バイリンガル子育てあるある:『日本語での意味を聞かれたらどう答えたら良い?』

  • 2019-04-18
  • 2023-09-19
  • Blog

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

先日、『バイリンガル子育てあるある:「日本語でどういう意味?」と子どもに聞かれたら?』という記事を書きました。

今回はその続きとなります、

どのように答えたら良いのか



についてです^^

 

日本語訳を伝えない方が良いそもそもの理由って???



先ず、「伝え方」を考える前に、

そもそも何故、日本語訳を伝えない方が良いのか



についてもう一度確認してみましょう^^

それは

『英語を英語のまま捉えられなくなってしまう』



が理由にあがると思います。

では、この『英語を英語のまま捉える』という事は、どのような事を意味しているのでしょうか?^^

この

『英語を英語のまま理解する』とは日本語でそれの「意味」を知り理解する事ではなく、その単語や表現の持つ『ぼんやりとしたイメージ』を掴めるか否かを意味する



ところを指します。

角度を変えてお伝えするとすると、

1つの単語とその意味が『対』になるような「直訳的な伝え方をする事がNG」



という事なのです。

これをしてしまうと、

各々の単語や表現をイメージで捉えようとするのではなく、「覚えよう」としてしまう



ようになるので避けていきたいのです。

では、どうして「覚えようとする」事を避けた方が良いのか。

色々な単語の意味や表現を「覚えて」しまった方が、良い感じがしますよね。

ですが、

『覚える』という作業に入ってしまうと、今後の『英作文』『会話力』でつまづくようになる



からなのです。

私も登場させて頂いております、こちらの「英会話表現集」。



この本がとても良い例なのですが、

1つの伝えたい事に対して、それの英語表現は1通りではなく『何通り』も存在する



のです。

例えば、『雨女/雨男』について頂いたこちらのご質問なんかが良い例の1つだったりします。

本の元となります、DMMさんの『なんてuknow?』のサイトより抜粋しております。 
出典:https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/16001/


私を含め、7名分の答えが掲載されています。

英作文にしろ英会話にしろ、実はポイントになるのが、

『意味を知っている』よりも『どれだけ情景を説明できるのか』のような部分にポイントがある



のです。

これは、「意味をおぼえよう」としたりした時には出来ないものなのです。

実際、「英語が苦手!」という私たちは、つい日本語の対になる英語を探そうとしがちですよね。



「この英単語知らないから言えない…」などと、「意味が分からない=英語に出来ない=英語できない」という方程式を立ててしまいがちなのです。

このように、「対になる語」にばかり気がいってしまうと、「表現力」も育たなくなっていってしまいます。

ですので、「対」を意識させない方が良いのです^^

「対」を意識させない為に…



では、「『対』を意識させない為にはどうしたら良いのか」ですよね。

そのまんま感ありますが、単純に

「どんなイメージの言葉だろうね。」



からの会話スタートで良いのです^^

この時、例えば「ポジティブなイメージかな?」「ネガティヴなイメージかな?」などのように

2択を与えてあげる



ようにすると、「正しく答えなくてはいけない」ような空気感がなくなるので子ども緊張せずに自分の考えが言いやすいので良いですね!

絵本であれば、「この絵からすると…」みたいな感じに絵から読み取るようなヒントも与えてあげると良いですね!

「これ!」という答えはないから、イメージでOKだよ!



というメッセージを付けてあげて下さいね!

所謂正しい「意味」での回答でなく「イメージを伝える」感じでOKです。

所謂正しい「意味」は、これから本などを通して色々な表現に触れていきながら形成されていきますからね!

もちろん、意味が分からない単語を辞書を引いて調べるのもOKです。

そこで意味として書かれている英語表現もぼんやりとイメージで捉えながら理解をするでしょうからね!

関わり方としては、そんな感じです^^

それでも『意味』を知りたがるお子さんの場合にオススメな取り組みはまた今度記事にしますね!

NO IMAGE
このブログ記事をフォローする

International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
✔ 正解を探すんじゃなくて、“視点”をもらう
✔ 話すことで、自分の気持ちにも気づける


テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

問いを深める、月1回の学びの時間

月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。