こどもへのスクリーンタイム管理とタブレットを手段として使う力のグローバル力との関係

こどもへのスクリーンタイム管理とタブレットを手段として使う力のグローバル力との関係
こどもの発達と個性を活かしバイリンガルを育てるグローバル子育て、林智代乃です。

『デジタルネイティブ』という言葉がある程に、今のこどもたちの周りには

・学びのツールにおいても
・遊びのツールにおいても


デジタル機器を通して楽しむものが多いですよね。

私たちがこども時代に過ごしてきた環境と今のこどもたちが過ごしている環境は大きく違うからこそ、気になってくるものも多々あったりすると思います。

おうちの方からのご相談で年々に増えてくるものが正にデジタル端末との付き合い方に関してのもの。

例えば、

・タブレットやパソコンなどの端末との付き合い方に悩みます。
・スクリーンタイムの管理に頭を抱えています。


といったものだったりしますね。

確かに、今のこどもたちにとって避けられないツールでもあるからこそ悩まれる部分でもあったりすると思います。

そんな時、大切なのはやっぱり

本来の目的を明確にする事、そしてそれをこどもと『共有する』事


なんですよね!

今回はその辺りについて書いてみようと思います。

我が家のデジタル端末との付き合い方


デジタル端末との付き合い方や考え方について書いていく前に、我が家の状況的な部分に軽く触れてみようと思います。

年少さんの頃からオンライン英会話を楽しんでいたのでその時間にPCを使う事はありましたが、(親の)スマホやタブレットを貸して使わせる事はなかったです。

その辺りが少しずつ解禁されていったのは、年中さんの終わりくらいの頃。

以前、下記のブログ記事にも書いていますが、今では娘は自分用のタブレットにPCを持っていますが、デジタル端末の利用は年中さんから少しずつ少しずつで、今もバランスを見ながらの利用をしている感じです。


こどものその時の成長発達を活かし
選んだ動画等の付き合い方


年中さんの終わり頃から実体験や絵本等を通して何度も触れた後に、たまに利用する事が出始めました。

それまで動画系は全く見た事がないのかといえばそうでもないです。

『基本テレビなし育児』というスタイルだったので、テレビの画面を通して映画などの映像を見る事はたまーにありました。

写真は娘の『偉人への興味』のスタートとなったスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチを見せる為にYouTubeを利用した時のものですね。

映像を使って(映像スタートで)物事を吸収・習得をするというスタイルは取っていなかったのですが、その理由は、

・人は目からの記憶よりも耳からの記憶の方が残るから

・特に幼児期はその時期の発達特性上、
 『聴覚記憶』の質を高める事ができる時期だから

・目と脳は繋がっており、まだ目が出来上がっていない時期の映像からの学びは
 吸収面・習得面でみて効率が悪いから

 (目は9歳を過ぎる辺りから出来上がってくる)


といったところからです。

これは『英語』の習得でも同じで、基本的に『耳』からの習得に重きをとても置いていたので動画を見せて習得…というのはなかったです。
『基本的に』とあって、たまーに見る事はありましたよ!

上記の理由から、それまで動画を利用する事がなく、そして年中さんから動画利用を始めるも本当に『たまに使うツール』として使っていっていた感じです。

アプリデビューもこどもの五感発達を考えて
ゆっくりスタート


今は、『学習系』のアプリがたくさん存在していますよね。

我が家では今でこそバランスを見ながら利用はしている学習系アプリですが、アプリに関しては『幼児期は使わない』という考えで過ごしていました。

…とは言え、オンラインカレッジ内で導入しているRaz-kidsは利用していました^^

ただ良かったのか悪かったのか(笑)、『読む』に積極的でない娘は殆ど使わず『かけ流しツール』になっていました。笑

このように積極的に使わせる事がなかったアプリ。

こどもにアプリを使わせていなかったのは、五感刺激を大切にしたかったからですね。

五感への刺激(五感発達)は、とっても大切で

・五感が研ぎ澄まされるとあちこちの刺激に敏感になり、
 他の人が思い浮かばないようなさまざまな『アイデアや発想が生まれやすく』なる

・五感が発達すると、その場の空気を感じ取れるようになり、
 それは『コミュニケーション力』にも繋がるものになる

・五感が発達しているとたくさんの刺激を受けられるようになるので、
 『情緒が養われていく』

・五感を刺激する事で、色々な情報が行き交うようになり
 それにより『情報処理能力』があがってくる


などといった成長発達へと繋げていってくれます。

どんなに学習系アプリに良いものがあったとしてもその時刺激されているのは、限られた範囲での「視覚」「聴覚」のみ。

触った感覚はみんな一緒でツルツル。

タブレットやPCでの五感刺激は難しいツールだからこそアプリ利用は幼児期はしておらず、小学生の今も選びながら…している感じです。

YouTubeに関しても未だに所謂ユーチューバーの動画等は見た事はなく、学びや興味の延長線上で使うツールとなっています。

こどものタブレットやPCの利用は
『主体的』なのか『惰性(受け身)』なのか


上記のような感じにタブレット端末等と付き合ってきた我が家ですが、特に昨年度の休校を機にアプリ利用がググッと増えました。

増えたものの学習系のアプリというものはほぼなく、あっても五感をフルに使い実際に体験したものにリンクするようなものを入れるようにしています。
(今は2つだけある感じかな?)

画面だけで『習得』『理解』にならないようにしている感じですね。

我が子へのPCやタブレット導入の際に、そして今でもとても気にかけている事は、

こどもがPCやタブレットを使う際、『目的』ではなく『手段』として使おうとしているのか


というところ。

娘は自分用のPCやタブレットを持っていますが、使う際は常に声を掛けてもらうようにしています。

声を掛けてもらった時、

・PCやタブレットを使う事がゴールになっていないか
・何の為にそして何がしたい為にPCやタブレットを使うのか


をクリアにしていく質問をするようにしています。

今ではそれが習慣化した事で、こどもの方から「●●したいから、パソコンするね!」と声を掛けてきてくれるようになっていますね。

このようなやり取りを通して、「なんとなく…」の惰性的な利用がないようにしています。

実際娘がPCに向かう時の多くは『デザイン』的な作業が多いのですが、

・「フードロスを減らす為のポスターが作りたいからPCを使う。」
・「Podcastにシナリオを送りたいから文章をPCで書く」


など、達成させたい事に向かってのツールとしてPCを使っていますね。

タブレットのアプリに関しても同じです。

休校期間を機に始めたMinecraft。

Minecraftは国内外の教育現場でも使われているブロックを使って建築等をしていくゲーム。

このMinecraftをする際にも、娘に『何をどんな目的で作りたいのか』のちょっとしたプレゼンをしてもらってから遊んでもらっています。

物事に対して受け身ではなく能動的に取り組む場合、そこには

・何をどうしたいのかという思考からの『課題を発見する力』
・見つけた課題を解決するための『計画する力』
・計画した事を元に『創造する力』


という力・思考の機会が伴ってきますが、これが受け身(惰性)での時間だった場合それらは伴わないんですよね。

だからこそこの部分が大切だったりします。

実際私は娘に「PCやタブレットを持たせているのは、それをツールとして色々と広げていって欲しいからだよ^^」と伝え、PCやタブレット端末の利用の目的をこどもと共有しています。

このように『目的を共有』している為、娘本人もPCやタブレットを使う理由をしっかり考えて、なぜ使いたいのかを伝えてくれます。

こどものPCやタブレット端末利用で
1番気になるスクリーンタイム


こどものPCやタブレット端末の利用を考えた際に1番気になる事は『スクリーンタイム』かと思います。

過去にABCD研究 (Adolescent Brain Cognitive Development study) が出した研究レポートでも

・1日2時間以上の利用で思考と言語のスコアが低くなった
・1日7時間以上の利用で脳への影響が見られた


という研究結果を出していますね。


我が家もスクリーンタイムを気にしながら付き合っています。

オンライン英会話…であったりと、色々なところで使うスクリーン時間の2時間は意外とあっという間だったりしますからね。

だからこそ、こどもには

なぜスクリーンタイムを設けるのか。
そしてそこには親のどんな思いがあるのか


というところまでしっかり伝え、

スクーリンタイムを導入する『目的』をこどもに『共有』する


ようにしています。

ただ「●時間やったらダメー!」だったり、「もうたくさん使ったから今日はおしまい!」などと伝えても、こどもにはしっかり腹落ちしないもの。

お互いが納得し合いながら付き合っていく事がとても大切なので、この部分の共有は本当に大切に感じます。

我が家の場合、

・目と脳は繋がっているから、目は大切
・こどもの目は9歳になる頃くらいまで出来上がっていないからこそ
 目は大切に育てないといけない
・iOSなら『スクリーンタイム』、Androidなら『Digital Wellbeing』と
 スクリーンタイムを管理するアプリがあるのは、
 世界的にもスクリーンに向かう時間が長くない方が良いとされているから
・こどものスクリーンタイムの研究では、
 どんな結果が出ているのか
・大切なあなたの目と脳の発達を守りたいから
 スクリーンタイムの時間を設けていきたい
・PCやタブレットを使って、どんどん色々と広げていって欲しい。
 そして考える力をあなたにはどんどん付けていって欲しい。
 でもそれはやる過ぎると、折角のその部分が
 伸ばしきれなくなる可能性が高いから
 スクリーンタイムを設けたい


…などと伝え、その上で

『このように私は考えスクリーンタイムを設けたいと思っているけれど、あなたはどう考える?』


と問う事を最初の頃大切にしていました。

上記のような感じに、こちらの考えや思いを伝える事により、

・『何故スクリーンタイムを気にしているのか』をこどもが理解してくれ
・『最終的に決定を本人に委ねるような形にする』ことによって、
 こどもは『自分で決めた』という感覚になる


ので、時間を守って向き合ってくれるんですよね。

実際3年生になった今でもしっかりこの部分を守って使ってくれており、だらだらとした利用はないですね。

こどものPCやタブレット端末の利用では
本来の目的の明確化と共有が鍵


このように、『本来の目的を明確にしそれをこどもと『共有する』事がこどものPCやタブレット端末の利用では大切なこと。

そしてPCやタブレット端末を利用する目的を

目の前の何かを理解してもらう・習得してもらう為のツールとしてではなく
様々な情報を処理していく中で、
PCやタブレット端末がツールとなり様々な力を伸ばしていく時間となるように利用していく為のもの


という本来の目的をおうちの人自身が忘れないようにしていく事も大切になっていくでしょう^^

こどもたちに求められる『グローバル力』というのは『使える力(消費力)』ではなく、『ツールとして使い広げていく力(生産力)』ですからね!


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