こどもの英検受検は英語力よりもこどもの発達バランスを意識

  • 2020-12-09
  • 2021-11-10
  • Blog

こどもの発達と個性を活かすからできる!グローバル力も育つバイリンガル子育て、林智代乃です。

今、どんどん低年齢化が進んでいる

英検


受検。

我が家の娘は英検の級を持っておらず、受検の様子もない事もあってか、

英検について、どのように考えられていますか?


英検受検の予定はありますか?


といったご質問を頂く事が多くあります。

【おうち英語なバイリンガル子育て】について伝えている身でもあるので、英検にノータッチな感じは気になるところだったりしますよね。

英検についての私の考えは、「現時点では重要視していない」のが答えです。

…と言う事で、その部分について書いてみようと思います^^

「こどもに英検を受けさせよう!」
 という考えはない


そもそもの時点で私には正直、「こどもに英検を受けさせよう!」という考えがなかったりします。

【英検】という資格は持っていたら良いに越した事はありません。

『受験』を視野にいれると、英検という資格を持っていた方がメリットがあるのはまだまだ変わらないですからね。

ただ、「『今』その為に頑張って取り組む必要はない」と考えている感じです。

そして、なによりも

・英検を受検するのは親ではない
・英検で得た資格を活かすのは親ではない


ので、本人が「受けたい!」と思った時に受けてもらいたいという気持ちが大きいです。

それが受験直前になってしまっても良いと思っています。

「行きたい学校に行く為にも受験で●級まで持っていた方が良いから、その為に英検を受けたい!」と自分自身で考え行動してくれた方が今、先を見越して英検を受検するよりも大事だと思っています。

私がこどもに付け伸ばしていって欲しいのは「英語」というゴールではなく、

自ら今何をしたら良いのかを考え、それに向かって目標設定をしながら自分の力で取り組んでいく


というゴール。

いわゆる【非認知能力】の方を重要視しているので、本人に今英検への興味関心がないのであれば、今受ける必要はないと考えている感じです。

こどもの英語力を特別英検で測ろうとしていない


「我が子の英語力がどれくらいなのか測る為」という理由から英検受検をされるご家庭も少なくないですよね^^

確かにこどもが普段見せている姿以上の力があったりする事を英検を通して分かる事もあるので、納得と共感の理由です。

ただ、私個人は『我が子の英語力を英検で図ろうとしていない』というのが正直なところです。

もちろん、これにはやはりしっかりと理由があったりします。

こどもの「評価」との付き合いバランスを見て


今まで評価とは無縁の形で英語に触れている


というのもあります。

また別の記事で書いていこうと思っていますが、オンライン英会話も教材を使った学習という形ではなく「遊び」の延長で受けているので、本当に娘にとったら【自然と】存在している言語なんですよね。

それだから…といったものも勿論ありますが、「今」受検を視野にいれていない理由で大きくあるのは

【学校】という評価の場に身を置くようになり、
今は、その場所での体験を通して『評価との付き合い方』を確立していっている時だから


という事。

特に小学校に入学するくらいの年からは、

幼児期までの自己中心性から、周りに目をやりそこからの【自分】を確立していく発達段階に入る頃


という時期で、【周りと比べて自分という人間に対しての評価をし始める時期】なんですよね。

そんな時期だからこそ、【どう評価というものと向き合い】そして【自分という人間を捉え】ていくのかを知っていく事が大切な時。

故に、今我が家は『小学校』という場所での生活を活かして、

・「できない」ものへの向き合い方
・物事をポジティブに捉える力
・自分の「強み」を認める力
・自分の強みを「できない」に活かす力


を育てる事の方に注力を注ぎ、『評価』との付き合い方を確立させていっている時なのです^^

『評価あるもの』に向き合い過ぎてしまうと、『評価に依存したプライド』が育ちやすくなってしまう事もあるので、気を付けていかねばなのです。


仮にこども自身が自ら「受検したい!」と伝えてくれている場合でも、この部分を考えて付き合っていかなければ…なので、『なぜ受検をしたいのか』という部分をお子さんと話ていく必要はあると考えています。

『英検』はゴールではなく、ツールです。

英検はツールだからこそ、
『英検』という資格を活かして行動していく事が大切


なので、こども自身が「受けたい」といった言葉の背景には何があるのかを知る事は大切だと考えています。

「ただ受けたいだけなのか」「合格をゴールにしてしまっていないか」を知る。

こども自身が「こうなりたい!」「あぁなりたい!」と先に描くビジョンに近付く為のツールとして英検を置いていて、その上での「受けたい!」であれば、英検が評価に依存したものにはならないので良いと思います。

こどもの発達段階で
【今伸ばすべきもの】とのバランスを取る


上記に記させて頂いたように、『今』伸ばすものがそこでない理由に併せ、娘自身の様子を見ても、

こどもの持つ力を伸ばす為にも今の課題はそこなのか


という部分もあります。

正直、我が子には『英検受検』というのはハードルが高いものです。

それはもちろん英語力云々の話ではなく、『試験に向き合えるパワー』という面での事。

…というのも娘は、

注意の転動性がかなりある子


だからですね。

興味が持てないものに対しても勿論ですが、そうでなくても(興味があるものであっても)気が本当に散りやすいタイプなのです。

上記のような写真を載せる事もあるので、結構机に向かえる子と思われがちですが、実際は『5分、1つの事を頑張れたら本当にすごい!』というタイプなのです。

実際、小学校のテストを最後まで解いて帰って来る事が私にとったら感激レベル!笑

時に、テスト途中に違う世界に気持ちがいってしまい、途中から真っ白というテストもよくあります。
(先生からも「違う世界に行ってました。」と報告を受けるくらい。笑)

そう、そんな娘だからこそ今は、英検受検よりも「楽しい!」「やってみたい!」を通して小さな集中の経験を育てる事が大切なのです。

英検受検は、
こどもの成長を構成する1つの点にしか過ぎない


ここまでに書いてきました理由から、我が家では英検受検は『今ではない』と考えています。

『英検』という体験だけを抜粋するのではなく、

我が子の周りの出来事全てをひっくるめて1つのマルとして考えた時に、我が子の生活・今の成長バランスを取る上でそれが今必要なのか否か…を考える事は英検を受検するよりも大切


なのです。

そう、英検というイベントは、我が子の成長を構成していく1つの因子なのです。

その部分をしっかり考えていきながら受検していく事が大事。

結果に依存した付き合い方をしない為にも^^

おうち英語なバイリンガル子育てについて伝えている身だからこそ、我が子の英語力を示せるものがあった方が私の場合は良いのでしょう。

ですが私が大切にしたいもの、そして英語力を通して付けていきたいものはそこではないので、今は受けないという感じなのです^^

おうち英語なバイリンガル子育てはじめこどもへの教育というのは、小さな大人にしていく為のものではなく、こどもの考えや心を豊かにしていく為のもの。

その子のペースでしっかり全体を育てていく為にも、その子の考えや心を豊かにしていく為にもその時大切なのはその子その子で違うので、『我が家ペース』で過ごすって、とっても大切なのです。

こども 英検
このブログ記事をフォローする

International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

問いを深める、月1回の学びの時間

月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。