英語読みのスタートのきっかけがその後の多読時間に違いを生むからこそ大切なおうち英語の取り組み方

  • 2020-03-24
  • 2024-10-08
  • Blog

こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。

先日、オンラインサロン『英語をこどもの個性を活かすツールに!グローバル子育てオンラインカレッジ』にて、4月から3期目の募集が始まりますRaz-kidsについてのオンライン説明会を開催しました。
(2020/3 開催)

その時にも触れた『読み』についてのお話を今回、こちらでもしてみようと思います^^

こどもの発達ステップを考えるからこそ英語の文字読みは、
所謂フォニックスではなくライミングから。

英語の文字読みは、こどもの発達ステップを活かしたバイリンガル子育てをするからこそ、所謂フォニックスではなくライミングからスタートすることが大事

ということを今まで、こちらのブログはじめ色々な場面でお伝えさせて頂いております。

そもそも、

・そもそも日本でいう『フォニックス』と海外でいう『フォニックス』の括りが違う
・海外の現地のこどもたちも最初から所謂フォニックスをスタートとしていない

という時点で実はフォニックスを英語の読みのスタートにするのは違うんですね^^

ネイティブたちがいう『フォニックス』と日本でのいわゆる『フォニックス』の違いについてはこちらに以前書いていますので、良かったらこちらのブログ記事をお読みくださいね!

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こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。先日、こちらの記事にて『フォニックスのルールを知ることは必須か否か』について書きました。これを読んで頂くと、 え?!でも、ネイティブの[…]

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『母国語方式』でおうち英語なバイリンガル子育てをされるのであれば、なおのこと大事な点です。

上記の点からもフォニックスではなく「ライミング」から行った方がよいのですが、もちろん理由はそれだけではありません^^

こどもの『個』やこどもの『持つ力』を引き出し伸ばすことを心がけていくのであれば、実はフォニックスのルールをこどもに伝える事はそれの真逆を行っているといえる程、こどもの発達ステップを無視したものに近いとも言えるのです。

というのも、

・特に6歳くらいまでのこどもは、『音』を通して学ぶ事に長けており、
 複雑なルール等を理解して行う事をまだ得意としない時期

・『リズムを通して身につける』というのが
 『英語習得をしやすいタイプ』にし続けていってくれる何よりもの鍵


というのがこどもの発達の特徴だからですね。

これは、こども期の脳の成長発達にとても密接に関係があるのです。

こちらにも少し、その部分に触れて書いたブログ記事がありますね。

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こんにちは、こどもの個性を活かしグローバル力を育てるバイリンガル子育てコンサルタント、林智代乃です。こちらで取り扱っております、『フォニックスのルールなしで自分の力で英語絵本が読めるようになる!文字読みスターターセット』。 […]

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上記までの理由により、「フォニックスのルールは教えなくて大丈夫!やるのであればライミングからしっかり触れましょう!」というお話をオンラインカレッジでさせて頂きました。

『英語のかけ流し』は「読み」においても大切だから、
おうち英語なバイリンガル子育てで欠かせない取り組み


では、

「フォニックス」は教えなくても良いのか

ですよね。

これに関してですが、

いちいちルールを覚えるようなフォニックスは教えなくてもOK

です。

実際、ネイティブもそんなルールを学びながら英語の読みを進めていません^^

以前、

・ホームステイ先にいた文字読みを始めたばかりのお子さんも
・研修先の現地幼稚園でも

いわゆる日本で行われているフォニックスのルールは学んでいなかったですね。

でも「読む」事ができています。

というのも

ABCの(アルファベット読みでない)フォニックス音とライミングパターンを理解できれば、あとは『耳の記憶』により予測読みができるから

なのです。

『耳の記憶』とは「今まで聞いた事がある単語」という事ですね。

そうやって読めていく単語が増えていく事で、またその中でパターン等を認識し読める語が芋づる式に増えていくのです^^

そう、『聞いた事ある単語を増やしていく』事が「英語の読み」に関しては大切で、その環境を『かけ流し』を通して作っていく事がおうち英語なバイリンガル子育てにはフォニックスのルールを教えるより大切なのです。

我が家の娘も、文字読みで触れたのは少しのライミングのみ。

あとは予測で勝手に読めているので、文字読みに苦労した事はないですね。

…という事で、

フォニックスのルールに触れるよりも、英語のかけ流しをたっぷりしている方がよっぽど意味がある

という事です。

英単語、フォニックスのルールで読める方が少ないですしね!

読解力をつけていく上で大切な事は『イメージ』


「読む」という作業の上で大切なのは、

書かれている内容を「知る」のではなく「理解する」事

です。

この『知る』と『理解する』には大きく違いがあります。

これについてはまた別の記事で改めて詳しく書きたいと思いますが、

『字面を読む』のではなく、『読んで瞬時にイメージする』ことが大切

という事ですね。

この点でいうと、

フォニックスから読みに入る場合、「読める単語」は増えていくけれど、どれも拾い読みに近い感じなので字が読めても瞬時にイメージし辛く理解が伴っていなかったり、そこで触れた語を覚えずに進んでいく事が多かったりするのが特徴的

だったりします。

逆に、

ライミングから読みに入ると文字の塊で身につけていくので、瞬時にイメージしながら読めるので、早い段階で『読み=イメージしながら』の習慣がつき、単語の覚えも早い

んですよね。

そういった違いもあるので、「読み」のスタートの入り口選びは大切です。

この部分に関してはこちらでも詳しくお伝えしています。


https://youtu.be/GL8a0Yk0_1E

『文字読み』は日英共に
年齢軸ではなくこどもの興味でスタートを!


お問い合わせではよく、

もうすぐ4歳になるので、文字読みを進めた方がよいでしょうか?

といったご質問を頂く事があります。

文字読みは

お子さんの年齢を軸が文字読みスタートの決め手ではなく、お子さんの『興味』が文字読みスタートの決め手

です。

声を大にしていいたのがこの部分であり、決して周りのお子さんの様子から焦られて等のスタートはやめてくださいね!

本人が興味ない時に触れるものほど効果的でないものもないですし、小さな時はある程度素直に取り組んでくれたり結果も出やすいですが、あとから必ず反動があるものなので。

『興味を持っている時』に触れるのはそれこそ『言語習得に優位な脳が活発』になるので、読んで得たものはスムーズに入りやすいという違いは本当にあります。

このように、

タイミングを待って行うからこそ得られる効果は本当にたくさんですし、持続性のある多読時間が始まっていく

ものです。

また「そのタイミングだったからこそ得られるメリット」も本当に多々です。

例えば、我が家の娘のこんな例もありますね!


親がこどもにするのは能力のインストールではなく、こどもが自ら引き出していった興味をサポートする事。

そうするから、自ら読むをグングン楽しむだけでなく、そこからどんどん広げていくものもあるのです。

「タイミングを待って与えたから本好きでたくさん読むようになった」という事例は結構いっぱいあります^^

質の良い多読時間を過ごすためにもこの部分を忘れないでくださいね!

 

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International Exchange(国際交流プログラム)

“伝え合う”がゴールの交流プログラム。

 

日本と海外のこどもたちが、文化・気持ち・ことばを伝え合う
オンラインの国際交流プログラムです。

 

ただ「英語で話す」ことが目的ではなく、
「どんなふうに伝えたらいい?」
「何を伝えたい?」を、自分で感じて言葉を選ぶ力を大切にしています。

 

ウズベキスタンのこどもたちとはプレゼンのやりとり、
アメリカの私立校のこどもたちとは、共感や価値観の違いを超える対話を。

 

ことばを超えて通じ合う体験を通して、
“グローバル”を身近に、自分ごとにしていきます。

おしゃべりFriday (日英ディスカッション)

言葉で、思考をほぐす金曜日。

 

月に2回、

第3金曜は【日本語】、

第4金曜は【英語】で行う
テーマ型ディスカッションの場です。

 

「自分の思いをどう伝える?」
「相手の考えをどう受け取る?」

 

そんなやりとりを、日本語と英語の両方で経験していきます。

 

ポイントは、「正解」を言うことではなく、
“自分の言葉”で考えてみる・伝えてみること。

 

話すのが得意じゃなくても大丈夫。
聞くことも、感じることも、ぜんぶが参加。

 

こどもたちの思考力・表現力・対話力を、じっくり育てていきます。

Jigsy Club(クラブ活動)

Jigsy Clubは、

こどもたちの「今、好きなこと」や「気になること」を入り口に、
仲間とつながり、学びを深めるオンラインのクラブ活動です。

 

Minecraftや歴史、STEAMや投資など
それぞれのテーマに合わせた“ゆるいつながり”の中で、
自分のペースで参加しながら「好きの理由」や「楽しいポイント」を
誰かに話したり、聴いたりする体験を積んでいきます。

 

「自分って、こんなことが好きなんだ!」
「言葉にすると、もっと面白くなる!」

そんな発見のある、こども主導の対話とつながりの場です。

Open Space (サークル活動)

メンバーの「やってみたい!」から生まれる、
ちょっとゆるくて、

でもちょっと本気な “やってみる場” です。

 

 

たとえば…

 

✔ 英語をちょっと使ってみる【英語部】
✔ 1日を心地よく始める【朝活サークル】

 

定期活動じゃなくてOK。義務もルールもなし。
「やってみたいときに、やってみる」だけ。

 

誰かの「一緒にやろう〜!」がきっかけで始まったり、
好奇心からふわっと芽が出たり。

 

正解のない“あそび場”として、

いろんな小さなチャレンジが育ちます。

 

Open Spaceは、自由に試せる自分発見ラボ。
ちょっと一歩、踏み出してみたくなったら、ここにどうぞ🌱

Jigsy café ー 雑談のなかに、ヒントがある。

月2回、おうちの方同士がオンラインで集まり、
「子ども・自分・家庭」について、自由に話せる場です。

 

✔ 誰かの一言でモヤモヤがほどける
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テーマは毎回ちがいます。

 

たとえば…

 

📍「進路って、そもそもなんだろう?」

📍「わが子の“特性”、どう言葉にすればいい?」

📍「子育てとお金の話、どこまで話す?」

 

 

“雑談なのに、深い”。
そんな空気感を一緒に味わいたい方、ぜひどうぞ。

問いを深める、月1回の学びの時間

月1Lab. (セミナー)

おうちの方向けに月1回、

テーマを絞ってお届けするセミナーです。

 

毎月

「今だからこそ役立つリアルなテーマ」をピックアップ。

 

または皆さんのリクエストに応じて、

英語・発達・思考・海外教育・受験 など、
広い視点で“学びのヒント”を共有します。

 


専門性と現場経験に基づいた実践内容
難しい話も「わが子にどう活かせるか」が見える設計
アーカイブ付き・繰り返し視聴OK

 

 

「知らなかった」を「やってみたい」に変える。
そんな時間をお届けしています。