間違いを恐れる子に対しての言葉掛けから分かる「自己肯定感の高さとプライドの高さの違い」

こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。

私の育児は、『ポジティブな視点で!ポジティブな切り返しで!!』がモットー。

その方が親子共にストレスを感じにくく、こどもの可能性も広げられるような日々になるので^^

そんな私の考えに共感して下さり、こちらを通してお伝えさせて頂いております「関わり方」や「声掛け」の仕方を参考にして下さっている方がいらっしゃる事を知る事が多い最近。

これは素直に嬉しいですね(照)

そんな中、

智代乃さんのようにポジティブな言葉を掛けるようにしてみたり、こどもの様子を受け止めたような言葉掛けをしているのに、どうも上手くいかない時があるんです…。


プライドが高いからか、失敗を恐れて挑戦をあまりしないのです。

「失敗してもいいよ!」と伝えてはいるのですが、それでもなかなか…。

そのプライド(自信)があれば、挑戦できるような気がするのですが…


といった声を頂く事があります。

確かに、

いつでも先ず「プラスの言葉掛け」や「こどもの言動を受け止めた言葉掛け」が有効かというと少し違う


のです。

以前、下記の記事にて『言葉掛けの際のポイント』について書きました


今日は、ここから少し詳しく書いていってみますね!

こどもへの言葉掛けのベースは『受け止め』



我が子への言葉掛けで大切な事は、

我が子をまるっと受け止めるような『安心感』を与える言葉掛け


です。

「安心感を与える言葉」って、

・今の様子
・今の感情


など「その時の状態を認める」言葉掛けをする事ですね!

例えば我が子が『うまくいかずに拗ねた場合』、「プラスの言葉掛け」や「こどもの言動を受け止めた言葉掛け」をしようとした時、

・「失敗は成功のもとだから、次は今よりも更によくなるかもよ!」だったり
・(こどもの意思を尊重するつもりで)「嫌だったら今日はやめたら?」


といった言葉掛けなどを先ず掛けたくなるかも知れません。

そして実際にかけてみたら、「なかなか機嫌が直らなかった」「かえって逆効果だった」なんて事を経験された方もいらっしゃるかも知れません^^

上記の言葉は「安心」を与える言葉掛けとは少し違く、その前にワンクッション必要なのです。

こどもの今の気持ちを受け止める事が『共感』の言葉掛け



こどもに限らず人は、『あなたOK!』をもらえる事で安心します。

そして『あなたOK!』の言葉をもらった事で、心の扉を開け始め、こちらからの言葉を割とスッと受け入れてくれるようになるんですね。

「自分、これでOK!」という『自己肯定感』と「認めてもらえた」という『安心感』が聞く耳を持たせてくれるイメージですね!

例えば、うまくいかずに拗ねた場合、

「うまく行かなくて悔しくて、『もう!』ってなっちゃうよね。」
 とこどもの気持ちを言語化するようにワンクッション挟んでから
「でもそれって、『こうしたい!』という目標が持ててるからだよね。素敵だね!」
 とポジティブなメッセージを伝えてみたり


する感じですね!

「悔しくて『もう!』ってなる気持ちを受け止めてもらえた」事で、「分かってもらえた」と安心が少しできちゃうんですよね^^

こどもって『自己肯定感』が基本的に高いのです。



年齢が低ければ低いほどあるあるなのが、

・「わたし/ぼく ●●できるのー!」などの『自慢』
・「ぼく/わたし が1番だしー!」といった『自信』


を感じる会話^^

上記の会話って、よく「マイナスなイメージ」を持たれがちですが、これは成長の過程においていたって普通の出来事。

こどもって自己肯定感が基本的に高いので、上記のものはその延長で口にする会話なのです^^

そう、自己肯定感が高いからこそ、一旦自分を受け入れてもらえる言葉掛けがないと、軽くショックを受けるような感じなんですよね^^;

なので、こどもの様子を受け止める言葉掛けをスキップしてしまうと、

・今、目の前の出来事がスムーズに出来なかった事での「ショック」
・大好きな人にそんな自分を受け入れてもらえなかった「ショック」


のダブルショックをこどもが感じ、どんなに掛けた言葉がポジティブな言葉掛けであったりしても結果『かえって逆効果だった』なんて事が起きてしまうのです^^

ただ間違えてはいけないのは、決して「ご機嫌をとりましょう」という事ではないという事。

あくまでも

・こどもの切り替え能力
・こどもの物事に対する心持ち育て


をねらいとした関わりなのです^^

「自己肯定感」と「プライドが高い」は別のもの



自己肯定感の高さからか、プライドが高く、それが邪魔しているようだ


こういったお悩みをお持ちのおうちの方も少なくないですね。

先ず、「自己肯定感の高さ」と「プライドの高さ」ですが、

【自己肯定感の高さ】
・自信から生まれるもの
・自分そのものを丸っと受け入れられる力
・失敗したり出来ない自分もOK!と思える力
・失敗を恐れずチャレンジ
・「大丈夫!」が根っこ


【プライドが高い】
・「できない」に敏感
・自分の「出来ない」を受け止めにくい
・失敗を恐れるので守りに入りがち
・「大丈夫かなぁ?」が根っこ


といった違いがあります。

今回、あえて比較しやすいように書いているので、「プライドが高い」子の特徴がマイナスな感じになってしまっていますが、プライドを持つ事は大切です。

私もこの仕事をするにあたり、「プライドを持って」行なっていますからね。

持って生まれた「こどもの気質」もある



人には『持って生まれた気質』というものがあります。

例えば「プライドが高い子」は、環境によってなる場合もあれば「そもそもそういった傾向を持って生まれてきた子もいる」のです。

その気質を『直そう』としない事がポイントです。

すべき事は、

『気質』を直そうとするのではなく、『足りないものを補おう』に似た感覚で付き合う事


です^^

先ほどあえてあげた『自己肯定感の高い子』と『プライドが高い子』の違いから、補っていってあげたい感覚を見つけてあげてください♪

「自己肯定感が高い子」と「プライドが高い子」の大きな違いは『出来ない』に対する向き合い方。

だからこそ、サポートするおうちの方は、先に挙げましたように今のお子さんの様子を認めながら

・我が子の「出来ない部分」こそ認めるような関わりを「出来る」を褒める以上にしていく事
・出来ない事があった時、「注意」よりも「ポジティブワードへの切り替え」を心がける事
・おうちの人自身の「できなかった話」をふんだんにしてあげる事
 (これに結構、こどもは安心を得るものなんですよ♪)


を心がけていく事がポイントとなります。

もし環境的に可能であれば、特に幼児期は「答えある取り組み」を休む事が本当は理想だったりします。

答えある取り組みは、「正しさ」を常に求めがちなるので、こちらが心がけて関わっても心のリハビリになりにくいからですね。

これからまだまだ長く続くバイリンガル子育てだからこそ、『今』できる事に焦点を当てる事は大切です^^

また、自己肯定感高い子は、『自分もOK!相手もOK!』といった考え方を持てているので、これからのグローバル時代に活きる存在に1歩近付いていきます♪

そう、

グローバル力を育てるバイリンガル子育ては、英語以外の部分もしっかり育てていく事で叶っていく部分でもある


のです。

そんな子育てのヒントは、こちらでいっぱい受け取っていって下さいね!



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