おうち英語のバイリンガル子育てに英語での語りかけは必要?実際にどうしている?

  • 2019-12-03
  • 2020-02-25
  • Blog
こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

『バイリンガル子育て』というと、「英語で語り掛ける子育て」といったイメージを持たれたり、実際に

やっぱり『バイリンガル子育て』には英語での語りかけは必要でしょうか?


お子さんとの時間に、『英語時間』など設けて英語を話されたりしていますか?

といったご質問も多く頂きます。

やはり、この部分は気になられる部分ですよね^^

こどもへのバイリンガル子育てで求めるものによって
語り掛けの有無は変わる


確かに『子育て英語フレーズ本』なども多々売られているので、「やっぱり必要なのかなぁ…」と思う方も少なくないでしょう^^

自身の経験や英語業界で活躍されていらっしゃる方、そしてバイリンガルとして活躍されていらっしゃる方の話しを聞いたりしても、

英語での語り掛けへの挑戦はありだけれど、それがバイリンガル子育てにおいて絶対的に必要なマスト事項ではない


と常々感じています。

ただ目指すゴールがハッキリとしており、本当に「今の時点でこのレベル!」などの高みを目指されている場合等は別です。

そうではなく、『長期計画』でのバイリンガル子育ての場合、英語での語り掛けをマスト事項と考えておらず、それよりもこども自身が自ら学び取るような環境を作ることが大切と考えています。

こどもへの「語りかけ」のそもそもから分かる
今、1番大切にしたい事。


こどもとの時間で大切にしていきたいのが、こどもへの『言葉掛け』『語りかけ』。

この「言葉掛け」「語りかけ」ですがそもそも、

こどもへの言葉かけが大切な理由は、言葉掛けによって色々な知識などの情報を入れていく事をねらうからではなく、こどもの『心持ち』『自己肯定感』などの『内面的な』部分を伸ばしていく上で大切だから


なのです。

生きていく上での『原動力』『パワー』を、日々の言葉かけを通して育てていくような感じですね!

これから子どもたちは、「友達の輪が広がり」「思春期を迎え」「受験などのイベントを体験したり」しながら成長していきます。

そんな成長の中で、壁にぶつかるような事はこれから多々出てくるでしょう。

そんな時、言葉かけを通して育ててきたものが生きていく上での『原動力』に本当になっていくのです。

また、学習姿勢においても同じです。

『発達』には順番があり、こども期にしっかりとおうちの方とのコミュニケーションによる人間関係を築き愛着形成をしていく事で初めて次のフェーズである『学習の扉』が開かれる


のです。

故に日々、『心持ち』『自己肯定感』育てとなる言葉かけを積み重ねていくことが、「自主的に学び出す1番の薬」のような部分もあります。

これは、私自身も身を以て感じていますね^^

宿題さえしなかった子が今では(そして今でもまだ)、自分で宿題を考えて持って行ったりしています。

ま、毎日の宿題である音読は毎日していないんですけれどね^^;

このように、

知識を入れていく為に言葉をかけるのではなく、知識を自ら蓄えていけるように、そしてこどもの内面を育てていく為に伝えていく言葉をかける


ことが言葉掛けの最もたる目的なのです。

そういった言葉かけを意識し、それをベースにしていった上で「プラスα」、知識などの情報を伝える言葉かけをしていくような形と『言葉掛け』を捉えて欲しいなと思っています。

「情報や知識を伝えることがメインではない」という事です^^

「こども」と「大人」、時間の感覚が違うからこそ、
語りかけはタイミングが命。


そういった場合、言葉掛けで大切なのは、『心のこもった』『ある種、深みある』会話。

そう考えた時、英語と日本語であれば私は断然『日本語の方が意味ある会話をタイムリーに出来るの』で、日本語で日々接しています。

この『タイムリー』ももちろんかなり鍵。

例えば、

・「あれ?こういう時、英語で何て言うんだっけ?」

・「これは英語でなんて伝えたら良いのだろう?」


といった場面はあるあるかと思います。

特に「子育てをして初めて出会うワード」もあったりしますしね!

ただ、上記のように考えている間にこどもとの時間は過ぎていってしまい、伝えたい物事を伝えるタイミングが過ぎてしまったりしてしまうもの。

こどもは大人と違って時間の流れの感覚は速いので、結構タイミング勝負だったりします。

故にタイミングを逃すと「言葉かけの意味」がなくなってしまいがち。

だからこそ…な感じです。

もちろん!英語で語り掛ける事に挑戦する事を否定はしません^^

寧ろ、その努力を本当に尊敬します!

そして、おうちの方の頑張られる姿は子どもにも届きますからね!

ただ、『本来の意』を考えた時、時には英語でない事の方がメリットがあったりする訳なのです。

英語の語りかけはライトに始めると
うまくいく!


上記までの理由から、『おうち英語なバイリンガル子育てにおいて、英語での語り掛けはマストではない』とお問い合わせ等に対してはお伝えしています^^

そして実際に我が家も、日本語での会話の日々です。

日々ですが、全く英語を使っていないかといったら、それもNOです。

“OK!” “Let’s go!” などの延長な感じで、ライトに英語を取り入れたりしています。

ライトに取り入れることで、 “OK!” “Let’s go!” 的なフレーズのレパートリーを少しずつ増やしていくようなイメージです。

ライトにちょっと取り入れているだけですが、こどもからの反応はとてもよく、それによりこどもからの英語も聞け易くなっています。

その時の『旬なワード』的なものを親子間で作ると
こどもからの英語のアウトプットも見られやすい!


これは多くの方に今までもお勧めしている方法ですが、『旬のワード』を親子間で作ってしまうと良いです。

我が家の場合、CTP英語絵本に触れていた時期は、

その時触れていた絵本数冊から『1冊だけピックアップ』して、その1冊の中から『キーセンテンスなどの1文だけ』を日常に落とし込んで使ってみる


事をしていました。

https://hayashichiyono.com/archives/333/ctp/
例えば、

“Wc can Share at School” という絵本であれば、”We can share ~” というフレーズがとにかく出てくるので、『それだけ(その英語だけ)』を生活の中で使ってみる


といったような^^

CTPなどの教材的なモノの導入がなくなってきた今などは、

・その時、よく読んだ(触れた)英語絵本から
・その時、よく聞いている英語歌から
・その時ハマった映画からキャッチーなセリフを


上記と同じような要領でピックアップして、使っていたりします。

例えば、先日の「こども英語スピーチコンテスト」でスピーチを締める一言に、”Now or Never!” と娘は言っていました。


これは、娘が大好きな “High School Musical” の中で出てきた歌にあったフレーズ。

そのフレーズに出会ったその当時、そのワードだけを新しく追加して、日常で使えそうな瞬間に使ってみていたんです。

このワードに関してはその時はそこまで娘は使わなかったのですが、その後、娘が好きで聴いている One DIrection の歌の歌詞にも出てきたので、彼女の中でよりキャッチーになり使い始めていました^^

そんな感じに、その時よく触れているものから1つという形だと、

・何度も見聞きしているフレーズだからこそ『身近に感じ』
・そして新しい英文をどんどん語り掛けたりと投入するのではなく
 『1つに絞る』からこそ、”OK” などの言葉のように、スッと身に付き
・こどもからそのフレーズが聞けるようになる


ようになります^^

この時のポイントは、決して覚えさせようと強要するのではなく、『その時のブーム』としておうちの方が楽しみながら使っているような言葉といった感じにライトに使うことがポイント。

でもそれでもしっかり効果がある方法なので、多くの方から

実際試し始めたら、こどもから英語が聞けるようになった!

などのお声がいくつも届いています。

ですので、是非試されてみて下さいね!

英語の語りかけフレーズ、
ピックアップ法は、メリットが意外と多い!


「英語の語りかけ」と比べると、圧倒的におうちの人からの英語量は少ないでしょう^^

ですが、ピックアップして1つずつ増やしていくような方法だと、

・こどもが興味持ったもの等から拾ってくるので、
 こどもは自分が好きなものをおうちの人と楽しめている喜びを感じ、
 余計その英語を使おうとする。

・1つずつ増やしていく方法だが、絵本でも歌でも映画でもテレビ番組でもどれでも
 同じフレーズを使われる場面は多々だから、どんどん「分かる」「知っている」が増える


というメリットから、どんどん色々と吸収していくし各々に対しての理解度も上がっていきます。

『同じフレーズ』に関しては、よく娘からも「ここでもまたこのフレーズ使ってるよー。」といった嬉しそうな反応を本当によく受け取ります^^

人は「知っている情報」に関しては敏感で、そしてそれが「繰り返される」と気付かぬうちに自分のものとしていきます。

それを利用した感じです♪

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
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