昨今、こども向けの学習アプリやサイトなどもググッと増えてきている事もあり、PCやタブレットを使う子たちが増えてきていると思います。
特にこのコロナ禍では、タブレットやパソコンを使ったオンライン学習などをし始めるお子さんも多かったですよね。
そんな事を受け、こどもへのデジタル機器の投入を考えられるおうちの方も増えている最近。
パソコンとタブレット、どちらかを与えるとしたらどちらの方が良いのだろう?
と悩まれる事があると思います。
私自身も娘に与えるならどちらが良いのか考えた人です。
結果今は、どちらも自分用を持っている形となっていますが、
最初はPCから与え、タブレットよりもPCをメインに使う
ような雰囲気を作っています。
因みに我が家の娘が使っているものは、MacBook AirとiPad Proなので、それによる感じ方からくる部分もあるかも知れませんが、我が家がタブレットよりもパソコンをメインにしているようにしている理由を書いてみたいと思います。
目次
タブレットはこどもの学習ツールの1つとしては有能
今のタブレットはパソコン並の事ができるというのもあり、こどもにデジタル機器を与えるのであれば「タブレット」という考えの方も少なくないと思います。
学習コンテンツとなるアプリも豊富なので、タブレットの方が色々と使える感じもしますしね!
そんなタブレットは本当に感覚的に使えるのがメリット!
これからの時代の事を考えても、この「感覚的に使う」ものは更にどんどん増えていくでしょうから、その当たり前に触れるような感じですしね。
また、『ノートにもなる』というのもタブレットのメリットとなる部分。
我が家もノートとして使う事が多いです。
最近では気になる資料や学びツールもプリントアウトをする事なく、全てタブレットに取り込み、そこに書き込んでいたりもしますね。
お財布にも環境にもエコですしね!
…とそんなメリットを活かして我が家もタブレットを使っていますが、それでも『パソコンをメインに使う』ようにしています。
やっぱりパソコンとタブレットは別物で、タブレットは『パソコンの簡易版』なんですよね。
パソコンとタブレットはやっぱり別物!
タブレットはパソコンと違って『感覚的』に使えるのがポイント。
このポイントが意外と大きくて、
タブレットはパソコンの簡易版だけあり、アプリを通してできる範囲も限られていたり…と『与えられた中のものを感覚的に使う』ツール
なんですよね。
また、パソコンでは色々と自分でいじらないと解決できないようなものが、タブレットだとアプリ内のデフォルト設定で完結できてしまったりする部分もあります。
そう、
タブレットはパソコンの簡易版故に『与えられた中のもので完結できてしまったりする、感覚的に使うツール』であり、『受け取り』の中での利用なのでタブレットを使っているうちは『消費者』でしかない
と感じる部分があるんですよね。
言い換えると、
パソコンを使った作業は『受け取って…』の範囲内ではなく、自ら色々といじりながら作り上げていくようなところがあるので『クリエイティブ』『生産者』になれると言える
んですよね。
こどもが使う範囲ではタブレットで十分と感じられる場合も多いと思います。
ですが、実際娘がパソコンとタブレットを使っている姿をみても、既にこども期からパソコンに慣れていると良いと感じる部分は正直多々です。
資料作りであったり…
動画作りであったり…
アプリでするそれとはやはり違う作業があるんですよね。
これが今後、結構な差を生んでいくと見ていても感じています。
スマホやタブレットにより『感覚世代』が増えるからこそ
年々世代毎に進化を遂げ、できる範囲が増えているスマートフォンやタブレット。
より感覚的に使えるツールが増えていくからこそ、スマホやタブレットで完結してしまうものがどんどん増えていくでしょう。
そうなっていくとタブレットやスマホだけで十分に感じるようになり、使った事あるツールというものがタブレットやスマホだけの子も増えていくでしょう。
そんな今のこどもたちは
感覚世代
と言えます。
…と同時に、『消費者世代(受け取り世代)』とも言えるものになっていくと思います。
消費者世代とあって、
消費者の立ち位置の人がどんどん増えていくからこそ、これからの時代は尚『生産者立ち位置』が貴重な存在にもなっていくのでは
と感じます。
そういった事を踏まえても、与えられたもの中を感覚的に使っていくタブレットやスマートフォンと比べ、パソコンには『生み出す』という作業がある為、『生産者の立ち位置』側にくる事ができるツールであると感じます。
学校のプログラミング教育で求められているもの
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されました。
2021年度からは中学校でもプログラミング教育が必修化されますね。
この『プログラミング教育』ですが、ここで求められているものは、
『プログラミング的思考を養うため』のものであり、プログラマーのようにプログラミングをする事が目的ではない
んですね。
ここで求められるもの、そして大事な事は
『順序立てて考え試行錯誤し、物事を解決する力』を育んでいく事
です。
この力は、「受け手」よりも「生産者」の方がより必要とされる力。
プログラミング教育の本来のゴールは、そういった『生産者側思考』を育てていくものなんですよね。
その生産者思考を持ちながら使っていけるのは、やっぱりパソコンだと感じます。
実際、私もPCやタブレットを使う事が多々ありますが、同じツールを使うにしてもやっぱりタブレットは感覚的にラクに使え、PCは「ちょっと面倒くさいな…」と思うほどに色々と作業をする機会がありますからね。
そういった事も考えながら「パソコンかタブレットか」を考えた際、私はパソコン使う機会を選ぶ方が良いなぁ…と思ったりします。
(感覚的な動作はおうちの方のタブレットとかで十分かな…と。)
海外の小学生たちは当たり前のように
パソコンを使っている
以前こちらのブログ記事にも記載をしましたが、海外のこどもたちは既に当たり前のようにパソコンを使用して学校からの課題を提出していたりします。
https://hayashichiyono.com/archives/8345/home-education/
諸外国では小学校低学年から既にパソコンスキルを身につけていっている子たちも多い事を受けても、パソコンに触れる時間を意識的に作っていく事も大切だなぁ…とも感じます。
ざっくりと…ですが、上記のような理由から「タブレットとパソコンどちらか」といったら、パソコンが良いと感じたりします。
もちろん、『生産者的思考』という面であれば、何もパソコンを通してではなく、普段の制作・工作遊びで十分です。
寧ろ、その時間は大切です。
ただ、「いじる」という面から考えると、パソコンは大切だなぁ…と改めて思う次第です^^
特にグローバル時代に活きるバイリンガルを育んでいく子育てをしていく上で、このように視野を広げて考える事って大切ですからね!
こちらの記事と関連した内容にもなり、多くの方からご質問を頂きました『スクリーンタイム』については、下記からご覧頂けます。