夏休みの振り返りはグローバル子育てに欠かせないこどもの自己認知の機会

こどもの発達と個性を活かしバイリンガルを育てるグローバル子育て、林智代乃です。

夏休みが既に終わっている学校もあると思われるこの時期ですが、我が家の娘の学校は「夏休みもあと少し!」という時期。

夏休みが明ける…とは言え、娘の場合は不登校とは少し違う超絶ブレンド型登校。

6月中旬から学校を休み続けてそのまま夏休みに突入していますし、2学期が始まっても学校を引き続きお休みする日も多々あると思うのですが、やっぱり『夏休み』はちょっと気持ち的にこどもにとっても違う様子。

いつもと違う時間軸で過ごす夏休みだからこそ、やっぱり伸びるものがある夏休みですよね^^

だからこそ夏休みの終わりは
こどもの自己認知の機会


として過ごすのにおすすめの機会です。

色々な体験や挑戦ができる夏だからこどもと振り返りたい夏休み


夏休みは、冬休みや春休みなどのお休みと違って特にいつもと違う時間軸でたっぷり過ごす事ができる機会!

それもあり、夏休みは色々な事を体験・挑戦できたり、それにより興味関心が広がっていったりする機会でもあり、こどもが心身共にとっても成長がある時間だったりしますよね。

私自身、小学生から高校生までを受け持たせて頂いた塾講師時代はじめ幼稚園教諭時代、そしてキッズのコーチングでご一緒させて頂くお子さんたちを見ていても、やっぱり夏は皆ググッと成長しています^^

やはり『時間的余裕』により生まれる『余白時間』・『気持ち的余裕』って、とっても大切だなぁ…とその度に改めて感じます。

そんなこどもの成長をググッと感じるこの貴重な機会にこそ、こどもとしたい事は『夏休みの振り返り』。

夏休みが終わろうとしているこの時期、例年通り私も娘と共に『今年の夏休み』を振り返ってみました^^

『出来事』よりも『自分自身』を振り返ってみる


娘と夏休みの振り返りとして話すことは
・この夏休み新しく興味を持ったことや楽しんだことって、あった?
・夏休み、自分的に『成長したなぁ…』と思うところはどんなところ?
・自分的に「新しい自分」に出会ったとかあった?


といったところ。

楽しかった思い出を振りかえってもらうというよりは、『自分自身』の事について振り返ってもらう感じです。

因みにこの振り返りでのポイントは、『ポジティブな振り返り』というところ。

「できなかった事」や「もう少し頑張れそうな事」などではなく、『ポジティブな視点からのスタート』というところが、何気ないのですが大きなポイントだったりします。

例えば娘の場合、
・いつもよりも『文字』を頑張って書いてみた!
・そしたら少し書けるようになってきた!
・『ちょっとだけ踏ん張ってみる』ができた!


というものでした。

『書く』にパワーが要る娘、そして興味の転導性が高くその上興味関心が持てないものに向き合う事が難しい娘。

そんな娘は確かにこの夏、『書く』に挑戦しそして「もう少し頑張ってみよう!」で取り組む事ができていたのですが、そこがポイントというよりも何よりも
そんな自分にこども自身が気付き、こども自身が自分を認めていける事がとってもポイント


なんですよね。

自分を認める事で自分にポジティブフィルターを作れる


自分自身を振り返り、自分自身を認める


この部分がポイントとなる理由その1つは、
自分自身に対してポジティブフィルターを作っていくことができるから


というところ。

共に振り返る時間を通してこどもが伝えてきてくれた、自分自身に対するプラスの気付き。

ここに対して『認め』『褒める』言葉をこちらがこどもに掛けていくことで、こどもは、「やっぱり自分はそうなんだ!」と思えるんですよね^^

そうなると今度は、
・次なる課題に出会った時、「そんな自分だから向き合える!」という想いから【自己効力感】を育み
・『自分は常に成長している』という想いから、物事に対する【挑戦心】を育むようになり
・ポジティブに目を向けていく習慣等からも【レジリエンス】も育まれていく


んですよね。

そしてそれが自分に対する【ポジティブフィルター】となっていく^^

なぜなら人は受け止めてもらう(受容される)ことでそれが安心土台という自信になって育っていくから。

そうしていくと、自分にとって苦手だったりパワーが要るものに出会った時、『できる』と感じているもの・出来ているものでどうにか工夫して乗り越えようと向かっていったりするんですよね。

実際の程は言ってしまえばどうでもよく、ここで大事なことは『どれだけ出来ていたのか』の程度ではなく『自分をどれだけプラスに捉えられているのか』というところ。

ポジティブな言葉が聞けたらそれでOKなくらいです^^

因みに『絵本』という存在は、気付きをくれるだけでなく背中を押してくれるような存在。

『自分を知る』という作業の時に併せて読んでみるとおすすめな本を少しご紹介させていただきますね!

【I Am Courage: A Book of Resilience】


【Resilience: A book to encourage resilience, persistence and to help children bounce back from challenges and adversity】


【Hey There! What’s Your Superpower?: A book to encourage a growth mindset of resilience, persistence, self-confidence, self-reliance and self-esteem】


常に自分を知ろうとすることはグローバル子育てにおいて大事なこと


自分自身を振り返り、自分自身を認める


この部分がポイントとなる理由2つめは、
自分を知る事がこれからの時代に活きる人としてのキーポイントだから


というところ。

以前の下記のブログ記事にて、『自分ストーリーを持つ事の大切さ』について書かせていただきました。


『何がどれだけ出来るのか』ではなく『あなたは一体どんな人なのですか?』が問われ、そこへの表現力として諸々の力や知識を付けていく事が大事になってきます。

だからこそ、上記のブログ記事にも書いていますが、
客観的な視点から『自分』という人間を振り返り、自分の考えや言動から気付きを得る力『内省力』が必要となっていく


訳です。

それを踏まえていった時、こういった『自分の成長を振り返る』という時間はとっても大切になってくるのです。

因みにこういった振り返りを我が家は夏休みに限らず学期末や年末・年度末などのタイミングで結構しているので、割と娘は俯瞰した点から自分を捉えたりする事が癖づいている感じです。

小さな積み重ねが習慣やくせを作っていってくれるなぁ…と思う今日この頃です。

自分を知る事は相手を知る事


『相手を通して自分を知る』とよく言われたりします。

確かに『相手の価値観』に触れた時、『自分が持つ価値観』に気付いたりするものです。

ただそれと同時に、『自分を知ることは相手を知ること』でもあると私は感じています。

自分のことを知ろうとする姿勢、そしてプラス面を見つけてみようとする姿勢は自ずと、『相手のプラス面はどこか』と『相手を知ろう』という姿勢になっていくからですね。

時になかなかプラス面を見つけ難い状況もあったりするもですが、その際も『相手を知ろう』という視点で関わるので、時に自分の中で折り合いをつけられるポイントが見つけられたりするんですよね。

…と『知ろう』とするので、そこでまた更に自ずと生まれるのは『聴く』という姿勢。

これもとっても大事だなぁ…と思うんです。

これからは『個性の時代』と言われて久しいですが、この『個の時代』の意味は、1人目立てば良いというそれではなく、
個性を輝かせることで生まれる強みを活かし合う【協力】【協調】の時代がくる


ことの意を含めてのそれ。

お互いの強みを活かし合っていく上で、相手に対して『耳を傾ける』という作業はとっても大切だからですね。

今求められる『リーダーシップ論』って、この力の有無とも言えます。

このように視点を発展させていくと、ちょっとした小さな『振り返り時間』なのですが大きな意味を持つものになっていきます。

『思い遣り』や『共感力』だったり…と。

因みに『相手を知る』という視点に関してですが、我が家の娘にとってこれらの絵本はとても届くものがあったようです。

【Just Ask!: Be Different, Be Brave, Be You】


【Say Something!】


良かったらご参考までに…^^

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