こどもの英検受検は英語力よりもこどもの発達バランスを意識


こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。

今、どんどん低年齢化が進んでいる

英検


受検。

我が家の娘は英検の級を持っておらず、受検の様子もない事もあってか、

英検について、どのように考えられていますか?


英検受検の予定はありますか?


といったご質問を頂く事が多くあります。

【おうち英語なバイリンガル子育て】について伝えている身でもあるので、英検にノータッチな感じは気になるところだったりしますよね。

英検についての私の考えは、「現時点では重要視していない」のが答えです。

…と言う事で、その部分について書いてみようと思います^^

「こどもに英検を受けさせよう!」
 という考えはない


そもそもの時点で私には正直、「こどもに英検を受けさせよう!」という考えがなかったりします。

【英検】という資格は持っていたら良いに越した事はありません。

『受験』を視野にいれると、英検という資格を持っていた方がメリットがあるのはまだまだ変わらないですからね。

ただ、「『今』その為に頑張って取り組む必要はない」と考えている感じです。

そして、なによりも

・英検を受検するのは親ではない
・英検で得た資格を活かすのは親ではない


ので、本人が「受けたい!」と思った時に受けてもらいたいという気持ちが大きいです。

それが受験直前になってしまっても良いと思っています。

「行きたい学校に行く為にも受験で●級まで持っていた方が良いから、その為に英検を受けたい!」と自分自身で考え行動してくれた方が今、先を見越して英検を受検するよりも大事だと思っています。

私がこどもに付け伸ばしていって欲しいのは「英語」というゴールではなく、

自ら今何をしたら良いのかを考え、それに向かって目標設定をしながら自分の力で取り組んでいく


というゴール。

いわゆる【非認知能力】の方を重要視しているので、本人に今英検への興味関心がないのであれば、今受ける必要はないと考えている感じです。

こどもの英語力を特別英検で測ろうとしていない


「我が子の英語力がどれくらいなのか測る為」という理由から英検受検をされるご家庭も少なくないですよね^^

確かにこどもが普段見せている姿以上の力があったりする事を英検を通して分かる事もあるので、納得と共感の理由です。

ただ、私個人は『我が子の英語力を英検で図ろうとしていない』というのが正直なところです。

もちろん、これにはやはりしっかりと理由があったりします。

こどもの「評価」との付き合いバランスを見て


今まで評価とは無縁の形で英語に触れている


というのもあります。

また別の記事で書いていこうと思っていますが、オンライン英会話も教材を使った学習という形ではなく「遊び」の延長で受けているので、本当に娘にとったら【自然と】存在している言語なんですよね。

それだから…といったものも勿論ありますが、「今」受検を視野にいれていない理由で大きくあるのは

【学校】という評価の場に身を置くようになり、
今は、その場所での体験を通して『評価との付き合い方』を確立していっている時だから


という事。

特に小学校に入学するくらいの年からは、

幼児期までの自己中心性から、周りに目をやりそこからの【自分】を確立していく発達段階に入る頃


という時期で、【周りと比べて自分という人間に対しての評価をし始める時期】なんですよね。

そんな時期だからこそ、【どう評価というものと向き合い】そして【自分という人間を捉え】ていくのかを知っていく事が大切な時。

故に、今我が家は『小学校』という場所での生活を活かして、

・「できない」ものへの向き合い方
・物事をポジティブに捉える力
・自分の「強み」を認める力
・自分の強みを「できない」に活かす力


を育てる事の方に注力を注ぎ、『評価』との付き合い方を確立させていっている時なのです^^

『評価あるもの』に向き合い過ぎてしまうと、『評価に依存したプライド』が育ちやすくなってしまう事もあるので、気を付けていかねばなのです。


仮にこども自身が自ら「受検したい!」と伝えてくれている場合でも、この部分を考えて付き合っていかなければ…なので、『なぜ受検をしたいのか』という部分をお子さんと話ていく必要はあると考えています。

『英検』はゴールではなく、ツールです。

英検はツールだからこそ、
『英検』という資格を活かして行動していく事が大切


なので、こども自身が「受けたい」といった言葉の背景には何があるのかを知る事は大切だと考えています。

「ただ受けたいだけなのか」「合格をゴールにしてしまっていないか」を知る。

こども自身が「こうなりたい!」「あぁなりたい!」と先に描くビジョンに近付く為のツールとして英検を置いていて、その上での「受けたい!」であれば、英検が評価に依存したものにはならないので良いと思います。

こどもの発達段階で
【今伸ばすべきもの】とのバランスを取る


上記に記させて頂いたように、『今』伸ばすものがそこでない理由に併せ、娘自身の様子を見ても、

こどもの持つ力を伸ばす為にも今の課題はそこなのか


という部分もあります。

正直、我が子には『英検受検』というのはハードルが高いものです。

それはもちろん英語力云々の話ではなく、『試験に向き合えるパワー』という面での事。

…というのも娘は、

注意の転動性がかなりある子


だからですね。

興味が持てないものに対しても勿論ですが、そうでなくても(興味があるものであっても)気が本当に散りやすいタイプなのです。

上記のような写真を載せる事もあるので、結構机に向かえる子と思われがちですが、実際は『5分、1つの事を頑張れたら本当にすごい!』というタイプなのです。

実際、小学校のテストを最後まで解いて帰って来る事が私にとったら感激レベル!笑

時に、テスト途中に違う世界に気持ちがいってしまい、途中から真っ白というテストもよくあります。
(先生からも「違う世界に行ってました。」と報告を受けるくらい。笑)

そう、そんな娘だからこそ今は、英検受検よりも「楽しい!」「やってみたい!」を通して小さな集中の経験を育てる事が大切なのです。

英検受検は、
こどもの成長を構成する1つの点にしか過ぎない


ここまでに書いてきました理由から、我が家では英検受検は『今ではない』と考えています。

『英検』という体験だけを抜粋するのではなく、

我が子の周りの出来事全てをひっくるめて1つのマルとして考えた時に、我が子の生活・今の成長バランスを取る上でそれが今必要なのか否か…を考える事は英検を受検するよりも大切


なのです。

そう、英検というイベントは、我が子の成長を構成していく1つの因子なのです。

その部分をしっかり考えていきながら受検していく事が大事。

結果に依存した付き合い方をしない為にも^^

おうち英語なバイリンガル子育てについて伝えている身だからこそ、我が子の英語力を示せるものがあった方が私の場合は良いのでしょう。

ですが私が大切にしたいもの、そして英語力を通して付けていきたいものはそこではないので、今は受けないという感じなのです^^

おうち英語なバイリンガル子育てはじめこどもへの教育というのは、小さな大人にしていく為のものではなく、こどもの考えや心を豊かにしていく為のもの。

その子のペースでしっかり全体を育てていく為にも、その子の考えや心を豊かにしていく為にもその時大切なのはその子その子で違うので、『我が家ペース』で過ごすって、とっても大切なのです。

  
  

※Amazonのアソシエイトとして、Brainy Riseは適格販売により収入を得ています。

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