ち止まるから自分が分かり自信もついてきた


上記のような考え方と付き合い方で過ごしている我が家。

学校を休んだ時の過ごし方はこどもの興味関心からで、

・こどもの好きなテーマを取り扱っている
 海外のオンラインがあればそれに参加したり
・パソコンで何かを作ったりして過ごしていたり
・絵を描いて過ごしていたり


…と特別学校の事や学校のカリキュラムを意識した時間を過ごしたりはしていません^^;

ただ、本当にそう過ごしていっているうちに娘の中で

・得意な事
・自分に向いているアプローチ
・好きな事から広がる学び
・今までの点と点が繋がり深まる学び


などが生まれていっているのはとっても感じますし、こちもサポートがよりし易くなっています。

例えば、「自分は何か自分でアイディアを出して過ごす時間が好き!」という気付きとそこに対する自信を得たので、図工や(アイディアを出しまくる)生活の時間には積極的に参加しに学校に行ったり^^

そんな感じに彼女の中でバランスを取りながら学校に行き、学校という場所を活用しながら過ごしている我が家。

ポジティブな成長ある場所移動の1つとしての不登校です^^



※オンラインカレッジでは、月1セミナーはじめ交流会ではそういったお話ももりもりしています>>>

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
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そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
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たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
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定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
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誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
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Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
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✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

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