先日、『バイリンガル子育てあるある:「日本語でどういう意味?」と子どもに聞かれたら?』という記事を書きました。
今回はその続きとなります、
どのように答えたら良いのか
についてです^^

日本語訳を伝えない方が良いそもそもの理由って???
先ず、「伝え方」を考える前に、
そもそも何故、日本語訳を伝えない方が良いのか
についてもう一度確認してみましょう^^

『英語を英語のまま捉えられなくなってしまう』
が理由にあがると思います。

この
『英語を英語のまま理解する』とは日本語でそれの「意味」を知り理解する事ではなく、その単語や表現の持つ『ぼんやりとしたイメージ』を掴めるか否かを意味する
ところを指します。

1つの単語とその意味が『対』になるような「直訳的な伝え方をする事がNG」
という事なのです。
これをしてしまうと、
各々の単語や表現をイメージで捉えようとするのではなく、「覚えよう」としてしまう
ようになるので避けていきたいのです。

色々な単語の意味や表現を「覚えて」しまった方が、良い感じがしますよね。
ですが、
『覚える』という作業に入ってしまうと、今後の『英作文』『会話力』でつまづくようになる
からなのです。

この本がとても良い例なのですが、
1つの伝えたい事に対して、それの英語表現は1通りではなく『何通り』も存在する
のです。
例えば、『雨女/雨男』について頂いたこちらのご質問なんかが良い例の1つだったりします。

出典:https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/16001/
私を含め、7名分の答えが掲載されています。
英作文にしろ英会話にしろ、実はポイントになるのが、
『意味を知っている』よりも『どれだけ情景を説明できるのか』のような部分にポイントがある
のです。
これは、「意味をおぼえよう」としたりした時には出来ないものなのです。

「この英単語知らないから言えない…」などと、「意味が分からない=英語に出来ない=英語できない」という方程式を立ててしまいがちなのです。
このように、「対になる語」にばかり気がいってしまうと、「表現力」も育たなくなっていってしまいます。
ですので、「対」を意識させない方が良いのです^^
「対」を意識させない為に…
では、「『対』を意識させない為にはどうしたら良いのか」ですよね。

「どんなイメージの言葉だろうね。」
からの会話スタートで良いのです^^
この時、例えば「ポジティブなイメージかな?」「ネガティヴなイメージかな?」などのように
2択を与えてあげる
ようにすると、「正しく答えなくてはいけない」ような空気感がなくなるので子ども緊張せずに自分の考えが言いやすいので良いですね!

「これ!」という答えはないから、イメージでOKだよ!
というメッセージを付けてあげて下さいね!
所謂正しい「意味」での回答でなく「イメージを伝える」感じでOKです。
所謂正しい「意味」は、これから本などを通して色々な表現に触れていきながら形成されていきますからね!
もちろん、意味が分からない単語を辞書を引いて調べるのもOKです。
そこで意味として書かれている英語表現もぼんやりとイメージで捉えながら理解をするでしょうからね!
関わり方としては、そんな感じです^^
それでも『意味』を知りたがるお子さんの場合にオススメな取り組みはまた今度記事にしますね!