おうち英語なバイリンガル育児あるある『動画の言語問題』

  • 2019-12-20
  • 2021-04-08
  • Blog
こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

おうち英語なバイリンガル育児において役立つツールの1つであるYouTube。

『役立つ』ツールであって、必ず沢山観て吸収しなくてはならないツールではないです^^

言うなれば、

YouTubeは、バイリンガル育児においてちょっとしたスパイス


みたいなもの。

とは言え、おうちの人としてはうまく活用してもらいたいものですよね。

TVや動画を見る時の
日本語と英語の言語のバランスについてのお悩み


先日、このようなご質問を頂きました^^

日本語と英語のテレビについて悩んでいます。

子供は日本語動画が大好きです。英語テレビが嫌いなわけではありませんが、選べるなら日本語動画です。

がっつりバイリンガル育児をしていると子供さんが英語テレビ勝手にみたり、小さい時から英語だけに徹底してたりするのですが、うちみたいにゆるゆるで日本語動画見せちゃって子供がそっちばかり見たがって困る!って方、どうしてるか知りたいです!

テレビ時間もある程度制限してるのでその中で英語見なさいとは言いづらくて…

朝だけは英語とかこの日は英語とかいろいろしてみるのですがもうリモコンも勝手に操作するし親のコントロールもきかず悩んでいます(涙)

英語アニメや動画を見てほしい理由は、単なるかけ流しよりもよりインプットされやすいと感じるからです。

キャラクターのセリフを言ったりなどアウトプットも多く、英語を続ける励みにもなります。


同じようなお悩みの声はランチ会等でもよく伺うので、きっと多くの方が同じようなところで悩まれているのだろうと思います^^


いつも立ち止まって考えたいのが
『その主語は誰?』というところ


頂きましたご質問の中にありました、

『テレビ時間もある程度制限してるのでその中で英語見なさいとは言いづらくて…』


等を拝見していると、おうちの方もお子さんの意思を尊重しながら付き合われているのがとっても分かります^^

さらにこちらのおうちの方のお話を伺っていると

・日本語はヒカキンなどのゲーム動画が好き
・英語でも(ヒカキンの動画に)似たようなものはたくさんあるが、
 英語力がついていかないのはもちろん、ノリも違うだろうから見ない(かも)
・英語で見るのは、現地の3、4歳の子向け位のものが好き
 (これが理解可能な英語レベルだろうとの事)
・なにを見てもいいなら日本語動画を選ぶとの事
・英語アニメも好きは好きだけれども、ゲーム動画の魅力にはかなわない様子との事


でした。


確かに、YouTubeは英語習得に一役買ってくれるツールです。

ただ、そのツールを活かすにも『英語習得においての主語が誰なのか』がとっても大事。

特に、YouTubeは学習ツールとしてではなく『お楽しみツール』として使うからこそ、『その主語は誰なのか』がとっても大事になってきます^^

やはり『学習』と『楽しみ』は違うもの。

『学習』とは、どちらかと言ったら「与えられる環境」を意味するもの。

そして『楽しみ』は、自分が主体となり選びとり楽しむ時間。

『楽しみ』時間は、自分(こども)が主体となり選びとる時間だからこそ、そこに『自由に選びとれない』という時間が小さくても積まれていくと、

やらされている=楽しくないもの


といったイメージを育てやすかったりします。

特に、年齢が低く、割とおうちの方の声を受け入れてくれる時期は要注意です。

Peopl
今後の『親子間の風通し』の事を考えると尚更、目の前の英語力よりもその部分は大切にしたい部分です。

そう考えた時、今の状態は

・お子さんは見たい動画を選び取れている
・『興味あるコンテンツ』があり、それが決まっている


といった主体的に物事を選びとり、自分の「興味」が確率している良い状態。

お子さんの様子としては、とても良い状態ですよね!

こちらのブログでも何度もお伝えしておりますが、これからのグローバル時代に大切な力は『主体的に臨む姿』ですしね^^

さて上記までの部分を踏まえると例えば今回の場合、英語動画を見る理由として「インプットされ易そうだし、アウトプットも見られるから…」と英語動画を見て欲しい主語が『おうちの人』。

もちろん、同じ親としておうちの方の気持ち、十分に分かります^^

インプット・アウトプットが見込めるのであれば、「折角なら…」って思いますものね!

ただ、そのような状況で英語動画にふれても思いの外、インプットもアウトプットもできていなかったりするものです。

「日本語」「英語」の言語選択は
「取り組み度合い」よりも「興味度合い」


頂きましたご質問に

がっつりバイリンガル育児をしていると子供さんが英語テレビ勝手にみたり…


とありましたが、これ、意外と関係ないです^^

例えば娘のお友達に未就園児の時からインターに通っている子がいますが、テレビなどは「日本語がいいー!」と小さな頃から言ってくるのでおうちの方が悩んでいたりしてました。

一方で逆にどっぷり日本語環境下で特別英語の取り組みなどをしていない我が家の娘は、映画とかになると必ず「英語じゃなきゃ嫌だ!」と言ったり、海外の動画を好んでみていたりしています。

もちろん、ガッツリのガッツリでなおかつおうちの方の方でビシッとルールを決められていたり…であればなどとその環境によって変わる部分もあります。

ありますが、特に年齢を追うごとに大切になってくるのは、

『取り組み度合い』よりも『興味の度合い』


です。

「好き」や「興味」が深まると、その事についてもっと知りたかったりするので言語関係なく見たかったりするもの。

例えば、我が家の娘。

大好きな映画俳優さんがいるのですが、その人について色々と知りたい思いから、フランスでのプロモーションで出たTVの動画も普通にみています。

フランス語なんて全然分かりませんし、興味もないです(笑)
(最初、「え?何語??」って言ってましたしね。笑)

でも見るんです、『気になるから』『知りたいから』。

他にも、その時興味持ったサイエンスものでも同じ事がありましたね。

このように、『取り組み度合い』よりも『興味の度合い』だからこそ、今持っている興味にとことん付き合ってしまった方がいいというのが、私からお伝えする考えです。

今の興味の対象がヒカキンならば、ヒカキンにどっぷりハマっていけば良いと思います。
(おうちの人がハマっても良いと思えるコンテンツであれば。笑)

本当に好きになりハマっていくと必ず『たどり着くもの』があります。

そのたどり着くものは

・動画制作に興味をもったり
・『YouTuber』というものに興味を示したり
・ヒカキンが購入し使っているものに興味を示し、そこから色々と広げていったり


とその子その子の感性によって変わってきますが、必ず何かしらたどり着くものがあります。

『今はそこにたどり着くまで待つ時期』と思う事が実は遠回りに思えて1番近道だったりします。

今すぐの英語力でなく、細く長く続け自ら掴みとる力を育てていく事に重きをおくのであれば^^

英語のインプットとアウトプット
臨むなら『英語歌(洋楽)』に触れた方が早い!


もし、インプットとアウトプットをねらうのであれば、

英語歌(洋楽)


に触れた方が断然良いです^^

もう何度もお伝えしてしまっていますが、『言語はリズム学習』ですからね!

もちろん、それだけではないです^^

人は『目からの記憶』よりも『耳からの記憶』の方が質が良いのも1つの理由です。

「聞いた事ある単語」をどんどん作っていく事で、認知する(記憶に刻む)単語が増えていきます。

認知する(記憶する)単語が増えるって、絵本に触れた時・本を読んだ時に吸収できる言葉が多くなるという事です^^

そしてそれだけでなく、歌は

・聞く(インプット)
・歌う(アウトプット)


が伴うもの。

英語の情報って、ただ入れていれば良い訳ではありません^^

それだけでは、『消えゆく情報』になりやすいです。

『アウトプット』で大切なことは

入れた情報をインプットのお部屋からアウトプットの部屋への移行をする作業がとっても大事


なのです。

そしてその『移行』に必要な『橋渡し』部分をも鍛えられるのが『歌』なのです。

とはいえ、中には

うちの子、歌をかけ流しても歌わないんだけれど…


といった声もあるでしょう^^

それでも大丈夫!

鼻歌の状態でも、なんとなく頭の中だけの再生でも『アウトプット』にはなっているんです。

というのも、「鼻歌」の状態でも「頭の中だけの再生」の状態でも必ず、

音(言葉)に起こしている


から^^

本当に『全くの無音(言葉に起こさない)』ってないんですよね。

例えば、このブログ記事をお読みになっている今も「脳内で文字起こし」されていますよね?

文字を眺めただけでは何も入ってきていないと思います。

なので、動画の言語バランスに迷われたならば、

・隙間時間にできて
・BGMと化される


に触れていく方向に切り替えても良いですね^^

因みに我が家は「英語絵本」に触れている時間よりも「英語動画」を見ている時間よりも断然洋楽に触れている時間が長いです^^

そして因みにの因みに、

そもそも英語と日本語のバランスが取れる事なんてないので、バランスを取ろうとする事自体しなくてよい


のです^^

言語のバランスよりも、『思考』を育てる言語伸ばしに重きを置いて関わられてみて下さいね!

その必要性に後で気付くよりも今から心がけておく事の方が良いですしね!

『グローバル時代に活きるバイリンガル子育て』において『今だからこそしておいた方が良い事』についてはこちらでもたくさんお伝えさせて頂きます^^

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
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「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
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✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

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📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
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