よく
子育てに関する本でおすすめの本はありますか?
といったご質問を頂く事があります^^
そういったご質問を頂く度に、大変申し訳なく思ってしまうのですが…、私、
子育てに関する本を読む事が殆どないタイプの人間
なのです。
お仕事の関係で必要性あって少し読む事はあるのですが、基本『子育ての為に子育て本を読む事がない』のです。
『子育て本』って、いわゆる『THE子育て本』みたいな育児書的なものですね。
その理由は、こういったところにあったりします。
子育て本以外のところに、こどもへの関わりのヒントあり
私が子育て本を手に取らないのは、子育て本(育児書)というものが良いとか悪いとかでは勿論ないです。
子育て本を読む事によって育児の指針が立つ方もいらっしゃるでしょうし、救われるような思いを抱く方もいらっしゃると思うので、その存在自体は大切なものだと思っています。
ですので繰り返しになりますが、子育て本(育児書)が良いとか悪いとかそういった理由で読まない訳ではないのです。
じゃあ、なぜ私は基本的に子育てに関する本(育児書)を読まないのか。
それは目の前の子育て状況をもっと俯瞰した点から見るタイプだからというところにあったりします。
俯瞰して子育てを見ていった時、子育てにおいて大事な事は、
『生きる力を付けていってあげる』ことと考え、その『生きる力』を育む上で付けていって欲しい力をもっと外側の世界から見ている
ような感じなんですね。
全く以ってうまく言葉にできていませんが^^;
個人的には『もっと俯瞰した点』『(子育てから)もっと外側の世界』というのは、『子育てというカテゴリーから出たところ』にあると考え、子育て本から離れた本を読む事が多い感じです。
教育・子育てについて多角的に/立体的に見たいから
私は子育てというカテゴリーから出たところに、こどもと関わる上でのヒントがあると考えているタイプです。
というのも
「子育て」という狭い範囲から自身の子育てを見つめてみるというのは、同時に『物事に対する選択の幅が狭くなっていってしまっている』という認識を持つ事も必要である
とも思うのです。
もちろん、『子育て本』を読みつつも、それ以外のカテゴリーの本を読まれる方も多くいらっしゃると思います^^
ですので、皆がみな、子育て本に触れたからといって選択の幅を狭くされているとは思いません。
ただ、時代はもの凄いスピードで移り変わっているという認識も同時に忘れてはいけない認識だとも感じています。
子育て本に触れられる際、『書かれた年の時代背景』や『その時代に世の中が求めているものと今求められているもの違い』などをしっかり理解しながら触れる事も大切。
また、それだけでなく
・自分とは違う人間との関わりだからこそ『正解がないのが子育て』
・こどもそれぞれにその子だけの個性がある
・子育てをしている環境は家庭によって様々
・親子(養育者)との関係や子育てスタイルも様々
だからこそ、狭い選択肢の中の情報よりも『選択肢はより多い方がよい』からこそ『子育ての外』に目を向ける事が大切だと思っていたりする
・こどもそれぞれにその子だけの個性がある
・子育てをしている環境は家庭によって様々
・親子(養育者)との関係や子育てスタイルも様々
だからこそ、狭い選択肢の中の情報よりも『選択肢はより多い方がよい』からこそ『子育ての外』に目を向ける事が大切だと思っていたりする
感じです。
「子育て」という狭い範囲から自身の子育てを見つめてみるのではなく、
世の中に目を向け、
『じゃあ、今子育てでどうしたら良いのか』
『どんな風に関わり育てていくと良いのか』
『じゃあ、今子育てでどうしたら良いのか』
『どんな風に関わり育てていくと良いのか』
そんな感じに逆算していくような形で選択肢となる候補を得るような、そんな感覚で子育て本以外の本に触れてみるのも良いのでは…と思うのです^^
また、『子育て(育児)』という狭い範囲で触れてしまうと、『選択肢が少ない』情報からが故に人は『出来ている/出来ていない』の思考で本に触れてしまわれがち。
特に人は『欠けている部分』に目が行き易いという特性があるので尚更です。
そうなると『選択肢が少ない範囲』よりも『選択肢が多い』本に触れた方が、選択肢が多い分色々な角度から子育てを見る事が出来て楽しいと私は感じているのです。
その為、私もブログ記事を書く際は、『子育て』から出たようなちょっと世の中を見渡すような形で記事を書いていっているつもりだったりします。
(または『英語』から敢えてかけ離れたところからアプローチする記事を書いてみたり。)
自分の価値観や考え方を整える事が子育ての近道
こどもとの関わりスタイルは家庭の数だけあるものです。
その『家庭のスタイル』は『その人その人の価値観や考え方』から出来上がっています。
だからこそ、こどもとの関わりをより良く変えていきたいとするならば、おうちの人自身の『価値観』『考え方』をずらしていくような時間がとっても大事だと思うのです。
ここでのポイントは、自分との『違い』に触れ『変わろう!』とするよりも『ずらしていく』というところ。
なぜならば
『変わる』とは今の自分とは違う自分を目指す事であり、そこをゴールにして向き合い過ぎるスタートは『今の自分』を否定しまっているところからのスタートになるので、なかなかとうまく『より良く』の方法を意識し続ける事が難しい
からですね。
これが『狭い範囲内』で語られたものに触れて…ならばなおのこと。
そうではなく
今の自分を肯定的に受け止めながら『ずらしていく』スタンスで価値観や考え方を整えていく
をしていく事が大切なのです。
その為
『子育て』とは違ったカテゴリーの本に触れるという事は、『こどもとの関わりにおいてこれはどう言えるかな?』と色々な角度から自分の『価値観』『思考ベース』に物事を考えていく時間になるので自分に肯定的な付き合い方で触れていける
時間になると感じていたりします。
それはひいては、子育て本を参考に子育てスタイルをがらりと180度方向転換するのとは違う『ずらす』というスタイルだかからこそ、「気付くと思考や価値観が動いていた」という『変化』が起きやすくもなるものになるんですよね。
『自分の価値観や考え方を大事にしながら』(時に直感も大事にしながら)こどもと関わっていこう!という事。
なぜならば
こどもと関わる時間において大切な前提は、おうちの人が自分自身を大切にする事
だから。
自分を大切にするから、こどもとの関わりがシンプルになっていくものだったりするので、私は自分の価値観・考え方を受け止めながらずらす経験を積める本となる、選択肢をより多くできる子育て本以外の本の方を読む事を好むという感じです。
…という事で『子育て本(育児書)』を私が読まない理由をかいてみました。
あ!『子育て本』は読みませんが『教育書』的なものは読みます。
特に日本が抱える課題を先に経験している海外の教育本は好きで多々読んでいますね。
今年は毎月第四金曜日に養成講座修了生さんであるDAAグローバル子育てコーチのメンバーさんたちと『視点ずらしカフェ』を開催していきます。
そこでは、その月の課題図書となるものがあります。
課題図書はメンバーさんと出し合ったものから決めていったのですが、私が選書させて頂いたものはどれでしょうか?^^
インスタグラムのストーリー機能を通して、この質問を投げ掛けたところ、当てて下さった方が殆どいなかったのです。笑
このブログ記事を最後まで読んで頂いた方は、きっと「あ!これか!!」と当てて下さるかもですね(照)