おうち英語なバイリンガル子育てでの英語の語りかけの必要性をこどもの能力を作る「遺伝×環境」からみてみる

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコーチコンサルタント、林智代乃です。

先日、『おうち英語なバイリンガル子育てに英語での語りかけは必要か否か』という記事を書きました。

今回は、それを少しだけ掘り下げたものを書いてみようと思います^^

おうち英語なバイリンガル子育ては、
長距離を走るマラソンと同じ!


先日の記事にも書きましたが、こどもへの『語りかけ』を通して『こどもの思考(心持ち等)を育んでいく』これが「語りかけ」で1番大事な事。

「知識」や「情報」は、「こどもの思考育て(心持ち育て)」というゴールに向かう道の中で出会うものであり、「知識」や「情報」を伝える為に語り掛けをする訳ではないといった感じですね。

特に益々変化が激しくなっていくであろうこれからの時代に対応する力として求められる、『しなやかさ/しなやかな思考』。

『知識量』ではなく、確実に『思考力』が求められる時代だからこそ、『思考した先に知識がついていく』といった流れで関わる事が「語りかけ」では必要なんですよね。

おうち英語なバイリンガル子育てでは、「ただ英語ができる子」に育てるのではなく、「グローバルな時代に活躍できる子」に育てる事がゴールだからこそ、この点は非常に大切だと考えています^^

確かに、日本語で語りかけ、英語での語りかけが少なければ、緩やかなペースで英語力を付けていきます。

ただここで大切な事は、

おうち英語なバイリンガル子育ては長距離を走るマラソンだと思う事


です。

サポートをする心構えだけでなく、『成果面』においてもです^^

※サポートは『15年計画』の心構えをされていく事がベストです。
 その詳しい理由に関してはこちらに記載しています。


こどもの能力は「遺伝 × 環境」だからこそ考える
『語りかけ』の本質


「心持ち」「物事の見方/捉え方」などの『思考力』を語りかけで育てていく事が大切な理由は他にもあります。

人の能力は『遺伝 × 環境』で決まっていきます。

遺伝は半分くらい占めるとされていますが、そう考えてみても残り半分は『環境』で才能が決まっていく訳なんですよね。

この「環境」って、もちろん『家庭環境』もその内です。

家庭環境も環境の1つでありますが、

成長の中で影響を受けていく環境は、『外の環境』の方が大きかったりする


ものです。

外の環境から受けてくるものが大きいからこそ
「語りかけ」で大切なのはコレ


「仲良くなったお友達から影響を受けて、挑戦心が育った!」などと、お友達をきっかけに変化をする事ってありますよね。

物事への「興味関心」においてもそうですね^^

何かに影響を受けて始めた趣味や習い事があったり、それを機に広がっていく友達の輪があったり。

そこでの時間から受ける影響は、考え方や物の見方などをも育てていってくれたり…

例えば、コーチング型コンサルやオンラインサロンでご一緒して下さる方達から、『智代乃さんに出会って、子育ての見方が変わった』といった嬉しくなってしまうようなメッセージを頂く事があります。

もし本当に私という人間が小さくともきっかけになっていたとしたら、これも「遺伝」ではなく、「私」という『環境』によるものですよね。

このように、『外の環境による作用』って、思いの外、大きいもの。

そして、話を『こども』に戻しますと、こどもはどんどんと『外の世界へ』と飛び出していきます。

発達的にみても、『仲間意識』を強く持ち出すのが9歳になるあたりから。

そしてその頃から、「おうちの人の言葉よりも外で受けてきた言葉の方に影響を受け始める」ようになっていきます。

それもあり、

こどもにしっかり「語りかけ」できる時期に親として心掛けていきたい事は、こども自身が『自分軸』をしっかり持てるような語りかけを、そしてより良い外の環境を選び取れるような『物事の見方』を育てていくという事


と考えています。

そう考えた時、「親の私は、日本語と英語のどちらの言語がその部分にしっかり触れながら語りかけられるのか」と振り返っていく必要があるんですよね^^

もしそれが「日本語」であるのであれば、私はしっかり日本語で語りかけていってあげた方がよいと考えています。

よく「日本語を大事にした方がいい」という言葉を見聞きすると思いますが、これは「アイデンティティ」の問題等だけではなく、もっと深いものだと思うのです^^

そして『より良い環境』を選び取る力が育てば、自ずと『英語をこども自身が必要と感じ、英語力を付け伸ばすようになる』ものです。

因みに「遺伝」って、両親から半々に受け継がれていくものではありますが、受け継がれた遺伝子が全部表れている訳ではありません^^

スイッチのオンオフのようなもので、受け継がれた遺伝子の中でもオンになった遺伝子だけが表に出ている感じです。

故に、「同じ親から生まれて同じ環境下で育っているのに兄弟姉妹で性格等が違う」というのは、オンになっている遺伝子が各々で違うからですね。

そしてその後、属する環境によってまた更に変わっていく。

そんな感じです^^

おうち英語なバイリンガル子育てでの
『英語の当たり前化』はこれでOK!


上記のような理由から、「英語での語りかけはマストではない」と考えています^^

おうち英語なバイリンガル子育てにおいて、

・英語絵本に触れたり
・英語でも情報収集もしてみたり
・英語歌を耳にする環境を作ってみたり
・”Let’s go!” や ”OK!” の延長的にラフに英語を取り入れてみたり


と「英語ある環境」の当たり前化していく事の方が断然大事。

『当たり前にある』からこそ、「英語」が選択肢にも入るもの。

緩やかに関わるからこそ、こどもの中に「もっと英語をものにしたい!」という思いも出てくるでしょう^^

そんな日が来た時のために今からおうちの人がする事は、

英語がより『インプットし易い』そして『アウトプットし易い』状態に脳のコンディションを整えておく


という事なのです^^

このように、「英語での語りかけ」1つとっても、『どうしていきたいのか』『どこにフォーカスを置いて考えるのか』で、日々の取り組みの選択肢が決まるもの。

その

・どうしていきたいのか
・どこにフォーカスを置くのか


をおうちの方そしてお子さんそれぞれがしっかり『軸』として固めていけると、英語ってしっかりついていきます。

実際日本語でのサポートなのに英語力をしっかりつけていっているご家庭をみていても感じます^^


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