渋沢栄一さんの『論語と算盤』から広げるこどもへのお金教育 -おすすめの日本語絵本と英語絵本-

こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。

小さな頃からしていきたい教育の1つに

お金教育


があると思います。

どうしても私たち親世代には「お金の話はあまりしてはいけないもの」など、お金にはネガティヴな印象がありますよね。

でも実際は伝えていきたいものですし、何よりも

お金の話はお金の話でとどまらず、実は視野も広げていってくれるものになる


なるので大事だったりします。

それゆえに、我が家でもお金の話をするようにしており、今の娘は「お金を稼ぐ」というところに興味を示していたりします。

でもこれ、決して変な意味の事ではなく、色々と娘なりに考え『役に立ちたい』から来ているものだったりします。

今回は、そのきっかけやその際に触れている本等について書いていきたいと思います。

こどもが『お金』に興味を持ったきっかけは
やはり自分の『興味関心』『好き』から


我が家の娘はSDGsに対して興味があり、中でも『地球環境』に対しては特に色々と考えているタイプ。

SDGsに関して、そして地球環境に関して興味がいった時に触れた本については、下記のブログ記事にてご紹介しています。

https://hayashichiyono.com/archives/12150/sdgs_book/

…とそんな地球環境等がきっかけとなり昨年の夏頃に娘が「みんなと一緒に地球環境について考えていきたい」という気持ちからオリジナルTシャツを作った事がお金への興味のきっかけでした。

「もし販売をしたら、入ったお金をどうしようか?」という話をきっかけに『収益のいくらかを募金とかに使う!』という考えになった事がスタートです。

本人は本当に売り出したい気持ちだったようですが、私が尻込みをし販売せずに今に至ってますが^^;

ただ、大好きな俳優さんであるザックエフロンが勤めた『地球の未来を考える』をテーマにしたNetflixの番組には送っていました。



…とそんなとこから始まった「お金」への考え方。

それをより加速させたのは、娘の映画好きのきっかけをくれたマイケル・J・フォックスの2度目の俳優業引退のニュース。

VOGUE JAPAN より
不治の病パーキンソン病を患ってしまったマイケルは、その不治の病に関する研究費集めをしているのですが、「それの協力をしたい!」という思いがこのニュースをきっかけに生まれ、そこからお金への興味が加速していった感じです。

こどものお金への興味は『主体性』から


上記のようなきっかけから、我が家の娘は『お金』への興味を持ち始めました。

その後も、「お金を稼いで、ホームスクーリングの子たち用の学びの場みたいなのを作りたい!」など、

何か役に立てる目的を達成させる為にお金を集めたい


といった形でお金を稼ぐ方法みたいな事を考えていたりします。
(クラウドファンディングについて調べたりもしてましたね。)

こちらのブログ記事ではよくお伝えしていますが、

・自分はどう考えるのか
・自分はどうしたいのか


と『主体的に物事を考える』経験の積み重ねは必ず繋がっていくものがあるものです。

我が家をこれを機に、

・ビジネスについて
・経済について
・投資について


などの話に(まだまだサラッとですが)広がっていったりもしています。

こちらから何かを「教える」という事をしなくても、主体性もって過ごしていくとそしてこどもの「好き」や「興味」に付き合っていると必ず繋がるものや広がるものがある。

私も今回娘との関わりを通して改めて感じましたね。

こどもへのお金教育がきっかけとなって触れた
日本語の本と英語の本


『お金』をテーマにした絵本や本は以前から少しずつ購入してはいたのですが、今回の『お金』への興味を通して改めて触れた本や購入した本をこちらではご紹介していこうと思います^^

こども用『論語と算盤』


日本を代表とする実業家『渋沢栄一』さんが書かれた『論語と算盤』。

「論語か算盤」ではなく「論語と算盤」という「人として大切な事を忘れずビジネスを…」という『人の心』に焦点をあてたような本で、これは本当におすすめな1冊です。



1ページに1つ大切なメッセージとそれに対する説明を記載してくれている、とても分かり易い内容の本になっています^^

幕末・維新人物伝 渋沢栄一 (コミック版 日本の歴史)


やはり広がるのは『論語と算盤』の著者「渋沢栄一」さんという人物に関して。

「人」に対しての興味が高い娘というのもあり、自然とそこに繋がっていきました。



ちょうど時代の移り変わりがある時の話なので、そういった角度からも楽しめている本です。

【図解】に関してはピカイチなUsborne社さんの
“for Beginner” シリーズ。


『図で説明する』という事に1番長けているUsborne社さん。

Usborne社さんの “for Beginner” のシリーズもいくつか購入しました。
(実際、他のテーマに関してもこのシリーズのものを揃えてしまっていますね。)

文字は小さめで一見詰まっている感じもあるのですが、書かれている英文はとても分かり易い形で書かれています。

Money for Beginner




・お金の歴史
・銀行の事
・政治とお金に関して


などなどについて書かれています。

Business for Beginner




・ビジネスの始め方
・ビジネスでのお金の流れ
・ビジネスの広げ方


などについて書かれています。

Economics for Beginners




・経済はどのように動いているのか
・株とは何か
・輸出入について


など書かれています。


もちろん、各々しっかり理解しながら読み進めている訳ではありません^^

何度も折に触れて触れていく機会を積みながら、噛み締めるように理解していく形をとっています。

managing your money




こちらもUsborne社さんの本。

これは先に上げましたbeginnerのシリーズよりも上の年齢層が上のこども向けに作られた本。

我が家では読み聞かせ専用として使っている感じです^^

経済学入門絵本


こちらは以前別の記事でもご紹介した事がありますが、この絵本も本当に良いのでもう一度^^

元々は英語で書かれたものですが、今では英語版は手に入らないんですよね。

ですが、日本語でこうやって分かりやすく伝えてくれる絵本も少ないので、日本語でよかったと感じています^^

レモンをお金にかえる法




経済学入門の本。

こどもに分かり易い形で、言葉の知識を広げていってくれます。

続・レモンをお金にかえる法




先にあげました『レモンをお金にかえる法』の続編にあたるこちらの本は、インフレ・不況・景気回復の流れをストーリー仕立てで分かり易く伝えてくれている本です。

What are Stocks?
Understanding the Stock Market




タイトルの通り「株」についての本。

今回新たに購入したのがこちらの本で、まだ手元には来ていないのですが^^;

ただ、こちらの “Baby Professor” というシリーズの別のもの(状態変化・ガンについて)を持っているのですが、それらが良かったので地味に期待中です。



こんな感じで色々と「お金」の興味が広がり、色々と関心のアンテナが張り出している今。

まだまだ点と点を結んでいく線ができ始めているような時。

ですが、こちらから何かを『教える』という事をしなくても色々と広がっていくのだなぁ…と改めて感じます。

今年の大河ドラマは渋沢栄一さんの物語『青天を衝け』。

ちょうど良いタイミングだったなぁ…と思うばかりです^^

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