ネイティブのこどももフォニックスをする?おうち英語で同じように考えなくていい理由

先日、下記の記事にて『フォニックスのルールを知ることは必須か否か』 について書きました。

 

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これを読んで頂くと、

 

え?!
でも、ネイティブのこどもたちもフォニックスの取り組みをしていますよね?!

 

というお声も出てくるかと思います。

はい、していますね!^^

 

 

実際に、おうち英語に取り組まれているおうちの方からも、

 

ネイティブのこどももフォニックスをするなら、やっぱりおうち英語でもフォニックスは必要ですか?

 

というご質問をいただくことがあります。

でもですね、実はこの

 

「フォニックス」の括りが、私たち日本人が思っているフォニックスの括りと少し違うことがある

 

のです^^

そして、もう1つ大切なのが、

 

ネイティブのこどもたちは、本当に“フォニックスから”英語の文字読みに入っているのか

 

という視点。

ここを見落としてしますと、「ネイティブもやっているなら、うちもフォニックスから始めなきゃ」と感じやすくなるのですが、私はそこは少し違う見方をしています。

 

【今回のポイント】

・ネイティブのこどもたちも、フォニックスに触れることはある。
・ただし、日本でイメージされやすい『ルールを覚えるフォニックス』と、英語圏教材で扱われる Phonics の範囲は少し違うことがある。
・ライミングに十分触れていない状態で、低年齢のこどもがフォニックスのルールから入ると、かえってややこしく感じることがある。
・おうち英語では、「ネイティブもやっているから同じようにやる」よりも、我が子が音・文字・意味のどこから入りやすいかを見ることが大切。
 

ネイティブのこどもたちもフォニックスをしています。

 
まず、ここはその通りです。
ネイティブのこどもたちも、英語の文字を読めるようになっていく過程で、フォニックスに触れていきます。
過去にオーストラリアの現地の幼稚園にて研修をしていた時にも、こどもたちはフォニックスに触れていましたね。
フォニックスというのは、簡単にいうと、【文字と音のつながりを知っていく取り組み】
たとえば、cat という単語を読む時に、c・a・t のそれぞれの音をつなげて読んでいく。
こういった文字と音の対応を見ていくのが、フォニックスで扱われる大切な部分です。
日本では、フォニックスというと、「a はア、b はブッ、c はクッ」のように、文字の音をルールとして覚えるもの、というイメージが強いかもしれません。
もちろん、それもフォニックスの大切な一部です。
ただ、ここで大切なのは、英語圏のこどもたちは、何もないところから突然フォニックスを始めているわけではないということなのです。
 

ネイティブのこどもたちは、フォニックスの前にたくさん英語の音に触れている

 

英語圏のこどもたちは、フォニックスに取り組む前から、日常の中でたくさん英語の音に触れています。

 

歌を聞く。(歌には、たくさんの韻が踏まれているんですよね)
韻を踏んだ絵本を楽しむ。
cat / hat / mat のような音の似ていることばに出会う。
何度も見たことのある単語を、絵本の流れの中で覚えていく。
 
そういった経験の中で、
 
「この言葉、音が似ている」
「この音、前にも聞いた」
「この文字、この音とつながっているかも」
 
という気づきが、少しずつ積み重なっていっているんですよね。
そう、ネイティブのこどもたちは、フォニックスから突然スタートしているわけではないんですよね。
その前に、英語の音やリズム、ライミングにたくさん触れてきた土台があるんですよね。
だから、学齢期にフォニックスに出会った時、『知らない音をゼロから覚える』のではなく、すでに耳になじんでいる音と文字をつなげていく形になりやすいんですよね。
ここが、日本でおうち英語に取り組むこどもたちと、大きく違うところだと感じています。
 

低年齢のこどもには、ルールより先に「音のパターン」が入りやすい

 

ここは、こどもの発達から見ても大切なところ。

低年齢のこどもたちは、まだ抽象的なルールを頭の中で整理し、必要な場面で使い分ける力が発達の途中にあります。

もちろん!こどもによって得意不得意はあります。

文字の並びに興味を持つこどももいれば、ルール性やパターンに強く反応するこどももいます。

ただ、幼児期から小学校低学年くらいまでのこどもにとって、

「この文字はこの音になる」
「でも、この組み合わせの時は違う」
「この単語は例外」
「この音は、違うスペルでも表される」

 

というように、フォニックスのルールをいくつも覚えて使い分けていくことは、かなり負荷が高くなりやすいものです。

英語は、日本語のひらがなのように、文字と音がいつも素直に一対一で対応しているわけではないんですよね。

同じ同じ文字でも音が変わることがありますし、同じ音でもスペルがいくつもあります。

もちろん、フォニックスにはパターンがあります。
けれど、まだ抽象的なルール理解や使い分けが発達途中のこどもにとっては、それを最初から『覚えるもの』として入れると、英語の文字読みそのものが複雑に感じられやすくなることがあるのです。
一方で、歌・リズム・繰り返し・ライミングのようなものは、こどもにとってもっと自然に入りやすい形。
 
耳で聞く。
口に出す。
リズムにのる。
同じ音のまとまりを何度も聞く。
「あ、この音、前にも聞いた」と気づく。
 
こうした経験は、こどもの脳にとって、『覚えなければならないルール』ではなく、何度も出会う中で自然とつかんでいくパターンとして入りやすいのです。
だから私は、低年齢のこどもたちにとっては特に最初からフォニックスの複雑なルールを理解させようとするよりも、まずはライミングや歌、絵本の繰り返しを通して、英語の音のまとまりにたくさん触れることが大切だと考えています。
その土台があるからこそ、あとから文字と音のつながりに出会った時に、『知らないルールを覚える』ではなく、聞いたことのある音と文字がつながるという形になりやすいのです。
ここが、ネイティブのこどもたちと日本でおうち英語に取り組むこどもたちを、同じように比べられない理由でもあります。
 

ライミングに触れないままフォニックスから入ると、ややこしくなりやすい

 

フォニックスは、英語の文字と音のつながりを知るための大切な考え方です。

ただ、ライミングや歌、絵本の繰り返しなどを通して、英語の音のまとまりに十分触れていない状態で、いきなりフォニックスのルールから入ると、

 

「覚えることが多い」
「例外がある」
「さっきの音と違う」
「結局、どう読めばいいの?」

 

という形で、かえってややこしく感じることがあります。

もちろん、フォニックスが合うこどももいます。

ライミングが、耳で聞いた音のまとまりやリズムに気づく入口だとすると、フォニックスは、目で見た文字と音の対応を整理していく入口。

そのため、文字を見た時に、「この文字はこの音につながるんだ」「この並びの時は、こう読むんだ」と対応関係を整理していくことが得意なこどもにとっては、フォニックスが助けになることもあります。

ただ、低年齢のこどもにとっては、その対応関係をいくつも覚えて使い分けること自体が負荷になることもあるんですよね。

だからこそ、最初からルールとして覚えさせるよりも、まずはライミングや歌、絵本の中で英語の音のまとまりに親しむことを大切にしたいと考えています。

 

ライミングは、ただの音遊びではありません

 

ライミングというと、『韻を踏む英語の音遊び』というイメージがあるかもしれません。

もちろん、音遊びとして楽しめることはとても大切。

でも、ライミングはただ楽しいだけのものではないんですよね。

 

cat / hat / mat
pig / wig / big
cake / snake / lake

 

このように音が似ていることばに出会うことで、こどもは少しずつ英語の音のパターンに気づいていきます。

 

「最後の音が似ている」
「このまとまり、前にも出てきた」
「この部分が同じなら、読めるかもしれない」

 

そういった気づきが、文字読みにつながっていきます。

ライミングに十分触れていると、細かなフォニックスのルールを最初から覚え込まなくても、初期の英語絵本やパターンのある文章を、自分の力で読めるようになっていくことがあります。

もちろん、すべての単語がライミングだけで読めるわけではありません。

ですが、文字読みの入り口で大切なのは、最初からたくさんのルールを覚えることよりも、

 

英語の音のまとまりに気づき、自分で読めそうという感覚を持つこと

 

だと考えています。

この「読めそう」という感覚は、こどもにとってとても大切!

できるかどうかを試される感覚ではなく、「あ、これ知ってる」「これ、前にも聞いた」「もしかして読めるかも」という感覚。

そこから文字読みが始まると、英語はこどもにとって、覚えなければならないものではなく、自分で気づいてつながっていけるものになりやすいんですよね。

 

ライミング教材なのに “Phonics” と書かれていることがある

 

こちらで取り扱っております、『フォニックスのルールなしで自分の力で英語絵本が読めるようになる!文字読みスターターセット』。

教材のセット名にもありますように、「フォニックスのルールなし」で取り組める教材です。

ライミングを知ることで読めるようになっていく教材となっています。

でもこのセット内の教材をよくよーく見てみてください^^

これでは、ちょっと分かりにくいですね^^;

では、クローズアップしてみますね!

少し分かりにくいかもしれませんが、

ライミング教材のタイトルが “Phonics” となっている



のです^^

これ、この教材だけでなく他の教材にもみられる事です。

そう、

ネイティブの言う『フォニックス』って、『フォニックスの取り組みの中にライミングがある』という形となっている



のです。

なので、ネイティブの子達もフォニックスというカテゴリーに取り組んではいるのですが、ライミングをベースとした取り組みなのです。

そういった事を踏まえると、

「フォニックスよりもライミング…」と教材を探される際、教材のタイトルが「フォニックス」となっているから手に取らないではなく、実際に手に取ってみて中を見てみるようにして



みると候補となる教材がグンと増えたりします^^

このように、「ネイティヴのいうフォニックス」と「日本の英会話教室などがいうフォニックス」には違いがあるのです。

…という事で、英語の文字読みに関して多くのママたちが悩まれる「フォニックス」についてでした♪

https://youtu.be/UotuNbFhq-g

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