おうち英語なバイリンガル子育てで『バイリンガル育児 15年計画』の考えが必要な理由は環境とこどもの心の成長を考えるから

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

こちらのブログ記事では何度も何度も耳にタコのレベル(耳タコレベル)でお伝えしてきていますが、バイリンガル子育てをしていく際、大切なのは

言語習得理論を活かすためにも発達や特性を活かしていくこと


です。

『言語習得理論』を活かすだけでなく、各々を活かしていく事でバイリンガルに育っていき、「英語で何をするのか(語るのか)」の部分まで育つ、グローバル時代に活きるバイリンガルになっていくのです。

よく「●歳だから、そろそろ…」と『年齢』を軸に考えられ、お問い合わせ等を頂くことがあります。

よくある『●歳だと、これができる』などは、その年齢の子達から相対的にみて出された「全体のバランス」からの考えであり、『その子の個』に対してのものではないもの。

その子の『個』にあった関わりをしていく上で特に鍵となるのが

年齢に照らし合わせ、『環境』や『心理の発達』を踏まえた上で関わっていくこと


になります。

さて、この『環境』と『心理』って「今」だけでなく、「先々をみて関わることも大切」だったりします。

その辺りに関しては、下記のブログ記事でも、その理由等についてお伝えさせて頂いていますね。



さて、今回は『こどものこれからの環境/心理 ステップ』からみたバイリンガル子育てについて書いてみたいと思います。

おうち英語なバイリンガル子育ては、
15年計画で。


これもよくお伝えしていますが、

おうち英語なバイリンガル子育ては、『15年計画』の考えで関わる


事をおおすすめします。

もちろん、それまでの過程に、『話す』『読む』『書く』はできるようになっていきます。

なっていきますが、やはり『年齢』による『思考の変化』は大きく、

・伝えられるものも
・伝えられる内容の深さも
・伝え方も


も変わっていきますからね。

また、『母語』である日本語がしっかり身に着いた子ほど、その後の英語力が伸びるのは確かですから、15年計画でみていった時、追い上げ力を見せてくる子もいるのが、15年計画のバイリンガル子育てです。

ですので、『15年』というスパンで先ず、色々と見ていく事がポイントになっていきます。

『バイリンガル育児15年計画』というスパンでは、
 どのような環境・心理の変化があるのか


『言語習得理論』を活かしていく上でも大切な「環境」と「心理」。

それでは、『バイリンガル育児 15年計画』というスパンではどのような変化があるかみていきたいと思います。

段階を大きく分けると、この「15年間」は

・6歳くらいまで
・6〜9歳くらいまで
・9歳〜12歳まで
・12歳〜15歳まで


と分けられます。

【6歳くらいまで】
 →この時期が1番、「おうちの環境」や「おうちの人の考え」の影響を受けやすい時期。
  物事に対する見方や考え方の土台がここで作られる

【6〜9歳くらいまで】

 →お友達との時間を楽しみ始める。
  学校の事やお友達との時間が優先となり、なかなかと時間がなくなっていく
  この「お友達との時間」を通して、どんどん判断力を育てていく

【9歳〜12歳まで】

 →ギャングエイジに入る。
  判断力の成長から「自分で考えられる」という気持ちが強くなり始め、
  少しずつ親などの大人に対して反抗的な言動が増え始めてくる
  なかなか素直におうちの人の声が聞けなくなり始めてくる

【12歳〜15歳まで】
 →自分の居場所探しをし始める年頃。
  故に『共通項』を持った人と付き合うようになり、そこに心地よさを求めていく。
  部活もはじまり、やるべき事がどんどん増えていく。


…といった感じに、ざっくりとこんな成長等を見せ始めていきます。

先にも書きましたが、『思考の成長』も関係し、『バイリンガル育児は15年計画』です。

ざっくり『15年』を見てみても分られるように、こどもの視点は『どんどん外を向き』、親から与えたものに取り組んでいくのではなく、どんどん『外の環境による影響を受けて自分で選びとっていく』ようになっていきます。

そして、『時間』も段々なくなっていくので、『英語の存在の当たり前化』を狙っていかないとな部分があります。

因みに、上記の発達は健康的な心理の発達なので、寧ろそうなっていってもらいたいもの。

ですので、その成長を止める必要はなく、視点を外に向けることで「自分」を知り、「社会」を知っていくことで、『グローバル時代に活きる人』に近づいていくのです。

上記のステップを踏まえ、且つ思考の成長も考え、『バイリンガル育児 15年計画』を考えていった時、

・「こども期の今英語が話せているからいい」という事はなく

・「15年計画で進めるから、ただ英語に触れさせておく」でもなく


大事な事があるわけです。

それは、

心理的な発達により生まれる『思考』と、成長と共に身を置く『環境』の変化を考え、逆算して今関わる事


です。

それが「その後も使える英語力として伸びていくものなのか否か」に繋がっていくのです。

コンサル生さんやカレッジ生さんには、よくお伝えしていますが、

6歳を過ぎるあたりから、
こちらは取り組み等に対して手を引いていくようなスタンスで関わり、
自分で「選び取れる力」を付けていけるようにサポートする事がバイリンガルに育てていく鍵


とお伝えしています。

その為にも、

・「所謂『ギャングエイジ』と呼ばれる年齢まではチャンスだから英語に注力を注ぐ」と、
 たくさんこちらから与えて関わる関わりがその先、自分で選び取って学ぶものになるのか。

・どんどん視点が外に向いていった時、良いものを選び取る力をつけるには
 いつ頃までに何に注意を置いて関わっていったら良いのか。

・大人へ反抗し始めたくなる時、反動で「英語やらないし!」とならない為に必要な事は?

・こどもが「自分のアイデンティティ確立」の為に身を置く環境で求められる
 日本語の思考力をしっかり育てる上で今すべき事は?


をしっかり踏まえながら今の関わりを見ていってもらえたらと思います^^

そしてそれが『個』を活かす関わりへと繋がっていきますからね!

『15年計画』って長いようで実際、こちらが関われるのは短いもの。

是非、これを機にどんな風に関わっていこうかのイメージ、掴んでおいてください^^

我が家はそれを踏まえて、どんどん今から

・「物事の見方」「心持ち」を育て
・主体的に、自分で選び取るような生活


を過ごしていってもらい、今だからできる(修正も含め)サポートをしている感じです^^

その為、どんなに日本語時間が増え、日本語が基盤となる日々をすごしていても、『自ら英語力を上げる』力はついていっており、英語力は落ちるどころか彼女のペースであげていってくれています。

因みに、「我が子にとって英語力をあげていく上で大切な『母語での思考力』を最もあげてくれる環境は?」という角度からも、この事を考えてみられるとまたみえてくるものがありそうですね!

『バイリンガル育児 15年計画』において忘れて欲しくないのが、

日本の教育を受けていれば、どんなに自然存在した英語も必ず第二言語となる


日が来るということ^^

身を置く環境が『日本語たっぷり』の「日本の教育下」にいたら、必ず『日本語』がベースになります。

それも忘れずに考えてみた時、今、どんな関わりを大事にしていくとよさそうか、是非考えられてみて下さいね!

そのサポートの仕方が見えてきたら、

・こどもは『自ら学び取り』
・こどもにとって英語は『当たり前の選択肢』の1つとなっていく


ようになりますからね!

そうなった時、英語は本当に『ツール』となってお子さんの力になっていきますよ^^


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