こどもの英検受検は英語力よりもこどもの発達バランスを意識
- 2020.12.09
- Blog

こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。
今、どんどん低年齢化が進んでいる
英検
受検。

英検について、どのように考えられていますか?
英検受検の予定はありますか?
といったご質問を頂く事が多くあります。
【おうち英語なバイリンガル子育て】について伝えている身でもあるので、英検にノータッチな感じは気になるところだったりしますよね。
英検についての私の考えは、「現時点では重要視していない」のが答えです。
…と言う事で、その部分について書いてみようと思います^^
目次
「こどもに英検を受けさせよう!」
という考えはない
そもそもの時点で私には正直、「こどもに英検を受けさせよう!」という考えがなかったりします。
【英検】という資格は持っていたら良いに越した事はありません。
『受験』を視野にいれると、英検という資格を持っていた方がメリットがあるのはまだまだ変わらないですからね。

そして、なによりも
・英検を受検するのは親ではない
・英検で得た資格を活かすのは親ではない
・英検で得た資格を活かすのは親ではない
ので、本人が「受けたい!」と思った時に受けてもらいたいという気持ちが大きいです。
それが受験直前になってしまっても良いと思っています。
「行きたい学校に行く為にも受験で●級まで持っていた方が良いから、その為に英検を受けたい!」と自分自身で考え行動してくれた方が今、先を見越して英検を受検するよりも大事だと思っています。

自ら今何をしたら良いのかを考え、それに向かって目標設定をしながら自分の力で取り組んでいく
というゴール。
いわゆる【非認知能力】の方を重要視しているので、本人に今英検への興味関心がないのであれば、今受ける必要はないと考えている感じです。
こどもの英語力を特別英検で測ろうとしていない
「我が子の英語力がどれくらいなのか測る為」という理由から英検受検をされるご家庭も少なくないですよね^^
確かにこどもが普段見せている姿以上の力があったりする事を英検を通して分かる事もあるので、納得と共感の理由です。
ただ、私個人は『我が子の英語力を英検で図ろうとしていない』というのが正直なところです。
もちろん、これにはやはりしっかりと理由があったりします。
こどもの「評価」との付き合いバランスを見て
今まで評価とは無縁の形で英語に触れている
というのもあります。
また別の記事で書いていこうと思っていますが、オンライン英会話も教材を使った学習という形ではなく「遊び」の延長で受けているので、本当に娘にとったら【自然と】存在している言語なんですよね。
それだから…といったものも勿論ありますが、「今」受検を視野にいれていない理由で大きくあるのは
【学校】という評価の場に身を置くようになり、
今は、その場所での体験を通して『評価との付き合い方』を確立していっている時だから
今は、その場所での体験を通して『評価との付き合い方』を確立していっている時だから
という事。

幼児期までの自己中心性から、周りに目をやりそこからの【自分】を確立していく発達段階に入る頃
という時期で、【周りと比べて自分という人間に対しての評価をし始める時期】なんですよね。
そんな時期だからこそ、【どう評価というものと向き合い】そして【自分という人間を捉え】ていくのかを知っていく事が大切な時。
故に、今我が家は『小学校』という場所での生活を活かして、
・「できない」ものへの向き合い方
・物事をポジティブに捉える力
・自分の「強み」を認める力
・自分の強みを「できない」に活かす力
・物事をポジティブに捉える力
・自分の「強み」を認める力
・自分の強みを「できない」に活かす力
を育てる事の方に注力を注ぎ、『評価』との付き合い方を確立させていっている時なのです^^
こどもの発達段階で
【今伸ばすべきもの】とのバランスを取る
上記に記させて頂いたように、『今』伸ばすものがそこでない理由に併せ、娘自身の様子を見ても、
こどもの持つ力を伸ばす為にも今の課題はそこなのか
という部分もあります。

それはもちろん英語力云々の話ではなく、『試験に向き合えるパワー』という面での事。
…というのも娘は、
注意の転動性がかなりある子
だからですね。
興味が持てないものに対しても勿論ですが、そうでなくても(興味があるものであっても)気が本当に散りやすいタイプなのです。

実際、小学校のテストを最後まで解いて帰って来る事が私にとったら感激レベル!笑
時に、テスト途中に違う世界に気持ちがいってしまい、途中から真っ白というテストもよくあります。
(先生からも「違う世界に行ってました。」と報告を受けるくらい。笑)
そう、そんな娘だからこそ今は、英検受検よりも「楽しい!」「やってみたい!」を通して小さな集中の経験を育てる事が大切なのです。
英検受検は、
こどもの成長を構成する1つの点にしか過ぎない
ここまでに書いてきました理由から、我が家では英検受検は『今ではない』と考えています。
『英検』という体験だけを抜粋するのではなく、
我が子の周りの出来事全てをひっくるめて1つのマルとして考えた時に、我が子の生活・今の成長バランスを取る上でそれが今必要なのか否か…を考える事は英検を受検するよりも大切
なのです。
そう、英検というイベントは、我が子の成長を構成していく1つの因子なのです。

結果に依存した付き合い方をしない為にも^^
おうち英語なバイリンガル子育てについて伝えている身だからこそ、我が子の英語力を示せるものがあった方が私の場合は良いのでしょう。
ですが私が大切にしたいもの、そして英語力を通して付けていきたいものはそこではないので、今は受けないという感じなのです^^
おうち英語なバイリンガル子育てはじめこどもへの教育というのは、小さな大人にしていく為のものではなく、こどもの考えや心を豊かにしていく為のもの。
その子のペースでしっかり全体を育てていく為にも、その子の考えや心を豊かにしていく為にもその時大切なのはその子その子で違うので、『我が家ペース』で過ごすって、とっても大切なのです。





※当ブログのすべての文章は著作権法により保護されています。
ブログ・インスタ・Twitter・Facebookなどの各種SNS、メディアへの引用・転載は可能ですが、 必ず引用元を明記の上、
https://hayashichiyono.com
へのリンクをお願い致します。
...........................................................................................................................................................................................................
-
前の記事
クリスマスソングのかけ流しでおうち英語なバイリンガル子育てはアウトプット力を育もう! 2020.12.06
-
次の記事
『こども聖書』は心持ち育て、そして世界を知るきっかけにおすすめ! 2020.12.15
Author:林 智代乃 投稿一覧
「英文学科」「児童教育学科」を卒業。
「英語」と「子どもの発達」に興味をもち、両方を活かせる職を考えるも多くの子どもの発達を傍で見守れる幼稚園教諭として働く。
幼稚園教諭時代に日本語を話せないインド人の子をクラスで受け持ちバイリンガル保育をする事になった事で「子ども × 英語」への思いが再燃。
子どもの言語習得力にとても興味が湧き、児童英語講師の資格(J-Shine)取得や現地幼稚園での研修を受けるなどの為に留学。もっと『子ども × 英語』について知りたく5年勤めた幼稚園を辞め、民間英語学童に就職。
発達について追求していけば行くほど、『全ては繋がっている』と感じ、「この繋がりを活かせば日本語での関わりでも英語力を伸ばす事は出来るはず!」と思うようになる。
ここから日本語で語り掛け、日本語いっぱいの生活を通して『英語を吸収し易いタイプ・アウトプットし易いタイプ』に育てていく関わりを意識して行うようになり、我が子は1歳半で日本語も英語も独力で文章立てて話せるようになり、その後順調に英語力を付けていく。
詳しくはこちらから>>>
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。