東大五月祭は子連れで楽しめる?こどもの「好き」と探究心が広がる大学文化祭の見方

週末、東大で開催された文化祭『五月祭』に、1年生の娘と一緒に行ってきました!

「大学の文化祭」と聞くと、

 

学生さんたちが楽しむ場所
大学生向けのイベント
小さいこどもには少し難しそうな場所

 

というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが実際に行ってみると、東大の五月祭は、こどもと一緒に楽しめる企画も多く、親子で十分楽しめる大学の文化祭でした。

そして、今回の東大の文化祭である五月祭へ参加する上で、私が親として掲げていたテーマが、

 

好きな事・興味あるものに一生懸命そして楽しんでいる人たちのパワーを肌で感じて欲しい

 

ということ。

親子で大学文化祭に行く大きな意味は、ここだと私は感じています。

 

【今回のポイント】

・東大の五月祭は、こどもと一緒に楽しめる企画もある
・全部回ろうとするより、こどもの反応したものをみることが大切
・大学文化祭は、勉強を意識させる場所というより『好きに本気な人』に出会える場所
・こどもの反応には、その子の興味や探究心の入り口のヒントが隠れている

 

東大五月祭は、こどもと一緒に楽しめる文化祭でした

 

今回、東大五月祭に行ってみて感じたのは、こども向けにも楽しめる企画がいろいろ用意されているということでした。

こどもが乗れるリニアモーターカーがあったり…

 

 

そのリニアモーターカーの仕組みを、こどもにも読める形で説明してくれていたり、

実験についても、学生さんたちがこどもに分かりやすく一生懸命説明してくれていたり。

サイエンスショーも、たくさんのこどもたちが来場することを前提にした構成になっていて、こどもたちはとても楽しんでいました^^

ちなみにこのサイエンスショー。

とても人気で、広場はぎゅうぎゅう!

それだけ、こどもと一緒に五月祭に来ているご家庭が多いのだな…と感じる場面でもありました。

東京大学の構内は、とても広いので、1日を全て回るのはなかなかと難しい!

今回は工学部系の企画を中心に回る形になりましたが、それでもいろいろな体験をさせてもらうことができました。

行く前は、五月祭の公式サイトで企画検索やマップ、来場案内を確認しておくと安心ですね!

特にこどもと一緒の場合は、『全部見る』よりも、『気になるものをいくつか選んでおく』くらいの方が、親子ともに楽しみやすいと思います。

 

東大五月祭は、学びのディズニーランドだった

 

東大の五月祭に参加して思うのは、『東大の5月祭は学びのディズニーランド』という表現がかなりしっくりくるような場所なんですよね。

それだけ

 

あちこちで何かが動いている
いろいろな分野の世界が並んでいる
知らないことに出会える
目の前の人たちが楽しそうに何かを作っている
好きなことに本気な空気がある

 

そういう意味で、こどもにとっても大人にとっても、学びの入り口があちこちにある場所だと感じました。

大切なのは、そこで『何を学ばせるか』を決めすぎないこと。

リニアモーターカーを見たから理科に興味を持つかもしれない。

実験を見たから科学が好きになるかもしれない。

学生さんの説明を聞いて、人前で話すことに憧れるかもしれない。

仲間と楽しそうに活動している姿を見て、「こういう場所っていいな」と感じるかもしれない。

 

 

 

こどもがどこに反応するのかって、行ってみないと分からないんですよね^^

だからこそ、面白いのだと感じたりします。

 

親として大切にしていたのは、『東大を見せること』ではない部分

 

今回、五月祭に行く上で私の中であったテーマは

 

好きなこと・興味のあることに、一生懸命、そして楽しそうに取り組んでいる人たちのパワーを肌で感じてほしい

 

というもの。

普段から私は、こどもに

 

大学は自分の好きと興味あるものを思いっきり楽しむ人がたくさん集まっているところ

 

とお話をしてきただけに、サークルのショーや模擬店、実験や展示を見ては、

 

・「やってみたい事とか好きな事とか色んな事に挑戦して楽しんで格好いいなぁ…」
・「みんな仲間と楽しそうだなぁー!」

 

と何度か口にしていた娘です。

 

 

娘が憧れたのは、『東大』という名前そのものではなく、そこで楽しそうに活動している学生さんたちの姿だったのだと思います。

 

大学文化祭は、「勉強しなさい」を伝える場所でなくていい

 

こどもと大学に行くと、つい大人は、「こういう大学に行けたらいいね!」「お勉強を頑張ったら、こういうところに来られるよ。」と言いたくなることがあるかもしれません。

でも、私はそこは急がなくても良いと思っています。

むしろ、こどもに届きやすいのは、お勉強の必要性を説明されることよりも、「好きなことを楽しんでいる人たちって、なんだか格好いい」と感じることなのではないかな…と思うのです。

こどもの学びって、正論だけではなかなかと動きませんしね!

「やった方がいいよ!」と言われたから動くというより

 

面白そう
自分もやってみたい
なんか気になる
ああいう人たち、楽しそう

 

そういった感覚からじわっと動き出すこともあるものです。

だから大学文化祭は、進路を決めさせるような場所ではなく、

 

「好きが深まった先に、こんな世界もあるんだ!」

 

とこどもが感覚で受け取る場所として見ていく、いや、そういった機会としてどんどん参加してみるのが良いのかなと感じています^^

 

こどもの反応には、その子の興味の入り口が出ている

 

こどもは、大人が「これは学びになりそう!」と思ったものに反応するとは限りませんよね^^

実験そのものに反応する子もいれば、

模型や装置の動きに目が向く子もいる。

説明してくれる学生さんの話し方に惹かれる子もいれば

仲間同士で楽しそうにしている雰囲気に反応する子もいる。

なかには、会場の音や人の多さに疲れてしまう子もいますよね。

でも、その反応の中に、その子が世界とつながる入り口が見えていることもあるんですよね^^
 
 
たとえば
 
仕組みに反応する子は、構造や原理への興味があるのかもしれない。
人の説明に反応する子は、対話や表現を通して理解するタイプかもしれない。
展示の見た目や模型の反応する子は、視覚的に全体を捉えることが得意なのかもしれない。
「人が多くて疲れた」と感じる子は、刺激の量を調整しながら体験することで、もっと安心して学びに向かえるのかもしれない。
 
そう、大学文化祭で見るべきなのは、『どれだけ多くの企画を回れたか』ではなく、
 
こどもがどこで立ち止まったか
何に目を向けたか
何を面白がったか
何に疲れたか
 
なのだと思います。
そこに、この子に合う学び方や関わり方のヒントが隠れていることがあるのものです^^
 

帰ってからの声かけで、体験がその子の学びにつながる

 
五月祭のような体験は、『行って終わり』ではなく、帰ってからの会話でもう一段深まるものになるもの。
ただ、この時に「何が楽しかった?」だけで終わらせてしまうと、こどもによっては「楽しかった」で会話が閉じてしまうこともあるんですよね。
もちろん、それでも十分なもの。
ですが、少し視点を変えるとこんな声かけがあったりします。
 
・どの場所が1番立ち止まりたくなった?
・どの学生さんの説明が印象に残った?
・何が『すごい!』と思った?
・自分だったら、どんな展示を作ってみたい?
・もう一度行くとしたら、どの分野が見たい?
・あれって、何が面白かったんだろうね?
・見ていて疲れた場所と、もっと見たかった場所はあった?
 
ここで大切なのは、感想を上手に言わせることではないんですよね。
 
 
こどもの中に残った引っ掛かりを一緒に見つけていくこと。
『楽しかった』の中にも、
 
仕組みが面白かった
人が楽しそうだった
自分も作ってみたくなった
説明が分かりやすかった
音が大きくて疲れた
人が多くてびっくりした
 
など、色々な要素が入っているんですよね。
その要素を少しずつ言葉にしていくことで
 
その子が何に惹かれやすいのか
どんな入り方だと学びやすいのか
どんな環境だと力を出しやすいのか
 
が見えてくることがあるのです。
 

おうち英語やグローバル子育てにもつながる『体験の見方』

 
私は、おうち英語も英語を、できるようにさせていくように触れたり、教え込むことが目的ではないと考えています。
英語は、こどもが『自分を知り』、『自分を表現』し、世界とつながっていくための1つのピース。
だからこそ、日常の体験や親子の会話の中で、
 
何に興味を持つのか
どんな時に言葉が出てくるのか
何を見た時に目が動くのか
どんな人の姿に憧れるのか
 
を見ていくことがとても大切だと感じています。
大学文化祭のような場所は、英語とは直接関係ないように見えるかもしれません。
ですが
 
好きなことを見つける
興味を深める
人の話を聞く
自分の感想を言葉にする
「自分だったら?」と考える
 
こうした経験は、【ことばの土台】にも、【表現の土台】にも、【探究の土台】にもなっていきます。
英語だけを増やすのではなく、言葉とつながれる心と脳を育む。
その意味でも、こうした体験には大きな価値があると感じています。
 

大学文化祭は、こどもの『好き』を見つけるきっかけになる

 
東大五月祭は、こどもとても楽しめる文化祭でした!
リニアモーターカーや実験、サイエンスショーなど、こどもが楽しめる企画もあり、親子で十分楽しむことができる時間です。
そんな中、個人的に1番心に残ったのは、企画そのもの以上に、好きなことに本気で向き合っている学生さんたちの姿でした。
こどもにとって、そういう人たちの空気に触れることは、「お勉強しなさい」と言われるよりもずっと自然に
 
学ぶって楽しそう
好きなことを深めるってかっこいい
仲間と何か作るっていいな
 
と感じるきっかけになるものだと思います。
親子で大学文化祭に行く意味は、早く進路を決めることではなく、その子が『何に目を向け』、『どんな姿に憧れるのか』が見れる機会。
この機会こそが、その子に合う学びの入り口が見えていける機会であると思っています。
そんなこどもの学びのタイプ・興味や思考タイプを整理されていく伴走の1つとして、そんな視点の気づきの場として、FOCUSという場もこちらでは設けています。
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