お友だちの影響で悪い言葉を使い始めたとき、親ができること 〜発達視点で見る「真似」の意味と対応〜

こどもの発達と個性を活かすおうち英語でグローバル子育て、コーチコンサルタントの林智代乃です。

幼稚園時代に引き続き、相変わらず毎日外遊びに元気いっぱいな我が家の娘。

今ではその時間がすっかり「こどもたちだけの世界」となり、ますますこどもたちの社会が広がっているのを感じます。

 

 

そんな中で親として気になるのが、「お友だちの影響で覚えてくる言葉遣い」。

先日頂きましたお悩みもそういったものでしたね。

 

 

※掲載の許可を頂いております。

長男は年長になってから周囲のお友だちの影響もあってか、家では教えない言葉を覚えてきています。(具体的にはバカとかコイツ…)
親としては言って欲しくない言葉です。
>意味をわかっているか不明ですが、「相手を嫌な気持ちにさせることを言ってはいけないよ」と伝えています。

お友だち関係についてあれこれ言いたくはないし、これから色々な人と関わる中でキレイではない言葉と出会う機会は多くなると思います。
それを使わないようにしたい場合は、どのように本人に教えていけばいいのでしょうか?

いじめに発展しないかとても心配です。
>また、親としてあまり付き合ってほしくないお友だちとの関わりについてもお聞きしたいです💦
(今タイムリーでなやんでおります😢)

智代乃さんのご意見をいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

メッセージをありがとうございます!

この辺りのお悩みって、本当『あるある』だと思います^^

今回は、私の考えをこどもの発達視点を交えながら書いていってみようと思います。

 

「真似る」は“仲間意識”の始まり:発達段階から見る背景

 

いくらおうちで言葉遣いに気を付けて接していても、どうしても成長と共に色々な言葉に出会ってしまうものですよね。

私自身も、『言葉』に関してはとても気になるタイプ。

そのため、こどもの言葉遣いに関して気になるおうちの方の気持ち、とてもよくわかります。

どうしても成長と共に出会ってしまう色々な言葉。

あまり使って欲しくない言葉も、こどもは言葉の意味をよく分からず、ただ単純に『お友だちが使っているから』などといった理由から使い始めてしまうんですよね。

 

こどもがお友だちを『真似る』のは仲間意識が芽生えてきた発達フェーズに入った証。

 

3歳くらいまでは、『自己中心的』な世界で生きていたこどもたちも、4歳を過ぎるあたりから段々と自分中心の世界から『仲間意識』が芽生えた始め、遊び方にも変化が出始める時期。

そんな発達フェーズの移動により、『真似る』がこどもの中で始まってくるんですよね。

これは悪気のない模倣であり、実はその背景には

 

・憧れ
・仲間になりたい

 

というポジティブな気持ちが潜んでいるんですよね!

例えば「バカ」だったり「こいつ」だったりと、親としては使って欲しくない言葉を使う時って、それは『その子に近づきたい』だったり『その輪に入りたい』という気持ちの表れなんですよね^^

 

こどもの『真似る』姿、向上心を伸ばすチャンスとして活かしたサポートを!

 

こどもがする『真似る』という姿。

おうちの方が感じられているように、本当に『悪気』がなかったりするんですよね。

親からしたら真似して欲しくないと感じるその様子でもなんでも、どれにおいても言えるのは

 

こどもがする『真似』は、『憧れ』からであり、その『憧れ』を抱く心は『向上心』から生まれているもの

 

なんですよね。

 

『憧れ』という単純な思いから始まる、言葉遣いの真似・変化

故に、どんな姿であっても、その行動をとった事自体は、どれも成長過程においては大切な事。

そのため、この部分に関しては、

 

「ダメ!」と伝えるのではなく、その成長発達を逆に活かしてポジティブな方向に伸ばしていっちゃおう!

 

というスタンスに切り替えてしまうのも1つです。

この辺りについては別の記事で書いていますので、よかったらご一読くださいね!

 

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子どもが“真似してほしくない言葉”を使ったら?叱らず育ちに変える関わり方と声かけのヒント

 

とはいえ、「好ましくない言葉」は使わないで欲しいものですよね。

 

 

親ができること:感情ではなく“方向”で関わる


我が子が好ましくな言葉を使った場合、こちらのママさんのように

相手を嫌な気持ちにさせることを言ってはいけないよ

 

と伝える事はやはり大事ですね!

 

真似して欲しくない言葉遣いをした我が子にどう関わるのか

 

とはいえ、こどもは「悪い言葉」として認識していない事も多々。

少し遠回りな感じがするかも知れませんが、『言葉』について話しを積む事も大切だったりします。

我が家ではよく、

 

言葉にはその人の心が表れるんだよ

 

といった話をしています。

 

言葉遣いに関して私がこどもに伝えることは『言葉には、その人の心が表れる』ということ。

 

・本当に相手を大切に思っているのであればお互いが気持ちよくいられる言葉を使おう!
・素敵と感じない言葉を使っていると、折角持っている素敵な心が曇って見え辛くなってしまうんだよ

 

といった事を伝えている感じです。

 

こどもに言葉について話せるチャンスと思おう!

 

娘が小さな頃から(周りから影響を受け始める前から)、『言葉遣い』に関して小さく積んでいた我が家。

外を歩いていても、公園で遊んでいてもやはり色々な言葉が飛び交うんですよね。

なので、本当に小さく小さく積んでいたのが『言葉には心が表れる』という事。

でも、小さな時はそこまでピンとこないので、

 

「コイツ」や「おまえ」「うざい」「マジ」などの好ましくない言葉を、『相手を大切にしない怖い言葉』として伝えていた

 

時期がありました。

脅しているとは違く、「聞いた人が悲しい気持ちになる怖い言葉」としてといった感じです。

 

 

さて、そういった言葉遣いをする子を避けることが出来ないのが実際。

我が家の場合、娘が3歳の頃から幼稚園時代、毎日のようによくよく遊んでくれていた女の子たちが正に、娘に対しては優しくするも正直お友だち同士の会話で使う言葉は「素敵」とは違うものでした。

ですが幸い、全くそういった言葉を真似する事もなく、寧ろ「私は使わない」といったスタンスで過ごしている娘。

 

 

…というのも「好ましくない言葉」に出会う度に、

 

・【例えばテレビ等を通して耳にした場合】
 今の言葉は別の言葉に置き換えていった方がよいね。
 どんな言葉に置き換えたら、相手も聞いて心地よいかな?

・【お友だちが使っていた場合】
 (基本的にスルーをしていますが、こどもが立ち止まるような事があったら)
 お友だちの●●ちゃんとの時間は楽しかったね!
 ●●ちゃんは、みんなに優しくできる素敵な心があって良いよね!
 折角素敵な心があるから、もしかしたらこの『お前』という言葉、
 別の言葉に置き換えて伝えていたら、
 『素敵』の大きさが大きくなりそうだよね!
 きっと今使っているだけで、小さな子には使わない優しさがあるから間違えちゃったのかな!
 
などと話したりしています。
そして
 
「どう置き換えたら、もっと気持ちの良い表現になるか』という部分を一緒に考える
 
…といった部分を軸にお話をするようにしています。
 

こどもに毎回質問し伝えるのは「大事な事はどうありたいか」

 

そしてこどもとの会話の後にほぼ必ず聞いているのが、

 

あなたはどうありたい?

 

といった話。

 

お友だちが使っている言葉を自分も使ってみたいと思った時、一旦立ち止まれる人でいよう!
人が悲しんだり嫌な気持ちになる言葉を使いたいのか、お友だちが使っていても自分は「人に優しくいたい」から、それは真似しないのか、あなたはどうありたい?

 

といった話を付け加えています。

 

 

そうすると、「自分はどうしたらよいのか」をこどもはこどもなりに少しずつ考えていってくれるようになるんですよね。

我が家の娘は考え過ぎて「面倒臭い」というワードの「臭い」は聞いている人が嫌な気持ちになるだろうと、「面倒におう」というようになってしまった程ですが^^;

こどもの友達付き合いは、普段からの言葉掛けで。

 

こどもが仲良くなりたい子や遊びたい子をこちらが決めるのは違うと思いつつも、気になるのが親心。

「お友だちから変な影響を受けて欲しくないなぁ…」というのは言葉遣い以外にもありますよね。

だからこそ日頃から積んでいきたいのが、

 

『素敵』『良いなぁ…』と人に対して見る目・人の良いところ探しができる心育て

 

なんですよね。

もちろん、我が子と比べるような言い方でなく、そしてお友だちの結果的な部分ではなく『過程』に近い『心』部分を見るような感じに『良いところ探し』をしながら、素敵な人の見つけ方をお手伝いするような感じです。

例えば、先日こちらに書いた「映画から学びに繋げるポイント」に書きましたような、『尊敬』を入り口にするような部分と同じですね。

 

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このような関わりは、映画に限らず我が家は常に「人」と出会えばするようにしています。

言葉遣いにしても、お友だち付き合いにしても『正そう』とすると大変ですし、こどももスムーズに変化していってくれないもの。

ポイントは

 

いかにこども自身に考えてもらうか

 

となるんですよね。

 

 

すぐに変化は出にくいですが、『積み重ね』こそが本人の中に刻まれるものとなります。

本当に日々『いかに積むか』。

これがポイントですね!

因みに、こどもが【お友だちの言動を真似る】という行動にあるプラスの状態そして対応の仕方を下記のブログ記事に書いています。

 

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よかったら併せて読んで見てくださいね!

 

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